僕は以前は、大手のコンサルティングファームで金融系IT企業のコンサルティングを担当していました。金融業界は比較的レガシーな業界なので、スピード感に悩みを抱えてリヴァンプに転職したんです。一次面接にも関わらず社長が登場して採用が決まる。そんなスピード感に衝撃を受けて、転職を決めました。

僕がリヴァンプに転職したのは、2016年5月のことでした。転職する前は、大手アパレル企業で商品企画、生産管理などを行っていました。その後は起業してマーチャンダイジングのコンサルティングやオリジナルブランドの立ち上げを行なっていたのですが、なかなかうまくいかなくて。経営的な目線で事業を学びたいと感じたときに、転職エージェントから勧められて興味が湧いたので入社しました。

クライアントの日々の業務を理解してはじめて、抱えている課題を深く理解することができます。企業によって、抱く課題はさまざまです。僕たちは、課題を深く理解したうえで、マーケティング・ITの技術を用いてコンサルティングするスキルを高めているんです。

とくに、僕らが担当しているクライアントは、実店舗での売り上げが経営に直結するケースが珍しくありません。そういった場合には、直接店舗にお邪魔して業務を理解し、それを踏まえての基幹システムの見直しをゼロから行なっています。エンジニアが活躍する場ですね。

多くの組織では、初期の要件定義と開発、運用保守とチームが分かれています。しかし、僕らはクライアントごとのチーム体制なので、メンバーがさまざまな知識を付けられる環境です。また、同じチームにコンサルタントもエンジニアも所属しているので、メンバーみんなの距離が近くてスムーズな施策立案が可能です。

さまざまな目線を持った人材として成長できるので、市場価値が高いですよね。エンジニアといえど、上流工程から関わって業務を進めています。クライアントと一緒にRFP（提案依頼書）をつくることもあるほどですから。案件の抽象度にもよりますが、本質的な課題を見抜いて提案する力も求められます。

執務スペースも、チームメンバー同士の距離が近くてお互いに話し合いを頻繁に行いながら働いている姿が印象的だと思います。肩書きに関係なく、誰でも積極的に発言できるので風通しも良いです。よく「賑やかだね」なんて言われるくらいです。

これまでに様々な大企業の課題を解決してきたノウハウや、成長できる環境ももちろんですが、リヴァンプの一番の魅力は実は「人」なのではないかと思っています。バックグラウンドの違うメンバーが、同じ目的を持って仕事ができている。考え方もアプローチもまったく違うのに目指している場所は同じなので、人から学ぶことばかりです。アパレル出身で小売の業務部分に詳しい僕が、同じ目線のメンバーから、システムのことまで学べるような環境はそうはないと思います。つらいときも、メンバーがいるから頑張ろうと思えますね。

クライアントやシステムを利用するエンドユーザーからの良い反応が得られたときには、一番やりがいを感じます。というのも、僕たちが提供しているソリューションは、抜本的な業務フロー変更を求める場合もあり、クライアントの現場から反発が出る内容だったりすることもあるんです。ときとしてリスクを背負ってしまうことがあっても、しっかりと説明して、一緒にやりきると決めて推進する。だからこそ、結果を残せたときにはすごくうれしいですね。

僕がやりがいを感じる瞬間は、なんらかの提案に対して目に見えるかたちの結果がでたときです。たとえば、クライアントの業務のやり方を変えて、効率が上がったり売り上げが上がったりと、数字の取れる結果が出ると「やってきて良かった」と感じます。

リヴァンプには、多様な業界からメンバーが集まっていて、新しい意見もどんどん取り入れられるんです。店舗で働く人の目線や、コンサルタントの目線、エンジニアの目線。それらをバランスよく取り入れ大きくなった会社だからこそ、新鮮な意見を積極的に取り入れる風土ができているのだと思います。日頃の職場もすごく和やかで、みんなわきあいあいと働いていますよ。

今まではエンジニアの知識だけ身につけていた人でも、業務を通してどんどんスキルアップできるのがリヴァンプの環境です。今後、上流工程に関わることでたくさん挑戦をしていきたいと考えている場合には、非常に合った場だと思います。反対に、職人的にエンジニアリングだけを極めたい場合には、もしかしたら窮屈さを感じてしまうかもしれませんね。

複合的に判断して提案することを求められるので、決してラクな職業だとは思いません。ただし、挑戦する環境や多くのことをキャッチアップする環境は整っています。エンジニアという職業を通して、企業の課題解決に携わりたい方は、ぜひ一度足を運んでもらえるとうれしいです。