『ソフトバンクに転職してからは経営企画本部の法人事業管理部という部署で、M&A関連業務、子会社・関連会社の業績管理、国際事業の収益管理の3つを主に担当しています。
M&A関連業務では、主に事業の主管部所と共に、ソフトバンクとしての事業計画作成を行っています。ソフトバンクは事業会社であり、投資会社ではありません。従って、バリュエーションやデューデリジェンスの結果はもちろん重要ですが、ソフトバンクとして出資する意義があるか、出資をすることで事業シナジーが生まれるか、という観点を重要視しています。出資によるシナジー効果を最大限にするために、ビジネスモデルの構築から出資先との商業条件の検討、財務モデリングまで、幅広くプロジェクトに関っています。
そして、一部その延長線上にもなりますが、ソフトバンクの子会社・関連会社の業績管理やソフトバンク自体の事業収益管理も、ミッションになります。出資する会社はスタートアップの企業も多く、必ずしも経営が計画通りに上手くいくわけではありません。また、ソフトバンクとの事業シナジーも目論見通りにいかない場合もあります。そこで、それぞれの事業の実績・実体を分析し原因を突き止め、施策を考え計画を立て直す、このようなPDCAを実務者と伴走して回していくことも非常に重要な業務になります。
働いていて思うのは、ソフトバンクは大企業でありながら、数多くの企業と組んで、次々に新たな事業を立ち上げているため、意思決定や業務スピードの速さは圧倒的だということです。なおかつ、経営企画本部という立場でもありますので経営陣とも距離が近く、自身の業務が会社経営に直接影響を与えていることを如実に感じますし、経営・事業の深い部分を知ることができます。それゆえ、さまざまな分野でナレッジが蓄積されていると感じています。
さらに、案件数が膨大で1人ひとりの裁量が大きいことも特徴です。中途入社して二週間で、会社のことをよく知らない私が海外出張をすることになった時は正直驚きましたが、同時にそのスピード感と裁量、挑戦を後押しする風土はソフトバンクならではだと思いました。』(2019年入社 宮﨑)