アトラシアンは、クレジットカードと夢だけを握りしめた二人の大学生、マイケル・キャノンブルックスとスコット・ファークワーによって、オーストラリアのアパートの1室で2002年に創業されました。当時二人はアトラシアンがどのような企業になるか分かりませんでしたが、本来の自分を偽り、同調を強いられる環境にだけにはしたくないと思っていました。 それから20年が経ち、アトラシアンは世界13ヵ国のオフィスを構え、約7千人の社員で20万社以上のお客様を支援するグローバル企業に成長した今も、二人のその思いは変わりません。 アトラシアンの企業理念や行動指針には、そんな二人の思いが反映されています。 【価値観】 アトラシアンには５つのコアバリューがあり、私たちの最も基本的な行動指針を表しています。製品開発や事業企画から人事評価や人材採用まで、私たちの判断基準の中に深く根付いており、会社が成長を続けても変わることはありませんん。 ・オープンカンパニー、デタラメは無し ・心を込めてバランスを考えて作る ・顧客をないがしろにしない ・チームとして動く ・自分自身が変化の原動力になる 【オープンな働き方でチームの可能性を最大限に解き放つ】 世界中どこでも、仕事は知らず知らずのうちに、閉鎖的な方法で行われることがほとんどです。情報は隠されるか失われ、チーム間およびメンバー間のつながりは弱く、将来の見通しは明らかにされません。個人の知識は無駄になり、潜在的な可能性は手付かずのままで、チームの前進は止まります。 アトラシアンは、オープンな働き方をすることで、新しい機会が開かれ、メンバー間のつながりが強くなり、可能性が広がると信じています。 この価値観は私たちの製品にも反映されており、私たち自身も仕事を通じて実践しています。私たちは日々、仕事、コミュニケーション、コラボレーションをオープンに行って、互いに模範を示せるよう、努めています。 【Team Anywhere】 世界がコロナ禍という、予想だにしなかった苦難に見舞われたことをきっかけに、これまでの働くことに対する常識や習慣、ツールをアップデートする必要性に迫られています。アトラシアンではこの課題に対する取り組みに「Team Anywhere」という名前をつけ、3つの要素から具体的な内容を設計し、実現に向けて取り組んでいます。 ・Talent Everywhere（人材はどこにでもいる） ・Work Flexibility(働き方の柔軟性） ・Reimagining Teamwork(チームワークの再創造) 私たちは世界中から働く場所やスタイルを自由に選択できます。完全なリモートワークやリモートワークとオフィス出社を自由に組み合わせるハイブリッド型ワークスタイルを選択できるだけでなく、世界中のさまざまな場所を勤務地に選択することができます。 また、世界中に分散したチームが効率的にコミュニケーションやコラボレーションを実現できるよう、各種ツールや実践方法のガイダンスなども構築し、実践と修正を繰り返して運用しています。