好きこそ物の上手なれ 学習院女子大学の国際交流学部で学ぶ呂詩織。明るい笑顔が印象的な彼女は福岡県で生まれ、4歳の時に香港に渡った。 呂は日本語が堪能だ。どのように習得したのかを尋ねてみた。 「幼少期は日本語を話していたと思いますが、香港で暮らすようになってからは完全に忘れてしまいました。しかし、小学校4年生の時に...
「正義と正義」の戦いが面白い 「谷崎潤一郎の文章を読むと、美しい景色が頭の中に広がるんです。」 青山学院大学 経済学部の黒田駿佑は、谷崎に惹かれたきっかけを次のように語る。 「中学1年生の頃、図書館でたまたま『春琴抄』を手に取ったんです。読んでみたら谷崎の世界に一気に引き込まれ、その場で無我夢中で読みました。そこ...