Business social network with 4M professionals
Share this post via...
福島駿太
【はじめに】 はじめまして。リーガルアクセス株式会社の福島駿太です。 私は「テクノロジーの力で2割司法問題を解決する」というビジョンのもと、生成AIを本気で活用するリーガルテック企業/法律事務所を運営しています。 なぜ四大法律事務所を辞め、起業という道を選んだのか、その背景と現在の取り組みをお伝えします。 【原点となった一枚の新聞記事】 高校生のある朝、私は多重債務者を救った弁護士の記事を読みました。 相談者は「消滅時効」という制度を知らず、自ら命を絶つ寸前だったところを弁護士に救われました。 法律という知識が一人の人生を救ったというエピソードに感動するとともに、「市民が法律を知らないのは教育機会がないからだ。だから弁護士が社会に法を届けなければならない。」という言葉が胸に刺さり、私は弁護士を志しました。 【弁護士になって感じた限界】 2014年に弁護士登録し、一般民事で依頼者と向き合う日々を送りました。 しかし目の前の一人を救えても、社会全体に変化を起こせていない感覚が拭えませんでした。 成長を求めて企業法務に転じ、四大事務所で多忙な案件をこなしましたが、「自分は何のために弁護士になったのか」という問いだけが心に残りました。 【休暇で再燃した問いと構造課題】 2024年、久しぶりの休暇中に初心を思い出し、日本では人口約2,700人に弁護士1人しかいない現実を改めて見つめました。 年間1,500万人が法律トラブルに遭遇するのに、弁護士へアクセスできるのはたった2割です。 これが、いわゆる「2割司法問題」です。個人の努力では届く範囲が限られる、構造そのものを変えなければ意味がないと痛感しました。 【生成AIとの出会い】 近年、ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に広まりました。 「弁護士の数を5倍には増やせないが、弁護士みんながAIを使いこなせば、5倍の依頼者を救えるのでは?」と直感で思いました。 もし全ての弁護士の業務が5倍効率化すれば、5倍の依頼者を救えることになるので、理論上2割司法問題を解決します。 最初は生成AIを使いこなすのに苦労しましたが、次第にドラフトの作成や証拠整理の自動化など、法律業務のあらゆる作業が、生成AIを使って効率化できることが分かってきました。 【起業の決断】 2025年1月、四大法律事務所を退職しました。 「テクノロジーの力で2割司法問題を解決する」というビジョンを実現するため、リーガルアクセス株式会社を設立しました。 リーガルアクセス株式会社自体は法律業務を扱うことはできないので、法律事務所向けのマーケティング支援、事務局代行、システム開発・提供といった形で、法律事務所の業務を徹底的に効率化するモデルを作っています。 このオペレーションを最初に実現する組織として、私(福島)が代表を務める法律事務所を立ち上げ、そちらで具体的な法律業務のオペレーションを行っています。 【現在の取り組み】 パラリーガルと弁護士が協働し、未払残業代請求のような定型化しやすい分野から着手しています。 生成AIがドラフトを生成したり、DifyなどAIエージェントツールが業務フローを自動化するなどして、弁護士が最終判断に集中する体制を築いています。 まだ5倍の効率化までは到達していませんので、早く5倍の効率化を達成することが当面の目標です。 将来的には、この仕組みを全国の弁護士が使いこなすようになり、2割司法問題を解決することを目標にしています。
0 recommendations
Company info
Founded on 09/2024
7 members
東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座 Octビル606