Z世代が泣いたシラフでアガるナイトクラブ
「人の多さではなく、本物かどうかだ。」私が学生時代に勝ち得た教訓である。当時、お酒やタバコを嗜む傍、ナンパが横行するクラブカルチャーに失望していた。「純粋に音楽や人間関係を味わい、心から感動できるクラブがない。」そしてこの問題の答えとして生み出したのが、『ソウルメイトクラブ』。お酒・タバコ・ナンパは禁止。そこでは学生が音楽や芸術に酔いしれながら、「個性、平和、愛」などをテーマに対話し、人生の心の友を見つけて行く。当初、ナイトクラブの常識を覆す構想に業界人は嘲笑した。しかし自分と同じ境遇に陥った若者の声を信じ、突き進めた。結果、計4回で800人以上の学生が全国から集まり、「こんなクラブがあったのか」と涙した者も現れた。私の信念は実体となり、学生が抱えるウォンツと人生に悩むZ世代のニーズに応えたのだ。この挑戦は、群衆に惑わされず、人々の潜在的な希望を実現することの貴重さと味を私に教えてくれた。