たとえば、ラムネの老舗メーカーとタイアップしてお菓子をつくったり。
飲食店のアートワーク、アートディレクション、デザインを一手に進めたり。
企業のブランディングや採用にまつわるプロジェクトを進めたり…。
もともと広告制作の経験があるアートディレクター/デザイナーとディレクター/ライターの2名でスタートしました。各種広報の企画・制作を起点にして、各々が、自由に考え、動き、手を取り合い、自分たちのペースで事業の幅を広げています。少しずつ仲間も増えて、大阪オフィスでは「ディレクションとデザイン、両方をしたい」と入社したデザイナーがいます。本人の声を紹介しますので、ぜひ読んでもらえるとうれしいです。
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20代/ディレクター・デザイナー
◆ディレクターを担当して、自分のデザインにビクビクドキドキするようになった。
チチに入社する前の私は「決められたことに基づいてどれだけきれいにつくるか」を大切にするデザイナーでした。でも誰かに決めてもらったうえでデザインするのでは、自分の制作物が誰かの役に立ったのか、喜んでもらえたのか、どうしてもわからなくて。だんだん物足りなさを感じるようになったんです。
今はディレクターとして、お客様や社内のメンバーと話し合い、デザインのトーンや方向性から決めることにもかかわっています。もちろん最終的なクオリティも責任を持ちます。だからこそ、どうしても慣れない瞬間があります。自分がデザインしたものが初めて世に出る「発売日」です。どれだけ準備をしても、その日ばかりは「本当に大丈夫かな?」「みんな気に入ってくれるかな?」って、不安でビクビクしてしまいます。
この前パッケージデザインをリニューアルからまるごと担当した神戸モリーママの「リッチショコラ」という商品がまさにそれでした。もうドキドキ。決められたことをデザインするのなら、ここまで大きなプレッシャーは感じなかったはず。発売後、売上が以前の2〜3倍になったという報告をいただいた時は本当に嬉しかったです。達成感は格別でした。責任を背負って向き合ったからこそ、うまくいった時の喜びは大きな自信になっています。
今はディレクターとデザイナー、どちらも担当しています。このバランスが、私にはすごく合っています。全体をまとめることばかりだと現場の感覚を忘れてしまうし、つくるだけだと広い視点を失ってしまう。双方を行き来することで、クリエイティブの鮮度が上がる。アウトプットに深みが出ます。また、ディレクターの仕事は一人で抱え込むものではありません。自分とは違うスキルを持つプロの皆さんから協力を仰ぎ、共鳴するものです。たとえばWEBサイトをつくるとき。エンジニアさんと「ここの動きをこうしたい」「であればこんなこともできます」「それすごくいいですね!」と一緒になって細部を突き詰めたり、他社のディレクターと戦略を考えたり。社内・社外は関係ありません。どちらが上か下かではなく、どちらも平等。ともにいいものをつくるパートナーとして頑張れる環境が自分に合っています。結果、一人でパソコンに向かっているだけではできない、想像を超えた「すごいもの」をつくれたことを何度も経験しました。
「自分の想いもカタチにして、世の中に届ける」。このシンプルなプロセスを大切にしながら、心に響くクオリティを目指していきたいです。もっともっとビクビクドキドキしながら。