私たちは、大阪を拠点にホームレス状態の人などへ支援活動を行なっている認定NPO法人です。
ホームレス状態になりたくないにも関わらず、そうならざるをえない。
ホームレス状態から抜け出したいと思っても、抜け出せない。
ホームレス状態のの人々への偏見がなくならず、襲撃事件が起きてしまう。
そんな日本社会を変えていくべく2010年から活動をしています。
6つのチャレンジを通じて「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造づくり」を実現させます。
チャレンジ1:届ける
ホームレス状態になってしまうと、携帯電話が使えなくなり、住所がなく、お金も少なくなっていきます。そうなると、情報や食事を得るのが困難になります。支援団体や行政機関の紹介、物資の提供などを行うために年16回の夜回り活動やネットカフェやコンビニなどの深夜営業をしている店舗へのポスターやバナーの掲載を行っています。
チャレンジ2:選択肢を広げる
いつでも相談できるようにメール、電話、来所での相談を受け付けています。新規の方だけで昨年は年間300人の相談がありました。必要に応じて行政の福祉窓口につないだり、衣服や食料の提供を行ったり、当法人が運営するアンドセンターに緊急宿泊してもらったりなど、さまざまな「選択肢」を用意しています。
チャレンジ3:「暮らし」を支える
アンドセンターを日中開放し、居場所として提供しています。食事をいつでもとれるのはもちろんのこと、シャワールームと仮眠室の設置、理容組合によるカットモデル、看護師による健康相談会などさまざまな取り組みを行っています。
チャレンジ4:「働く」を支える
Homedoorの出発点は就労先の提供でした。ホームレス状態廃品回収をしている人が多く、自転車修理も自然とできる人が多いという共通点に気づきシェアサイクル事業がはじまり、現在HUBchariの拠点は50を超えるまでになりました。また自転車に関する仕事が行政や民間からやってくるようになり、仕事の幅も広がりました。身分証や携帯電話がない人でも働ける場所をつくっていくことが重要だと考えています。
チャレンジ5:再出発に寄り添う
保証人や初期費用を工面しづらい人でもアパートに入れるよう、地域の不動産屋と連携しています。就職ができた人については途中でドロップアウトしないように、定期連絡をしたり居宅に訪問したりし、見守り活動を行います。
チャレンジ6:伝える
誤解や偏見を持たれがちなホームレス問題を広く正しく知っていただくために、講演を年間60回程度実施しています。