1
/
5
This page is intended for users in Singapore. Go to the page for users in United States.

バーチャルマーケットβ開始に際して

初めまして、もしくはご無沙汰しています、VR法人HIKKY代表の舟越です。

筆不精で(というか文章を書くのが苦手で)こういった発信をするのは非常に久しぶりになってしまいましたが、ついに僕たちHIKKYが一つ目標にしていた「バーチャルマーケットβ」をリリースするこのタイミング、ここで書かなくていつ書くんだということで、いろいろ書きたいと思います。


ずっと違和感を感じていたこと

これまで、僕は縁に恵まれてクリエイターさんとたくさんのお仕事を一緒にしてきました。
僕自身には何かをクリエイティブするスキルはなく、だからこそクリエイターさんたちの仕事を尊敬してたのですが、そんな中、ずっと感じている違和感がありました。

それは一言で言うと「クリエイターさんとその作品がきちんと評価されていない」ということなのですが、例えば絵描きさんやモデラーさんがもっとスターになってもいいはずだし、彼らの作品がIPホルダーたちによってがちがちに縛られ、作り手ですら自由に発信や創作ができなかったり、二次創作の作り手たちがすごく活躍してるのに公式からは無いものとして扱われたりしているなど、クリエイターさんを取り巻く環境にどこか違和感を感じていました。

バーチャルマーケットが貢献できたと思うこと

そんな僕にとって、完全に新しいフロンティアであるVRとアバターカルチャーは、こういった課題に挑戦するのはうってつけのフィールドです。みんなと一緒に作ったバーチャルマーケットを通じてであれば、この課題を一部でも解決していくことができるんじゃないかと思い、出展してくださる企業さんやクラウドファンディングに協力してくださる皆さん、そして何より頑張ってくれているクリエイターさんたちやスタッフさんたちに負担をかけながらなんとか3回目まで続けてきました。

おかげで最近は多くの企業さんやメディアさんがこの新しい領域の可能性に気付き始めています。メディア取材や大企業からのお問い合わせも増えており、クリエイターさんやその作品のすばらしさを広く発信できるようになってきました。

バーチャルマーケット開催前後で、アバターを購入する人が増えている、という調査結果もあるようで、(https://note.com/shogo_vr/n/n132de95d3cd5#ibs6f)クリエイターさんの作品にお金が払われる事例が増えたことも、素直にうれしく思っています。

今の課題

でも、未だアバター周りだけでも解決すべき課題はたくさんあります。

今後、より多くの人々が自分だけのアバターを持つには、現状ではBlenderやUnityの知識が必要になるなどハードルが高いです(難しくないですか?僕にはちょっと難しかったです)。結果作品の数の増加に需要(ユーザー)の増加が追いついていない状態になってきているように思います。

また、特定アバターのための専用衣装とか、様々な作品の形も生まれてきていますが、販売方法などちゃんとサポートされておらず、BOOTHなどに出品するというやり方しか無いように見えます。

バーチャルマーケットβで目指すもの

バーチャルマーケットβは、こういった課題に対する一つの選択肢になってほしいと思って作ったECサイトです。クリエイターさんと作品を不正使用や権利侵害などから守り、かつユーザーさんにとって便利で公正あることを目指しています。

今後実装していきたいと考えているのが、まず、今二次創作と呼ばれているもの、例えば特定のアバター専用の衣装だったり、あるいは何かの作品を元にした二次創作アバターなどを一定のルールの下で「関連商品」として開放する、というものです。二次創作側はオリジナル側に売り上げの一部をシェアし、オリジナル側は二次創作を公式に関連商品として紹介する仕組みです。これによってオリジナルの著作権者や企業、二次創作を楽しむユーザーさんの双方にとってハッピーな場が作れると考えています。

次に、そうやって集まった様々な作品を組み合わせて、自分だけのアバターをバーチャルマーケットβのサイト上だけで作れるようにすることを目指していきます。また、買うだけでなく依頼して作ってもらうなど、自分だけのアバターを持って個性を表現したい、という思いをサポートしていきます。

そして究極的には、他のプラットフォームの皆さんと協力体制を築き、VRChatでも他のVRプラットフォームでも、あるいは配信プラットフォームなどVRではない領域でも、バーチャルマーケットで購入したアイテムが自動的に使えるようになる、という形を目指していきます。これによって、クリエイターさんとその作品の活躍の場、つまり需要を増やしていきたいと考えています。

とはいえ、今はまだ本当に最低限の買い物だけができる、プロトタイプと呼ぶべき段階です。今言ったような機能だけでなく、皆さんにとって利益になること、便利になることを積極的に実装していきたいと考えていますので、ぜひ使ってみて、積極的にフィードバックを頂けたらと思います。みんなで作っていくECサイトというのが理想の姿です。

みんなで発展する

こういったことを実現していくために、βでは一定の販売手数料をいただく必要があります。もしかしたら、手数料が高いといった声が上がるかもしれません。また、自分の作った作品の売り上げは自分だけのものだ、という主張もあるかもしれません(たとえそれが二次創作であっても)。

しかし、バーチャルマーケットやβをさらに発展させるためには、そもそも僕たち自身が一定の収益を上げて開発を続けていく必要がありますし、そうすることでこの市場をより良い環境に整え、結果クリエイターさんたちにとって活躍しやすい場にしていくことができます。また、オリジナル作品の著作者や企業に売り上げがシェアされることで、オリジナル側もその作品を応援しやすくなりますし、結果的に市場全体の拡大にもつながっていくでしょう。

バーチャル空間はできたばかりの市場で、だからこそ健全に、みんなで発展していくことを目指していくべきだと考えています。

未来に向けて

VRの普及には一部で未だ懐疑的な声もありますが、スマホが世に出たときを思い出すと、誰もが「こんなの使わないよ」って言ってたのが、今やスマホを持っていない人の方が少ないほどになりました。

ヘッドマウントディスプレイもこれからさらに小さく軽くなり、普及が加速していくでしょうし、ARグラスなんかが出てくると、クリエイターさんたちの作品はバーチャル空間を飛び出し、より広く使われるようになっていくはずです。

バーチャルマーケット、そしてVR法人HIKKYは、これからもクリエイターさんの活躍の場を増やすことを目指して頑張っていきたいと思っています。

仲間を募集しています!

VR法人HIKKYは、バーチャル空間の未来を創っていく為の仲間を募集しています。

HIKKYでは、バーチャルマーケットというバーチャル空間の市場づくりや、ユーザー自身が「開拓者」としてアニメの世界に参加することができる新しい形のアニメプロジェクト「モクリ」など、VRに関わる様々なプロジェクトに取り組んでいます。

中にはVR空間でしか出社しないメンバーもいます(現実のオフィスは恵比寿にあります)。バーチャルマーケット主催のフィオも家から中々出てきませんが、そんな働き方の多様さも「VR法人」らしくて良いな、と思っています。子どもを連れて出社するママさん社員もいますし、自由な社風を目指しています。

そんなHIKKYですが、企画、制作、営業、開発…。人はまだまだ足りていません!

バーチャル空間の発展や未来にかける熱意や想いがある方、ぜひ一緒に開拓していきましょう。

現実のオフィスでも、バーチャルオフィスでも、ぜひ一度遊びに来てみて下さい。

(募集詳細は後日改めて公開しますので、お待ちください)

49 Likes
49 Likes