福祉楽団は、「ケア」や「福祉」の視座から、地域のコミュニティを元気にする仕事をしていきたいと考えています。
福祉の仕事は、1対1のケアにとどまりません。地域の農業や、商店街、NPO、お寺、いろんな人を「ごじゃまぜ」にして、新しく再構築していく仕事です。それには、デザインやアートの力、「若者」の力が必要になります。そのため、クリエイターや「若者」など「ソト」の人も交えて、徹底的に議論と対話をしていくことを大切にしています。
福祉楽団の事業で全国から注目されているのは「恋する豚研究所」。障害のある人の働く場所をつくり、きちんとした給料を支払う仕組みをつくるのがこの事業の大きな目的です。それを、「福祉」×「農業」×「クリエイター」というコンセプトで新しい福祉の概念をつくり変えるような提案をしています。
このように、多様な方のサポートをするためには、職員も多様である必要があります。例えば、ベトナム・インドネシアから介護福祉士候補生を受け入れており、今後も受け入れを予定しています。
また、子育てしながら働く人のために、事業所内保育所を設置しており、2017年度からは、働き方やキャリアにあわせた「コース制度」を設ける予定です。多様な性があることを前提に、LGBTを前提にした人事制度や研修もあります。