「自分が何をしたいのか分からない…」
多くの就活生がこれの悩みにぶつかるかと思います。
私も昔、自分のやりたいことが見つからない悩みにぶつかりました。
「こんなに"自分のやりたいこと"がない自分ってどうなんだろう…」
「待って、"自分"なさすぎ…?」
「今までどんだけテキトーに生きてきたんだ…(T_T)」
その時は、こんな感じ👆で5分ほど自己嫌悪に陥ることになりましたが、
その原因を自分なりに探してみたら、
「なーんだ、そりゃ仕方ないわ笑」
「そんな深く悩みすぎることないな!」
と、気持ちがすっかり晴れたのを覚えています。
というわけで、今回は「これが原因かも?」と思われるものを1つ紹介します。
(※決してすべての人に当てはまるわけではありません)
悩みに対して改善策や対処法を考えるのが普通だと思いますが、
気持ちを切り替えるためにその悩みの背景を知っておくのもアリかもしれません。
さて、さっそく本題に入りましょう。
これは完全に私の自論ですが、
自分が何をしたいのか分からない系の悩みにぶつかる最大の原因は、ズバリこれだと思います。
今までの人生で受験という制度に慣れてしまったから。
※この記事での「受験」とは、「筆記試験を用いた学力試験」を指し、「推薦やAO入試」は除きます。
今の日本では、就活に直面するまでに小学受験・中学受験・高校受験・大学受験という4つの壁があります。
大多数の人はそのうち1~2個を経験していることと思います。
私は中学受験と大学受験の2つを経験しているのですが、いざ大学に入って自由な時間を大量に与えられたときは「さぁ何をしようかなぁ」から始まり、やりたいことがない自分に困ったのをよく覚えています。
なぜ「当時はやりたいことがなくて困ったのか」を今になって分析してみると、
小学生・中学生・高校生の時にとりあえず何も考えずに受験に向けて勉強だけすればいい環境に慣れてしまったことが大きい要因として考えられます。
(これだけ聞くと勉強の虫だったように思われますが、実際は大して勉強してません笑)
要するに、
「入学してから〇〇をしよう」「△△がしたい」などの動機が何もない状態で、
「入学すること」だけが目的化していた
というわけです。
そんな状態に慣れてしまった自分が、いざ就活という壁に出会い「お前は何をしたいんだ」「お前はどうなりたいんだ」とひたすら問いかけられても困るのは、当然ですよね。
では、受験と就活がどう違うのか比較していきましょう。
カンタンにまとめると、こんな感じ👇です。
◇受験:たとえ大した志望動機などがなくても、筆記試験を通るだけの学力さえあれば誰でも入学できる
◇就活:一般的に志望動機や学力以外の才能が重要視され、学力だけでは入社できない
表でまとめると、こんな感じ👇です。
そもそも、受験という制度が学力以外を重要視していない構造になっている以上、
「とりあえず偏差値の高いところ受けておこう」
「行けそうな学校を選ぼう」
という発想になるのは、ある種仕方ないことだと思います。
少なくとも、当時の私は「とりあえず周りが受けてたから」という理由だけで、オープンキャンパスに行くこともなく、何も考えずに志望校を選んでいました。
もちろん、ちゃんと自分がやりたいことから逆算して志望校を選んだ方もいると思いますが、
私と同じように何も考えずに志望校を選んできた方も決して少なくないのではないでしょうか。
Chapter.2で「受験と就活がどう違うのか」と「受験制度の構造上、思考停止になるのも仕方ない」というのを説明してきました。
幸いにも私はそう感じることはありませんでしたが、
思考停止で志望校を選び、その志望校に入学した結果「なんか違う…」と違和感を覚えてしまった方もいらっしゃると思います。
それを再び就活で繰り返さないようにするには、しっかりと自己分析に向き合うしかありません。
なぜなら、自分のことは自分が一番よくわかっているのですから。
受験の時の志望校選択なら、担任の先生や両親が手伝ってくれたかと思いますが、
自分が本当にやりたいことは自分にしかわからないことなので、本当の意味で手伝える人はどこにもいません。
もちろん、他人に相談に乗ってもらうことはできますが、
あくまで最終的に決めるのは自分です。
ここまで、自分が見つからない原因の1つと思われるものの要因について説明してきましたが、
私が言いたいことは1つです。
「自分がやりたいことが見つからない…」と自己嫌悪に陥るくらいなら、
その原因を知り「まぁ仕方ないか!」と気持ちを切り替えてみてはいかがですか?
ということです。
くよくよしすぎて自己分析ができなかったら、それこそ本末転倒ですからね。
何事も、自己嫌悪に陥るほど深く考えすぎないのが大事です。
そのくらいの精神状態の方が、案外自己分析も捗るのではないでしょうか。
▽「自己分析とは何か」について知りたい方はこちらから
本記事で、皆さんの気持ちの切り替えができることを願っています。
それではまた!
※本記事の趣旨は、受験制度の存在について懐疑的な立場を示すものではありません。
自己分析に悩むあまり落ち込んでしまう就活生に向けて、悩みの一因を問いかけることで、
気持ちを切り替えるきっかけになってほしいというのが趣旨です。
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