リクルートライフスタイルのビッグデータの強みは、データの量と種類が豊富にあることです。自社で運用しているプロダクトが多く規模も大きいため、データ量に加え、集められるデータが非常に多岐にわたっています。一つの企業でこれほどのデータを集められるのはなかなか珍しいと思います。

豊富に集まったデータを共通の基盤で集積して管理するのは、とても意味のあることです。共通基盤であるからこそ、多種多様なデータの掛け合わせによってさまざまなアウトプットを導くことができるんです。そして、そのアウトプットがユーザーやクライアントの課題解決に役立つのです。

通常、ビッグデータの基盤を整備しても、活用するのはデータアナリストやエンジニアのみという場合が多いですが、リクルートライフスタイルでは多くのメンバーがこのデータを活用してくれています。実際、エンジニア以外でもDWH（データウェアハウス）を活用して、企画や機能改善につなげています。エンジニア・マーケティング・企画のメンバーなど1,000名以上がデータにアクセスしているので、現在のリクルートライフスタイルにとってはなくてはならない大事な部署になりましたね。

社員みんなのスピード感がとても早いんです。共通の基盤を整える僕らの対応がもし遅れてしまうと、『待っていられない』と独自の基盤を作り始めてしまうんですよ（笑）そういった、基盤があちこちでできてしまうような事態だけは避けないといけません。

山田の言う通り、それによって困ることももちろんありますが、個々人の目的意識の高さの象徴だと思うので誇らしいです。ビジネスへの興味や知らないことに対する好奇心は、SIerや他の事業会社のエンジニアと比較しても遥かに高いと思います。また、エンジニアであっても新規事業を立ち上げる研修や気が付いたことを提案できる機会も多くあります。ビジネス力を磨きたいエンジニアにとっても恵まれた環境なのではないでしょうか。

以前、『トリップAIコンシェルジュ』というサービスの基盤を構築したことがあります。AIを使ってbotが質問に答える、という機械学習を活用したサービスなのですが、運用の負荷やデータ量に応じた拡張性を考慮しながら、AWSの方に設計部分からレビューに入っていただきました。

やりたいことや挑戦したいことなどに対する個人の裁量が大きいこと、そして、システム投資に必要性を見出した際の決裁が早いのが働きやすさを感じるポイントです。アクセスが多くなってしまったDWHの拡張に対して、年間で数千万円の投資が必要だったケースがありました。しかし、たった1〜2時間程度の会議でGOが出たんです。必要な開発・ツールがあるなら、有用性の説明さえできれば認めてもらえるのはとてもありがたいです。

リクルートの根源にある『で、どうしたい？』の文化は、エンジニア組織にも根付いています。もちろんロジックや根拠は必要ですし、合意形成力も重要ですけれどね。

あとは、フレックスタイム制なので働き方も以前とは大きく異なりました。何時に出社するか、どこで作業するか、どこまで作業するかも自分自身なので、自分のことをきっちり管理するようになりましたね。

フレックスタイムは、子どもがいるような場合にも、とてもありがたいんですよ。僕にもまだ小さな子どもがいるので、急な発熱にもすぐに対応できます。子育てと両立したいと思っているような方にも、おすすめできる環境です。

それに、堅苦しいスーツを着る必要も無くなりますしね（笑）転職してからは、とても働きやすくなりました。

■ AWSやGCPを使った開発経験がある方

■ 「これだけは負けない」といえるスキルを持っている方

■ ビジネスを理解し、コミュニケーションを円滑に取れる方

■ 自発的に行動ができる方

■ 考えをきちんと主張・説明できる方

■ 多角的な視点で物事を見ることができる方

■ システム開発（インフラ含む）のプロジェクトマネジメントやディレクション経験

■ OSS活動への参加経験

■ dockerなどコンテナを用いた開発経験