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「情シス」のエンジニアという仕事

「Webエンジニア」や「アプリエンジニア」という仕事があります。

渋谷や六本木のお洒落なオフィスで、ラフな服装でMacBookを携えて、仕事をしているイケイケなエンジニアです。SIerやSESが「SE」「PG」と呼ばれるのに対して、単に「エンジニア」というとこのイメージが強いと思います。

「情報システムエンジニア」という仕事があります。

名前こそ各社違いがあれど、どんな会社にも「情報システム部門」は存在しています。社内のパソコンやサーバ、社内システムを管理して、セキュリティにうるさい人たち。パソコンが壊れたら持っていく場所。あまり良いイメージを持っていない、イケてないと感じる人も多いのかもしれません。

しかし、私は情報システムエンジニアという仕事が好きです。

「Webエンジニア」や「アプリエンジニア」がどれだけユーザファーストでサービス開発を行っても、実際にサービスを利用しているユーザはは遠く離れた場PCやスマートフォンの画面の向こう側です。

ユーザからの声も、基本的にはお問い合わせフォームやアプリのレビュー、SNS上で投稿などでしかフィードバックを得ることはできません。

一方、社内システムであれば「ユーザ=社員」はすぐそこにいます。

ユーザもエンジニアも社員同士であるが故に、キャッチアップ、フィードバックのスピードが非常に早く、また直接ニーズや、お褒めの声、お叱りの声。全ての声を直接聞くことができます。

自分の行った改善でどれだけ社員の業務が軽減されたのか、実際にユーザから聞くことはできるのは、非常にやりがいを感じる瞬間です。

また、サービス開発では採用する技術やツールも慎重に選定され、ディレクターやデザイナーなど多くの人が関わり、仕様がデザインが決められていきます。

社内システムでは影響範囲も少ないこともあり、最新技術やツールであっても、比較的導入がしやすく、仕様やデザインについても個人の裁量で決めることができます。

私も新卒でエンジニアとして入社したときは、サービス開発がしたいと思っていました。それが故に社内システム開発の情報システム部に配属されたときは、すぐに異動か転職をしたい、と思ったこともありました。

しかし、今では社内システムの開発、情報システム部という仕事に非常にやりがいを感じており、転職先も情報システムエンジニアとして入社しました。

Webエンジニア、アプリエンジニアはイケてる。情シスはイケてない。そんなイメージを持っている人は世間一般的にも多いと思います。私はそんな情シスのイメージを「イケてる情シス」に変えていきます。

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