「一人でも多くの子に、英語の学習を楽しんでほしい。そして、英語で望む未来を掴み取ってほしい」－それが私の願いです。 　大学卒業後、外資系企業に勤務し「英語の重要性」を実感しました。もちろん、「しっかりとした、語る／伝える内容」を考えられる能力がなければ、英語がどれほどできても意味がありません。しかし、その逆もまた然りであり、どれほど良い「しっかりとした、語るべき内容」があったとしても、それを伝えられるツールとしての「英語力」がなければ、意味がありません。海外との打ち合わせなどのたびに、「自分は日本で学校教育をしっかり受けたはずなのに、なぜ英語を母国語同様に使うことができないのだろう」と常に考え込みました。同時に、自分の子どもの世代には、英語を自由に使えるようになってほしいと強く願うようになりました。 　ふとしたところで転機が訪れました。外資系企業を辞め転職した先の企業で、「これからの子どもたちに、日本の英語教育を変えたい。そして、子どもたちに、自らの道を切り拓いてほしい」と熱く語る方と知り合ったのです。 　少し話しが戻ります。私は大学で法学を学びましたが、実は、法学を学ぶか、言語学を学ぶかで非常に悩んだ時期がありました。そして、最終的に法学部に進学しましたが、やはり言語への思いは断ちがたく、法学部の授業を受けながらも、英語学（変形生成文法）や中世英語などの授業も受講しました。というのも、私の家族に、英語を学び、英語教育と翻訳に身を捧げた者がいました。その者は、いつも「教育は素晴らしい。自分の次世代がよりよく生きるサポートが少しかもしれないけどできる。そして、わかったときの子どもの目の輝きは、何にも変えがたい喜びだ」と言っていました。そのようなことを聞き、大学で言語学を学び教師になろうかと考えていた時期もあったのです。しかしながら、英語の家庭教師をアルバイトで４年ほどしただけで、会社には法務職として入社し、英語教育への思いに蓋をしました。 　それが、転職先で「日本の英語教育を変えたい」と熱く語る方に会ったことで、一気に英語教育への思いがわきあがりました。「これこそが、私のやりたかったことだ」と思い、株式会社ウィア･エデュケーションに参加しました。 　以来、日本の子供に、「英語を詰め込みだと思って欲しくない」「英語の学習は本当は楽しいものだと知ってほしい」「英語の本をたくさん読んで笑ってほしい」「英語を一つの助けとして、自分の夢を掴み取ってほしい」と思いながら、英語速習のためのプログラム開発（フォニックスと多読を組み合わせて英語を習得するバイリンガルメソッドに基づくプログラムの開発）、コンテンツ開発をしています。生徒を受け入れはじめて数年とまだまだ若い塾であるため、ときには試行錯誤することもありますが、何よりも子どもたちが楽しそうに英語を学習しているときの目の輝きが、何よりもの喜びであり、次に進む原動力になっています。

愛知県出身。東海高校→東京大学理科一類 現在は東京大学工学部で機械工学について学んでいます。 アプリケーションやソフトウェアの開発に興味があり、将来そういった仕事に携わるべく勉強中です。