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社員しか知らない社員の物語

ライフプランナー

お弁当を持ち帰る人

ある社内研修での出来事です。ほぼ一日がかりの研修なので、希望者にはお弁当を準備していました。 研修そのものが任意参加のため、お弁当の手配も任意。そしてお弁当代は参加者の自己負担です。 事前に希望の有無を確認しているとはいえ、数百人が参加する研修なので、様々な理由によりお弁当を受け取ることが出来ない人が数名発生する...

今日はノンアルで

お酒が好きな私は、飲み会のお誘いがあれば喜んで参加します。 ある日の懇親会で、長年一緒に仕事をしているライフプランナーのYさんが乾杯の際にノンアルコールビールをオーダーしました。 以前一緒に食事をした際はお酒を飲んでいたはず・・・ 遠慮気味に「今日はノンアルなんですか?」と訊ねると「これからの話の内容を、ちゃん...

ゴミを拾う人

あるお坊さんが「隣を歩いていた先輩のお坊さんが、道端に落ちているゴミを静かに拾うと自分の衣の袖口にそっとしまいました。」とお話しされているのを聞いたことがあります。 その時は「お坊さんはさすがだな」とどこか他人事として捉えている自分がいました。 会社や学校のボランティア活動や美化活動の一つとして、ビル周辺や地域の...

美しい仕事

仕事の用件で電話をかけてきたベテランライフプランナーのTさん。とても元気な調子で「どうしましょう。ここ最近、元気が出なくて。色々悩んでしまって。」と、話が始まり、戸惑いました。 「どうしました?何に悩むんですか?」と聞くと、「私のやっている仕事とか、色々な活動が、果たして本当に美しいんだろうかと…」と、奥が深そう...

一人ぼっちにさせない優しさ

私は宴会の席で余った食べ物を見ると、フードロスを極力減らしたい想いから「誰も食べないなら私が」と自ら積極的にお皿を空にする。ということがよくあります。 そんな私の姿を見て、大抵の人は「よく食べるよね」と言います。それ以上でも以下でもないその言葉が、なんとなく「よくそんなに食べられるよね」「大食いだよね」「食い意地...

顔も知らない“友人”を応援

ある時、私は地方へ出向く用事ができました。 友人が半年ほど前に脱サラして開業したゲストハウスが近くにあることを思い出し、そこに宿泊することにしました。 頑張る友人に久々に会いたい、ゲストハウスを実際に見てみたい、という楽しみに加え、「開業間もない頃できっと楽ではないだろう。応援も兼ねて利用しよう。」という意図もあ...

不器用なサンタクロース

ライフプランナーのNさんは臆することなく自分の意見を力強く発言する人です。その伝え方にはいつも熱がこもっており、勢いもあるので、「怖そうな人だな」と思っていました。 一緒に仕事をするようになって最初の年は直接の接点が少なく、オンライン会議でNさんが他のライフプランナー達と話をする様子を見ているだけでした。仲の良さ...

3年前の寄せ書き

ライフプランナーのMさんがある一つのお役目を終えた時、色紙に皆で寄せ書きをしました。幹事の機転で、私も一言Mさんへのメッセージを書かせてもらいました。当時まだまだ付き合いの浅かった私でも「人格者とはこういう人のことを言うのだろう」と思うほど、何度もMさんの懐の深さに触れていたので、溢れんばかりの尊敬の想いを、小さ...

相手の印象を作っているのは自分

私が入社して間もない頃、当時所属していた部署には営業所長のTさんから、よく電話がかかってきていました。業務繁忙期に受電の頻度が増すので、対応するメンバーを見ているうちに、いつしか「対応するのが大変そう」「Tさんって、クセがありそう」そんな印象を抱くようになりました。 直接関わったことがないのに、いつの間にか私にと...

「それ、あなたが言いますか!?」

ライフプランナーのYさんは先を見通して仕事をすることが出来る人です。きっと他の人よりも早くかつ細やかに気配りがきいてしまうせいで、ついつい自分で多くの仕事を抱えてしまう癖があるようです。 とても優秀な営業パーソンであるYさんは、ライフプランナーとして日々多くのお客さまと向き合っています。端的に言うならば「超忙しい...

去年の分の忘年会

10月のある日ライフプランナーのKさんから一通のメールが届きました。内容は「少し早めの忘年会をやりませんか」というもの。招集されたのは、前年にある仕事をともにしたメンバーでした。 コロナ禍でなかなか対面のコミュニケーションが叶わなかった頃、本来であればお酒を交わしながら、大仕事を終えた解放感を分かち合いたい気持...

自分の都合はお客さまには関係ない

入社4年目、ライフプランナーと一緒に仕事をする機会が増え始めたころだったと思います。 頭が良くて、スポーツマン。ストイック且つ、いつも元気はつらつとした印象のOさんが、「自分の気分が良いか悪いかは自分の都合。お客さまには関係ない。」と語っていた様子が今でも心に残っています。 イライラすることや、少し落ち込むことは...

ピカピカの営業パーソンは喜び方もピカイチ

十数年にわたり支社長として活躍してきたKさん。明るく、朗らかで、笑顔とユーモアにあふれる人です。 ある日、Kさんがホストを務めるオンライン会議にサポートとして同席することになりました。サポートと言っても、シンプルなオンライン会議です。資料の画面共有を行う程度の役割しかありませんでした。余力があるのに頼まれたことだ...

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

「早く行きたいなら一人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」 ライフプランナーは活動の時間も、場所も、お客さまも、会社や他の社員から指示されるわけではなく自分自身で決めます。そう聞くと、誰にも何にも縛られない一方で、一人孤独に戦う「一匹狼」のような状態を想像する方も多いかもしれません。 実際に、当社へ入社する...

活字から溢れ出てしまう人柄

Tさんから送られるメールはいつも愛と笑いにあふれています。 明朝体で、何の装飾もないメールでこんなに個性を出せる人、他に見たことがありません。具体的な内容を披露できないことが残念ですが、最初の一行を読むだけで笑いがこみ上げてくる、そんな天才的なメールなのです。誰にもマネできない独特の感性を持った、まさに天才肌だと...

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社員しか知らない社員の物語
本社STAFFの”私“が見て、聞いて、経験した社員のストーリーを短い文章でつづります。
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