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ABOUT
なぜ牧場兼キャンプ場をはじめるのか、現代社会におけるあり方を表現するコンセプト設計
■クライアント
株式会社千葉牧場(chicabi子会社)
千葉エリアの場づくりに特化したローカル・ベンチャー企業。施設運営、商品開発、農業振興、地域振興、観光振興、各種研究など、さまざまな事業を手掛ける。株式会社chicabiと株式会社秋葉牧場の2社によって、2018年に設立。「千葉ウシノヒロバ」の運営を行っている。
■背景/課題
2019年10月、公募による選定を経て、千葉市と「千葉市乳牛育成牧場跡地整備事業」の協定を締結。千葉市乳牛育成牧場は、観光拠点の役割も備えた新たな民営施設としてリニューアルすることが決まった。
前身である千葉市乳牛育成牧場の思想を受け継ぎつつ、酪農文化の啓蒙や千葉市の観光振興などの新たなミッションを達成すべく、現代社会に適合した新しい観光施設のコンセプトが求められた。
■アプローチ
千葉市および千葉県の文化、酪農の歴史、都市や地方の課題、現代社会の問題、資本主義社会の未来、SDGs、エコロジー、リジェネラティブ、循環型経済、脱成長論など、学際的な視点から施設を考え、経済至上主義ではない、社会的意義を中心においたコンセプトを立案した。
■チャレンジポイント
自分たちの正当性を自分たちで力強く証明できる、社会性・耐久性・将来性のあるコンセプトを考えるべく、現代社会における牧場兼キャンプ場のあり方を追求した。
■クレジット
コンセプト設計/ 川上 鉄太郎、山本 郁也
受賞歴
2021 千葉市都市文化賞 景観まちづくり部門優秀賞
2021 日本空間デザイン賞 サステナブル空間賞
2021 第55回 日本サインデザイン賞 入選