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ねもっちゃんのゆとらない日々

yutoriという会社に90年代のボーイッシュテイストの古着セレクトショップがあります。そこのオーナーを務めるのはまだ21歳の根本朱里(ねもとあかり)という女の子。みんなからは『ねもっちゃん』と呼ばれています。今日は、『ねもっちゃん』に話を聞きました。


"yutoriに入るまでは、廃人でゴミのような生活だった"
"小さい頃は、陰気で隅で絵を書いていた"
"今までのバイトはみんな敵だと思って接していた"

こんなことを彼女は言っていました。今の働きぶりからはそんな面影は見えないくらいに、一緒に働く沢山の人が彼女を頼りにしています。


↑働き始めて間もない頃

株式会社yutoriが設立する発端となったアカウント『古着女子』ができて2ヶ月経った頃、バイトスタッフの募集がかかりました。そこに応募したのがねもっちゃんでした。当時はまだフォロワーが6万人。アカウントが立ち上がった当初から古着女子をフォローしていたねもっちゃんは、"古着が好き、コーデを組むのが好き"という素直な気持ちで応募しました。結果、当時のyutoriはまだ会社登記前、会社にもなっていない頃からの初期のメンバーとして入社しました。


初めはフルジョのインスタグラムの運用、イベントの運営、古着のECストアの立ち上げに関わっていました。そこから、古着ECサイト『9090』のストアオーナーを任されることになりました。現在もメインとしている仕事です。仕入れから撮影、ストアの運用までを少し前まではほとんど一人で行っていました。


辛さすらも楽しい

会社に加わって一年。現在は会社の事業を担う存在にまでになりました。それも、通っていた東京大学を休学してまでyutoriでの仕事に尽くしています。

それだけの仕事をこなす彼女に大変なことを聞きました。すると、"仕入れの荷物が重い"との予想外の単純な答え。そして思い悩んだ末に出てきたのが"辛さすらも楽しい"という言葉でした。


はじめは一人でやっていた仕事も、今は彼女の下で働く仲間もいます。その仲間の中の一人が言っていました。

"ただ厳しいことをいう人だけではついて行くことを諦めてしまうかもしれない。でも、かもさん(ねもっちゃんのもう一つのあだ名)だからついて行こうと思える。かもさんはそのくらい情熱があって信頼できる人"

こう言った女の子もまだ働き初めて4ヶ月の女の子でした。

"自分の性格上、自分一人で仕事をした方が早い"

はじめはこう思うこともありました。
しかし、いつからか一人では目標を達成できないことがわかりました。
そのきっかけはある会議。
彼女の将来を考える会議にありました。社員や社長も混ぜての会議です。
そこから彼女は周りの人たちを育てていくという意識に変わりました。


"ラフでゆるっとしているけれど、気がついたらみんなが彼女を頼りにしていてどこか強い芯がある"

これが私の短い間で感じ取る印象でした。


唯一の心の拠り所

彼女にとってのyutoriも聞きました。
" yutoriは唯一の心の拠り所であり、自分の価値にもなっている"

自分に何もないと思っていた彼女に唯一の拠り所を与えてくれたのがyutoriでした。そして、何度も言っていたのが、"yutoriには忠信を誓っている"ということでした。(忠信とは、真心を尽くし、偽りがないという意味)
そのくらい彼女はyutoriを信じているし、何もない生活から救ってくれた感謝の気持ちを仕事にぶつけています。


yutoriという会社で彼女は自分の居場所を見つけたのかもしれません。

また、yutoriも彼女を必要としています。やりたいことがなかった彼女がSNSで掴んだちょっとしたきっかけは、一年でどんどん大きくなりました。そして彼女の眠った才能に花を咲かせようとしています。

"yutoriに貢献できることはなんでもしたい"

そう答える彼女は今、
自分のしたい仕事をしています。

それは、楽しさだけじゃない辛さや自分の弱さも、ぜんぶを偽りなく受け入れてるからこその"ゆとらない日々"でした。

そして、今日も彼女はまた働いています。

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