京都西山短期大学は、1950年に短期大学として京都府長岡京市に設置されました。発祥は古く、1280年に開かれた総本山光明寺の学寮を発祥としています。
本学の建学の精神は「慈悲・智慧」であり、人の気持ちを察し、考え行動することができる人格形成をおこなう教育機関として、また、建学の理念である「学仏大悲心」は、人の苦しみを己の苦しみとしてとらえ、人の悲しみを人の悲しみとしてとらえることのできる人物の育成を本学の理念としています。
その精神と理念を基として、教育目標である「地域や社会で活躍できる人材の育成」に取り組んでいます。
それは、他者への「思いやりの心」を育みつつ、各学問分野の専門的知識の修得によって得られる情報処理能力、想像力と創造力を働かせ「自分の答え」を見出し、さらに他者との協働から自身が納得する解答を見出すことによって得られる情報編集能力、一般常識や礼儀作法、ビジネスでのルールを知り、日々意識して取り組むことによって得られる基礎的人間力、その3つの力を総合的に身に付けることによって達成できるよう取り組んでいます。
本学の法人である学校法人京都西山学園の組織は、向日市にある向陽幼稚園、京都西山高等学校、そして、京都西山短期大学の3校が同一法人校としてあります。
よく間違われるのが、「西山」の読み方です。高等学校は、京都「にしやま」と読みますが、法人と短大は、京都「せいざん」と読みます。
京都西山短期大学には、現在、3コース開設しています。定員は、現在200名です。
・こども教育コース(保育士、幼稚園教諭2種免許取得のためのコース)
・メディアIT・ビジネスコース(実社会で必要となる資格の取得を目指すコース)
・仏教コース(浄土宗西山派の僧侶資格取得を目指すコース)
また、2024年より、学科名称を「共生社会学科」と変更し、実学を主とした学びと修学環境の中で、人格形成をはかっていく短期大学へ大学改革を取り組んでいます。