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絶対プロのミュージシャンになると思っていた

今思えば、絶対になれるはずもなかったプロのミュージシャンになろうと思っていました。大学4年生のときに、キーボード・マガジンに出ていた広告の「キャンパススタッフ募集」という、日当1万円のバイトに惹かれ、一部上場オーディオ機器メーカーの学生モニターに応募。見事選ばれたのです。好きな機材を借りて好きなように使って、月1回だったか本社に出向いて好き勝手言って、それだけで日当1万円。ボロいバイトだと思っていたら、それは新卒リクルーティングを目的としたものだったそうで、人事から「うちを受けてみない?」とお誘いをいただいたのでした。ただその時点で私は、すでに5年間大学に行くことが決定していたので(いわゆる留年というやつ?)、その時点ではお断りしたのでした。

するとありがたいことに翌年またお誘いをくださり、紆余曲折ありながらもそこに就職を決めたのでした。「どうせプロになって辞めるんだから、それなら音楽に近いところにいよう」そんなことを考えて決めた就職先でした。 (つづく)

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