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2000年代初頭 エバーブルーデニムの開発に成功

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当社としては少し先の時代を見ていました。「このビンテージブームはいつか終わりが来る。こすり、色落ち、ダメージ加工といったもので勝負できないだろうか」と考え、まさにメインストリームとは対岸にある「色落ちが極限までしない、インディゴブルーがずっと楽しめる生地」=エバーブルーデニムの開発に乗り出しますが、時代はまだまだビンテージジーンズブーム真っ盛り。色が落ちない生地は、どのブランドにも相手にされません。

しかし、「深いインディゴブルーが冴え、生地としてはとてもきれいな色」ということに絶対の自信がありました。何とかこの生地を、製品化したい、どんな製品にこの生地は合うのだろうか、という試行錯誤の日々が続きます。
2000年代半ばに入ると、以前から危惧していたことが起こります。そう、「ビンテージデニムブームの終了」です。さらに、SPAモデル(製造小売)の台頭も、業界の不振に拍車をかけるようになりました。だ当社も、業界の変化のあおりを受け、んだん大きなロットでの商売ができなくなってきました。ここから、変化を強いられる時期に突入していきます。

しかし、当社にはエバーブルーデニムという武器がありました。