Wantedly運用初心者が3ヶ月で約3万社中34位までランキングをあげた方法
こんにちは。井上です。
私はWantedlyの運用担当になったのが約3ヶ月前になります。前職は不動産業界で営業・コンサルタントとして働いておりましたので、採用に関しては、完全に初心者で知見も全くない状態でした。
併せて、Wantedlyに関しては、転職活動でユーザーとして使用した事は少なからずあったものの、採用側の運用についてのスキルは全くありませんでした。
知識ゼロからスタートしたWantedly運用で、たった3ヶ月で約3万社中34位までランキングをあげる為に日々行ってきた事を紹介したいと思います。
前提として、今回紹介させて頂く方法と言うのは、下記該当の方々が対象となります。
・【企業側】Wantedlyでの採用活動を始めたいと考えられている方。
・【企業側】Wantedlyでの採用活動を始めているが、運用の仕方が分からない方。
・【ユーザー側】Wantedlyを使用して就職活動をしている学生の方と転職活動されている社会人の方。
今回は敢えて、ユーザーの方々にも読んで頂きたいと思っております。企業側がWantedly運用において「何を意識しているのか」、「どこに注目して欲しいのか」などを紹介させて頂きたいと考えております。これを知っておく事で、ユーザーの方々が就職活動や転職活動をする中で、企業側の採用に対する気持ちや社内文化を理解した上で、企業選びが出来るような手助けになればと考えております。
それでは、早速ではございますが、約3ヶ月のWantedly運用でのやってきた事を紹介させて頂きます。
まず始めにお伝えさせて頂きたい事は、Wantedly運用において必勝法があるという訳ではございません。これを読んだからといって、PV数・フォロワー数・エントリー数が急激にあがるという訳でもないでしょう。
ただ、一つの方法として、私が実際に3ヶ月間通してやってきた結果、ランキングを34位まであげる事ができたというものになります。その為、この方法を読んで頂き、一回試しにやってみようと思って頂ければ幸いです。
▶︎ 1ヶ月目 準備編
・週3日、1日3パターンの募集を公開する。
→月曜日:エンジニア を募集 (写真とタイトルを変えて3パターン)
→水曜日:PMを募集 (写真とタイトルを変えて3パターン)
→金曜日:デザイナーを募集 (写真とタイトルを変えて3パターン)
【目的】
この運用をする事で、確実に週に9つのパターンの募集を公開することになり、Wantedly上での新着募集の上位に表示される確率があがる。つまり、求職者の目に留まる確率をあげることに繋がる。
最初の1ヶ月間は準備段階として、毎週この方法でとにかく募集を公開し続けました。そうすることで、1ヶ月間で36~45パターンの募集公開を実施したことになりました。
▶︎ 2ヶ月目 実践編
・1ヶ月間で公開した36~45パターンの募集を分析する。
具体的な方法としては、36~45パターンの募集をPV数、エントリー数、ブックマーク数のカテゴリに分けて一つ一つを分析します。
1.エンジニア 募集:どの写真でどのタイトルの募集が一番PV数が多いのか。
2.PM募集:どの写真でどのタイトルの募集が一番エントリー数が多いのか。
3.デザイナー募集:どの写真でどのタイトルが一番ブックマーク数が多いのか。
など全ての募集を分析します。
そうすると、なんとなくですが他と比べてPV数が多いもの、エントリー数が多いもの、ブックマーク数が多いものを発見することができます。
【目的】
このように分析することで、職種によってどのような写真、タイトルが求職者にささるのかが数字で確認することができます。これを繰り返すことで、よく見られる募集は残し、それ以外は募集停止をしていきます。そして、また1ヶ月目に実行したやり方で募集公開を繰り返します。
▶︎3ヶ月目 応用編
・ストーリーの投稿やミートアップを企画する。
3ヶ月目は、募集公開はもちろんのこと、違う視点で会社のカルチャーや雰囲気を知ってもらいたいと思い、ストーリーの投稿とミートアップを企画しました。
募集公開だけでは正直会社の雰囲気や働いている社員のことまでは分からないし、Wantedlyを使って就職活動や転職活動をしている方々は、そういった部分に共感を持った企業に興味を持つと考えました。
・ストーリー投稿について
ただ、ストーリーとは何を投稿するべきか。と分からないことだらけでした。そこで、他の企業ではどういったことをストーリーで投稿しているのかを徹底的に調べました。
管理画面のフィードを選択して頂くと他の企業の方がどのような内容を投稿しているのか、そしてどのような内容がPV数が高いのかなどを分析することが出来ます。
そして分析する中で、よく見られるストーリーの内容としては、
・社員紹介(内定者、インターン生、正社員)
・社内オフィス紹介(会議室、執務室、フリースペース)
・社内イベント紹介(忘年会、社員旅行、飲み会)
これら3点は、求職者からも社内の雰囲気を感じる内容が多い為、実際に確認することが多いという意見がございました。
なので、初めてストーリーを投稿するのであれば、上記内容で投稿することをお勧めします。
・ミートアップ企画について
次に、ミートアップを企画する。これも何から始めるか迷うと思います。まずは目的を明確にします。なぜミートアップを企画したいのか。誰(職種は?新卒?中途?)にフォーカスするのか。何をしたいのか。この3点を書き出す作業する必要があります。
例えば、
なぜミートアップを企画したいのか。
→より多くの人に会社のことを知ってもらい、エンジニア 採用に繋げたい。
誰にフォーカスするのか。
→エンジニア (実務経験3~5年)
何をしたいのか。
→会社の事業説明とエンジニアとの交流会
などを事前に確定させる。
内容が確定すると、残りは日程を決めて、ミートアップを募集するだけで完了です。
ミートアップに関しても、他の企業がどのような内容のミートアップを開催しているのかは管理画面から確認が出来るので、よりエントリーが多い物がどのような内容であるかを分析した上で、企画するべきだと思います。
【目的】
ストーリーの投稿やミートアップの開催をすることによって、今まで興味を持ってもらえていなかった人たちへのアピールに繋がり、またそこからエントリーやフォローに繋げることが出来ます。あくまで、全てが結果に直結するかは定かではございませんが、エントリーして頂いた方々のプロフィールを確認すると、下記のように表示されます。
このように、ストーリーを見たことで会社に興味を持って頂けてる可能性は少なからずあると思いますので、実践して頂ければと思います。
▶︎まとめ
Wantedly運用初心者の私が約3ヶ月間で実践したことをまとめさせて頂きましたが、何度も言いますが、全てが結果に直結するかはわかりません。ただやったことがなく、運用方法で迷っている方は試しにやってみる価値はあると思います。今後もWantedly運用担当として、様々な方法をトライアンドエラーで挑戦していきたいと思いますので、私自身もまだまだ勉強中になります。