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支え合いと、葛藤、その先に見えてくる未来
バングラデシュ・コックスバザールを舞台に、ロヒンギャ難民を受け入れているホストコミュニティの現状と、彼らの生活を支える支援とその発信プロジェクト。
難民キャンプは、バングラデシュの人達の居住地域に隣接して設置されており、一部のロヒンギャは、キャンプ外で地元のバングラデシュの人達と混じって暮らしていることもあり、地元のバングラデシュ住民より難民が多い状況です。こうした状況により、ホストコミュニティのバングラデシュ住民は、田畑や仕事を失ったり、物価の高騰、伝染病や衛生の問題や、治安の悪化など、生活のあらゆる場面で、様々な影響を受けています。
そこで、世界中の社会課題の解決に取り組む国際開発コンサルタント「アイ・シー・ネット株式会社」は、ホストコミュニティの人達の生活向上を目指し、バングラデシュに数多くいるヤギをホストコミュニティに配り、育ててもらい、やがて増えたヤギを他の人に渡すことで支援の輪を広げることのできる「ヤギ銀行」というしくみを使って支援プロジェクトを開始しました。WORLD FESTIVALは、プロジェクトメンバーの一員として、本プロジェクトのクラウドファンディングから共に歩み、ロヒンギャ難民キャンプの人々とホストコミュニティの人々へのインタビューを実施し、一人ひとりの思いや感情、魅力や可能性はもちろん、彼らが置かれている現状をショートフィルムとして発信しました。
それぞれの立場の人達が、自分達が守らなければいけないものがあります。その中で、不安や恐怖と葛藤しながら歩み寄ろうとする者。悲しみを乗り越えようとする者。一人ひとりの言葉から、ロヒンギャ難民キャンプの現状と、手を取り合って生きていくことの意味を考えるきっかけになれたらと思います。