執行役員、ユニット長。
リクルートライフスタイル、およびリクルートグループのCRM責任者。 リクルート全社でのID・ポイント統合、データの一元化なども統括する。 朝型人間。

『ホットペッパー グルメ』など飲食サービスのCRMを担当。
ポイント、メールを中心にカスタマーコミュニケーションに関する施策に幅広く携わっている。 飲食チームは釣り好きが多く、マグロ漁に行く本格派が多数在籍。

『ホットペッパービューティー』に携わる。
所属するチームに美容に詳しい人が多く、上司や同僚からよく効くリラックス方法やおすすめのサロン情報などを聞くのが職場の楽しみ。

リクルートIDやリクルートポイントなど、グループ会社とのやりとりを主に担当。
住宅や自動車領域など、リクルートライフスタイル以外のグループ会社が運営するサービスの専門家とつながりを持てるため、生活に関わるさまざまなことを気軽に相談できることが仕事の魅力のひとつと感じている。

私は、大学のゼミでやっていた、POSデータを解析してプレゼンする仕事がしたかったので、きちんと数字を分析する現在の仕事は本当に合っていると思います。
友人から「使っているよ！」といわれて、役に立っていることが実感できるのも、実生活に密着しているサービスならではの喜びですね。
前職はIT系の会社でソーシャルゲームに携わっていたのですが、直接感謝されることはほとんどなかったので、大きな違いですね（笑）。

私はネットベンチャーから転職してきましたが、エンジニアの意見が強かった前職に比べて、やりたいことができますし、活躍の場がたくさんあります。
セクショナリズムがなく、自分の仕事と直接関係ないことも、みんなが積極的にやる。助け合う精神というより、当事者意識が強いメンバーが多い現れなのだと思います。

だからこそ、意見をしっかり言えることが大切だと思います。
人に伝える力、言い負けない力も必要です。
私はグループ内の他社とのやりとりが多いですが、同じ高い山を目標としていても、部署によっては登り方が違ったりする。決裁決済の場で分かりやすく、端的に説明できる要約力が必要だと感じています。

個人の裁量が大きく、現場の意見が通りやすい社風だと思います。
一方で、上司が仕事を取ってきて役割を与えるのではなく、メンバーが自ら起案とプレゼンをして仕事を生み出していく必要があります。 私は自分のやりたいことが実現できる、「今までで一番いい遊び場」だと思っています。

リクルートグループは今グローバルな展開を次々と仕掛けていますが、私たちが手がけているようなCRMという概念は、世界でもあまり例を見ないものです。今後はますます重要な役割を担っていくことになるでしょう。
「世の中を変えるようなサービスを作りたい人」「本質を突き詰めて構造化するのが好きな人」が向いていると思います。

そのために必要な能力はいくつかあるでしょうが、優秀なマーケッターの条件は世界の流れが読めることだと思います。最新の情報をインプットし、トレンドをキャッチし、新しいことへチャレンジする。
会社自体が大きいだけに、携わる仕事の規模も大きいですが、変革を怖れない気持ちが必要です。

大所帯ならではの人との関わり方という点では、私は他人の意見を頭ごなしに否定せず、違った角度から昇華させられるように注意しています。新しいことを貪欲に取り入れる力も必要ですね。特にネットの世界は変化が激しい世界ですから、テクノロジーの進化も確実に捉えていかなければなりません。

グループ全体のCRMという、とりまとめ役的な存在としては、客観的な指標である「数字」の重要性と危険性を認識する必要があります。周囲を説得するには数字の力は不可欠ですが、一方で数字もコントロールできてしまうもの。
正確な課題設計と、地道なすり合わせを怠らないことが大切だと思います。