私たち株式会社門脇商店は、秋田県で山林経営をメインに手がける会社です。後継者問題や人材不足など、山林領域の課題解決に貢献します。
■事業内容■
・山林経営
・商業施設の運営
私たちは秋田県内に1,000ha以上の山林を所有しています。その山林の多くは、引き継ぎ先がない所有者から購入した土地です。自分の山で切った木を、家を建てるための材料に使う機会は減り、個人が山林を持つ意味は失われ始めています。これからは法人が山林を活用し、次世代に引き継ぐ必要があると考えています。
■事業の展望■
1980年代以降、国産材の価格は低迷が続いていますが、そのような時代は終焉を迎えつつあると見込んでいます。昨今の円安や国際情勢が不安定さ、気候変動対策の必要性などを鑑みると、木材自給率を高めることは重要であり、山林を所有している会社はここからがまさに成長のタイミングだと考えています。ただ、そのためには、山林情報のデジタル化やJクレジット創出などに取り組むこともまた必須でしょう。
現在、どこの地域でも個人の山林所有者は自身の代で山林を手放したいとおっしゃいます。生活様式の変化により、個人で山林を生かすことが難しくなっているためです。また、山林は所有していてもすぐに売上につながらないため、林業会社でさえも山林所有を敬遠し、立木だけを購入する場合があります。だからこそ、当社はストックとフローを効率的に回せるビジネスモデルが構築し、引き受け手のない山林を購入できるようになって、地域から必要とされる存在になることを目指しています。