こんにちは、新森清志です。大阪を拠点に、フリーランスのフロントエンドエンジニアとして、中小企業様や個人事業主様の Web 制作を支援しています。
今日は、業務とは別に自主制作として作っている「スライダー実装のデモサイト」についてお話ししようと思います。クライアントワークの実績ではなく、技術検証と引き出しを増やすために自分で構築したサンプル作品ですが、Web 制作のお仕事をいただく際に「こんな表現も対応できますよ」とお見せできる形にまとまったので、ご紹介させてください。
なぜ作ったのか
Web サイト制作の現場では、「スライダーを入れたい」というご相談を本当によくいただきます。トップページのヒーローエリア、製品紹介のセクション、お客様の声、注目記事の一覧など、用途は多岐にわたります。
ただ、ひとくちにスライダーと言っても、サイトの目的やデザインのトーンによって、最適な実装は大きく変わります。フェードで切り替えるのか、横スライドで切り替えるのか、複数枚を同時に見せるカルーセル型にするのか、画像の前後がのぞく Peek 型にするのか――これらは「どれが正解」ではなく、「サイトの目的にどれが合うか」で選ぶべきものです。
お客様から「こんな雰囲気のスライダーが欲しい」とご相談いただいたときに、すぐにご提案できる引き出しを増やしておきたい。そう考えて、代表的なスライダーのパターンを 7 種類、自分で実装してまとめたのが、このデモサイトです。
デモサイトの内容
実装しているのは、以下の 7 種類のスライダーです。
01. タブ連動 + Peek 型スライダー
複数カテゴリをタブで切り替えながら、前後のスライドが少しのぞくレイアウト。
製品ラインナップなど、複数カテゴリの展示に向いています。
02. フェードスライダー
opacity の変化だけで切り替える、位置移動のない落ち着いた表現。
ファッション・ライフスタイル系のビジュアル展示に適しています。
03. 2 カラム テキスト + 画像スライダー
左にテキスト、右に画像をセットで横スクロールさせる構成。
製品の特徴を文字と画像でしっかり伝えたい場面に向いています。
04. 2 カラム 画像 + テキストスライダー
左の画像スライダーに連動して、右のテキストもフェードで切り替わる構成。
製品詳細の訴求に適したレイアウトです。
05. ランキング カルーセル
複数カードを同時表示する横スクロール型。
ランキングや一覧コンテンツの訴求に向いています。
06. センター Peek 型スライダー
中央にメイン画像、左右に前後スライドがのぞくレイアウト。
無限ループ対応で、洗練されたビジュアル訴求が可能です。
07. フルスクリーン 縦スクロールスライダー
ビューポート全体を覆い、スクロール連動で切り替わるフルスクリーン型。
Ken Burns 効果による背景アニメーションを組み合わせた、
インパクトのあるヒーローセクション向け実装です。
それぞれ、自動再生・キーボード操作・タッチ操作・アクセシビリティ対応などを基本セットとして実装し、サイトに組み込む際の調整がしやすい形にまとめています。
URL とご活用について
デモサイトの URL はこちらです。
https://slider-project-demo.netlify.app/
Web サイト制作のご相談時に、「こういう動きのスライダーは作れますか?」というご質問をいただくことがあります。その際、このデモをお見せしながら、「No.06 のような形であれば、こんなニュアンスでお作りできます」とお伝えすると、イメージのすり合わせが早く、認識のズレが起きにくいと感じています。
業務とは別に手を動かしていることの意味
このデモサイトは、誰かに依頼されて作ったものではなく、純粋に「引き出しを増やしておきたい」という理由で自主的に作ったものです。Web 制作は、技術の選択肢が常に増えていく分野です。新しい表現や、より使いやすい実装パターンを試しておかないと、ご提案の幅がどうしても狭くなってしまいます。
クライアントワークでは、納期や予算の制約の中で「確実に動くもの」を選んで実装しますが、自主制作の場では、新しいライブラリや実装パターンを腰を据えて試すことができます。ここで得た経験が、結果的にお客様へのご提案の質を高めることにつながっていると感じています。
もし、Web サイトでスライダーを使った表現を検討されている企業様がいらっしゃれば、「話を聞きに行きたい」からご連絡いただけると嬉しいです。デモをお見せしながら、貴社のサイトに合うスライダー実装を一緒に考えさせていただきます。