東京都中野区。サブカルの聖地ともいわれるこのまちに、小学生向けの全日制マイクロスクール「東京コミュニティスクール(以下、TCS)」はあります。
少人数制にこだわり、1学年の定員は9名。現在は1〜6年生まであわせて全校生徒50名で、それぞれの名前はもちろん一人ひとりの好きなこと、誕生日まで知っているほど。まるで、大きな大家族のようなスクールです。
概念型の探究学習を中心にしながら、みんなでディスカッションしアイディアを膨らませていく時間もあれば、テクノロジーを組みあわせ、それぞれの子どもの違いにあわせて進めていく時間もある。
また、近くにある公園をグラウンドがわりに使ったり、公共の図書館をどんどん利用したり、公共交通機関を駆使してフィールドワークに出かけたり、登山やサマーキャンプ、スキーキャンプに出かけたり。「まち全体を学び場」にしています。
そんなTCSは、開校当初からあえて文部科学省の認可をとらない非一条校(学校教育法の第一条に掲げられている教育施設に当てはまらない学校)として、実験的な学びを続けています。すでにできあがっているものに則って進めていくのではなく、新しいものをつくっていく”難しさ”と”楽しさ”がある。
だからこそTCSでは、子どもも大人も、常に「学び続ける人」、「創造し続ける人」であることを目指しています。
2004年8月開校。2006年7月NPO法人格取得。2010年に国税庁より、2015年に東京都より認定 NPO 法 人の認定を受けました。
2024年8月に創立20周年を迎え、新たに第二校を創立すべく動き始めています。