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次世代放射光施設『ナノテラス』へ軟X線集光ミラーを納入

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夏目光学独自の高精度なX線素子製造技術を用いて製造された軟X線集光ミラー。
夏目光学社員はもちろん、多くの方々の想いが込められているナノテラスの実現に向けて、その性能を左右する重要な役割を担うのがこの「軟X線集光ミラー」です。

責任は重大ですが、同時に未来を切り拓く大きな可能性も秘める、まさに未来を創造する最前線に立ち研究開発を進めています。

◆次世代放射光施設『ナノテラス』とは?
次世代放射光施設『ナノテラス』は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と一般財団法人光科学イノベーションセンター等が東北大学の青葉山新キャンパス内に整備した、我が国初の官民地域パートナーシップによる研究施設です。2024年度より稼働を開始した本施設では、最先端の加速器技術と光源技術を活用し、これまで観察することができなかった微細な世界をデータ化(可視化)することが可能となりました。新材料やデバイスの開発、生命機能の解明、創薬研究など、幅広い分野での活用が期待されています。また、サイエンスパークと連携し、産学官民の結節点として、社会価値創造を行う共創の場としても注目されています。

ナノテラスは、軟X線領域において国内既存施設の100倍以上の明るさを誇り、世界最高水準の分析能力を有しています。ナノテラスは、いわば「ナノスケールまで観察可能な高性能顕微鏡」として、物質の機能や物質表面の反応を精緻に分析し、科学技術の新たな地平を切り開くことが期待されています。