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社員しか知らない社員の物語

仲間

気を使わせない気遣い

面倒見の良い営業所長のIさん。 ある日の宴会の席に、遅れてやってきたメンバーがいました。 お料理も飲み放題も終了し、精算も完了していました。そろそろお店を出なければ、というタイミングでの到着でしたが、「1杯だけ一緒に」ということになりました。 遅れてきたメンバーが着席するのとほぼ同時に、1杯のビールが運ばれてき...

顔も知らない“友人”を応援

ある時、私は地方へ出向く用事ができました。 友人が半年ほど前に脱サラして開業したゲストハウスが近くにあることを思い出し、そこに宿泊することにしました。 頑張る友人に久々に会いたい、ゲストハウスを実際に見てみたい、という楽しみに加え、「開業間もない頃できっと楽ではないだろう。応援も兼ねて利用しよう。」という意図もあ...

不器用なサンタクロース

ライフプランナーのNさんは臆することなく自分の意見を力強く発言する人です。その伝え方にはいつも熱がこもっており、勢いもあるので、「怖そうな人だな」と思っていました。 一緒に仕事をするようになって最初の年は直接の接点が少なく、オンライン会議でNさんが他のライフプランナー達と話をする様子を見ているだけでした。仲の良さ...

3年前の寄せ書き

ライフプランナーのMさんがある一つのお役目を終えた時、色紙に皆で寄せ書きをしました。幹事の機転で、私も一言Mさんへのメッセージを書かせてもらいました。当時まだまだ付き合いの浅かった私でも「人格者とはこういう人のことを言うのだろう」と思うほど、何度もMさんの懐の深さに触れていたので、溢れんばかりの尊敬の想いを、小さ...

相手の印象を作っているのは自分

私が入社して間もない頃、当時所属していた部署には営業所長のTさんから、よく電話がかかってきていました。業務繁忙期に受電の頻度が増すので、対応するメンバーを見ているうちに、いつしか「対応するのが大変そう」「Tさんって、クセがありそう」そんな印象を抱くようになりました。 直接関わったことがないのに、いつの間にか私にと...

「それ、あなたが言いますか!?」

ライフプランナーのYさんは先を見通して仕事をすることが出来る人です。きっと他の人よりも早くかつ細やかに気配りがきいてしまうせいで、ついつい自分で多くの仕事を抱えてしまう癖があるようです。 とても優秀な営業パーソンであるYさんは、ライフプランナーとして日々多くのお客さまと向き合っています。端的に言うならば「超忙しい...

去年の分の忘年会

10月のある日ライフプランナーのKさんから一通のメールが届きました。内容は「少し早めの忘年会をやりませんか」というもの。招集されたのは、前年にある仕事をともにしたメンバーでした。 コロナ禍でなかなか対面のコミュニケーションが叶わなかった頃、本来であればお酒を交わしながら、大仕事を終えた解放感を分かち合いたい気持...

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

「早く行きたいなら一人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」 ライフプランナーは活動の時間も、場所も、お客さまも、会社や他の社員から指示されるわけではなく自分自身で決めます。そう聞くと、誰にも何にも縛られない一方で、一人孤独に戦う「一匹狼」のような状態を想像する方も多いかもしれません。 実際に、当社へ入社する...

100倍返し

ある時、社外の会場で会議が行われる日、役員のIさんが「救急箱、ない〜?」とやってきました。あいにく、“会議”なので怪我人が出ることを想定しておらず、救急箱は携帯しておりませんでした。「どうされましたか?体調不良ですか?」と尋ねると。「靴擦れ。絆創膏が欲しい。」とのこと。 な〜んだ、そんなことか…と思い、「絆創膏な...

活字から溢れ出てしまう人柄

Tさんから送られるメールはいつも愛と笑いにあふれています。 明朝体で、何の装飾もないメールでこんなに個性を出せる人、他に見たことがありません。具体的な内容を披露できないことが残念ですが、最初の一行を読むだけで笑いがこみ上げてくる、そんな天才的なメールなのです。誰にもマネできない独特の感性を持った、まさに天才肌だと...

全国の家族

「お節介」が多いことを社員みんなが自負している。それは面白くて、尊い、当社の社風の一つだと思います。頑張る新人を先輩たちは支社を越え、地域を越えて精一杯サポートしてくれる。そんな光景に何度も出会ってきました。 ある時、福岡で開催された生命保険業界のイベントに、東京から一人の新人ライフプランナーが参加しました。 聞...

親分の優しさ

ある日、Tさんが社内研修の講師を務めると聞き、私も聴講することにしました。 開始前にお手洗いへ行き、席へ戻ると、私の斜め後ろにTさんの大先輩であるKさんが座っています。まだ前方の席も空いているのに「なぜ・・・?」と思いました。するとKさんは「こっち座って。そうしたら隠れられるから。」と言うのです。 自分がいるとT...

サプライズを仕掛ける支社長

ある金曜の夕方…たしか、17時を過ぎた頃だったような気がします。一本の内線がかかってきました。会ったこともない、顔も思い浮かばない、支社長のYさんからでした。 「週明けから○○支社へ異動になりました。初日までに全員の顔と名前を覚えて、支社のみんなを驚かせたいから、顔写真の一覧をもらえませんか?」という内容。 この...

感謝の想いをカタチに

新型コロナウイルスが流行し、初めての緊急事態宣言が発令されると、当社も“ほぼ”全社員が外出禁止状態となりました。今や当たり前のように導入されているオンラインでの各種本社業務や営業活動ですが、当時は設備もルールも整備する余裕がないまま出社を制限されたのです。 幸い、多くの本社業務はリモートでもなんとか支障ないレベル...

この会社で働く理由

私はこれまでに2度の転職を経験しました。1社目も2社目も仕事に、仲間に、お客さまに恵まれた幸せな社会人人生です。 転職活動中に「人を理由に仕事をしない方が良い」というアドバイスをいただいた記憶があります。「誰かのために」「この人がいるから」を理由に働くと、異動や退職でその人と働けなくなった時にモチベーションを保つ...

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社員しか知らない社員の物語
本社STAFFの”私“が見て、聞いて、経験した社員のストーリーを短い文章でつづります。
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