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VR THEATERでの思い出

自己紹介文にも書いてありますが、私は以前DMM VR THEATERで劇場スタッフのアルバイトをしていました。


ペッパーズゴーストの技法で上映される3Dキャラクター達の劇やライブを上映していて、来場してきたお客さんはコンテンツの熱狂的なファンで、劇場内では皆さんペンライトを振りアイドルたちのダンスやコールアンドレスポンスに盛り上がっていました。


そんなアルバイトでやっていた公演で特に印象的なものが二つ。定期的にイベントを行う女性向けコンテンツ「ときめきレストラン」や、「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE」です。


前者は私がバイトを初めて最初の大規模イベントで、外は真夏の炎天下が照らす中、入り口で一時間に400人弱の接客は骨が折れました。けれど、コンテンツを楽しみにしてやってくるお客さん達を見ていると、別のコンテンツで好きなものに夢中になる自分と重ねて自然とやる気が出てくるものでした。気づけば一日に1000人規模の接客を楽しみながら続け、自分は他人を喜ばすのが好きなんだなと確信しました。


THE IDOLM@STERでは毎回、同作品のアイドルの1人が主演で行うライブだったのですが、その天海春香主演の公演。劇場スタッフである私たちの内、女性スタッフは天海春香のシンボルである赤いリボンを頭に付けるといったちょっとしたサービスで盛り上げていました。男性スタッフはその日私だけだったのですが、男性は特に指示はされていませんでした。

しかし、初回の接客をしているとお客さんから「男性スタッフは何もつけたりしないんですね」と残念がられることが多々あり、クライアントであるバンダイナムコの方に話を通して許可を頂き、同僚やマネージャーを交えて「名札にリボンを巻く」という結論に至りました。

二回目以降はそれについてお客さんからも反応が良く、後日Twitterで公演のエゴサーチをしているとレポ漫画を見つけ、そこにリボンを名札に巻いた男性スタッフのことを描いて貰っており、同僚のグループで自慢したりもしました。

アイマスは昔から私も大ファンで、働きながらお客さんと一緒に楽しんでいたため、そうしたサプライズなサービスには積極的に参加し、公演を盛り上げる事に注力していました。


今は諸事情で既にバイトを辞めており、別のことをしていますが、可能であればすっとそこで働いてたかったなと。すこしおセンチになってしまいました。