私たちビューティ開発チームは、iOSエンジニアとAndroidエンジニアあわせて10名弱でアプリ開発を行っています。現在は、6年前にリリースした『ホットペッパービューティー』アプリの全面的なリプレイスを進めているところです。大規模な改修で難易度も高く、より強固な体制にすべく優秀なエンジニアにジョインしてもらいたいと思い、今回の募集に至りました。

初めてソースコードを読んだときが、入社してから一番辛い瞬間でした。これからこの環境で開発していくのか……と。アーキテクチャが複雑で機能改善するのにすごくコストが掛かりそうだなと感じました。それは今後、巡り巡ってユーザーにとってマイナスの要素にしかならないと思い、リプレイスさせてほしいと声をあげたんです。

たぶんこれまでは、プロダクトの急激な成長に伴って機能開発が優先されてしまって、全体的な視野で大きな絵を描けていなかったんじゃないでしょうか。アプリ開発は「ユーザーのためにどうあるべきか」という、根本的な部分を突き詰めていくことが大切だと思うんです。そのためにリプレイスは避けて通れない道でした。

莫大なコストがかかるリプレイスという大きな提案を新卒1年目の社員が行っても一般的な企業ではなかなか聞き入れられないかもしれませんが、リクルートライフスタイルでは合理的な理由があれば受け入れられます。新卒ふたりの提案をきっかけに、プロジェクトリーダーとして韮澤さんがジョインしプロジェクトがスタートしました。

もともとエンジニアの発信力を高めていきたいと思っていたこともありましたし、なによりユーザーファーストな機能改善を迅速に行うためにリプレイスが必要不可欠なことは明らかでした。そのうえ熱意を持って「やりたい」と言ってくれるメンバーがいる。取り組まない理由はないと思います。もちろん、ある程度の規模がある会社なので、すべてをトライ＆エラーというわけにはいきませんが、やるべき理由がロジカルに説明できれば、周囲が理不尽に反対したり批判したりすることはありません。社員のチャレンジを前向きに応援するのは、リクルートライフスタイルならではの風土だと思います。

多くのユーザーを抱えているアプリなので、機能の追加や改善、新しい施策を行うにあたっては、ディレクターやプロデューサーはもちろん、マーケティングやサロン側とやりとりしている営業など、さまざまな部署との調整が必要です。ここでは、エンジニアが率先して声を上げ、周りを巻き込んでいけるような風土が整っています。承認フローも基本的にひとつの会議を通せばいいので、何か月もかかるということはありません。実は、前職でもアプリ開発に携わっていたのですが、承認フローがとても長く、ひとつの機能を追加するだけで半年かかるなんてことが普通にありました。リクルートライフスタイルは、会社の規模は比較的大きいものの、新しい挑戦に対して保守的になることはありません。

今回のリプレイスこそ、リクルートライフスタイルの企業文化を表す最たる例。自分から提案して動きたいというアグレッシブなエンジニアの方にはぴったりな環境です。

たとえ新卒であっても声を聞いてもらえる環境があって、周囲の人が動いてくれたのがうれしかったです。
誰の意見でも真剣に聞いてもらえる環境だからこそ、自分から積極的に動ける人と一緒に働きたいですね。

実は技術的な負債を抱えているのは『ホットペッパービューティー』アプリだけではないんです。他のサービスのアプリのなかにも全面的なリプレイスや改修をするべきものは多々あります。今回の私たちの取り組みは社内でもひとつのロールモデルになるはずです。

また、今回の人材募集も索手からの発案で行われました。このエピソードからも、リプレイスに対する熱意や本気度が伝わるのではないでしょうか。だから、技術力だけでなく強い情熱を持ったアプリエンジニアの方にこそ応募していただきたいのです。

採用された方は、リプレイスが終わったあとも、そのままビューティ開発チームの一員として『ホットペッパービューティー』アプリの開発に携わってもらう予定です。実際のところ、リプレイスだけではユーザーに価値を提供することはできません。リプレイスが終わってからが本当のはじまり。

生活に密着したアプリで、ITリテラシーや年齢もさまざまな膨大な数のユーザーに利用してもらっています。そんなユーザーのニーズに答え、価値を提供するため、どんどん機能改善を続けていきます。

今回のリプレイスを任せてもらえて本当にうれしいと思っています。社内の注目度も高く、他部署の方がわざわざ時間をつくってアドバイスしてくれることもあります。ロジックが通っていれば、誰の意見でも、無視されたり嫌な顔をされたりすることはまったくありません。そのうえアプリの規模はとても大きい。若手のエンジニアが挑戦するには最適な環境だと思います。

積極的に新しい施策を提案したり、最新の技術やシステムを積極的に取り入れたり、ビューティ開発チームは社内のなかでもエンジニアの影響力が大きいチームだと感じています。サービス自体は、ユーザー層が幅広く、データを取るだけでもおもしろいんじゃないかと思います。多様なユーザーに向けて機能を開発していくことは、エンジニアにとってもかけがえのない経験になるはずです。

いま挑戦しようとしているリプレイスは簡単なことではありません。リーダーとして責任もプレッシャーも感じています。でも周りには熱意のあるメンバーがいるし、達成すればユーザーにとってもっと良いサービスを提供できると信じているので、未来に向けて粘り強くやっていきたいです。このマインドに共感するエンジニアの方は、まずは話を聞きに来ていただければと思います。