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システムアナリシス課の二人が描くアドエビスの未来とは

今回は、今年の11月に「AD EBiS マーテック研究会」を立ち上げ、ブラウザや媒体の仕様など最新のマーテック情報を発信する「システムアナリシス課」のメンバーに話を聞きました。
最新情報のリサーチや開発支援を通して、これからのアドエビスを考える二人に、現在のお仕事とアドエビスならではのやりがい、目指す将来像について語ってもらいました。

❚ やるべきことは自分たちで開拓する

――簡単に自己紹介をお願いします。

中山:2011年に新卒で入社して、現在入社8年目です。カスタマーサポートと営業を経て4年前からエンジニアとしてアドエビスに関わっています。ビジネス職からエンジニアへの転身という社内ではちょっと変わったキャリアの持ち主です。

Bourlon(ボーロン):2016年に中途で入社して、アドエビスのビッグデータ処理基盤の最適化や機械学習を用いた機能の開発などを担当しました。システムアナリシス課になってからは、ブラウザの最新仕様を研究し、製品に反映する提案開発をメインに取り組んでいます。

KYOTO BASEを拠点に働く中山(左)とBourlon(右)


――システムアナリシス課はどんな部署ですか?

中山:今年の4月から新サービスの検討とPoC※の推進を目的に新設された部署で、アドエビスの開発プロジェクトの支援がミッションです。マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」の機能改善と、今後の製品開発に向けた情報を収集し、提案する活動をしています。
※試作開発の前段階における検証/デモンストレーション

Bourlon:メンバーは中山と二人で、中山が課題の検知・要望収集を担い、私が解決・実現方法を考えるというのが大まかな役割分担になっています。

――具体的にはどんなことをしていますか?

中山:アドエビスの仕様や開発に関連する多くの部門と関わりながら、幅広くサポートしています。
企画部門と連携して製品企画に必要なリサーチをしたり、進行中の開発プロジェクトのレビューをしたりしています。最新のブラウザ仕様に関するお問い合わせについては、カスタマーサポート部門の支援をすることもあります。

Bourlon:他部署の支援以外では、既存システムの改善提案と検証用のPoCの実現があります。今は、昨年リリースしたクロスデバイス分析の機械学習処理の高度化・精度向上のPoCに取り組んでいるところです。
他にも、アドテクやマーテックに関連する様々な情報をインプットして、アドエビスに還元しています。仕様の変更が目まぐるしいブラウザの動きを予測するために、safari、firefox, chromeの公開されているソースコードを調査したり、Google広告やAPIなど媒体の仕様変更をウォッチして、アドエビスとしてどう対応していくかを検討し、発信しています。
今はまだ着手できてないんですが、これからはクロスデバイス分析機能のような業界の先駆けとなる新機能の提案にももっと力を入れていきたいと思っています。

――アドエビスにおいてシステムアナリシス課はどんな役割なのでしょうか?

中山:あらゆるところから関係する最新情報を集め、必要な機能開発のアイディアと実装方針を正しく伝えることです。開発プロジェクトが始まる前に方針を出したり、プロジェクトの進行中にはレビューをしてプロダクトの全体方針がぶれないように、そして業界トレンドに沿うように導いていこうとしています。

Bourlon:それに加えて、アドエビスの伝統的な仕様や機能を開発メンバーに伝える役割も一部担っていると思います。新しい開発メンバーが増えてきている中で、私たち二人は社歴が比較的長いので、当初開発に携わっていた機能を中心に既存ユーザーへの影響を最小限に抑えられるような開発のアドバイスもしています。

中山:やるべきことを一から考えられるところが、求められていることでもあり、面白いところでもあります。

Bourlon:自分たちの仕事を自分たちで開拓できるので、アドエビスの発展に大きなインパクトを与えられる領域を任されていると思っています。

――アドエビスだからこそ味わえる面白さってあったりしますか?

中山:アドエビスには、様々な業界と媒体のデータが集まっているので、それらのデータを分析することによって業界の動きがみえる点が面白いですね。この業界特有のことではないと思いますが、海外事情をウォッチしていると、だいたい同じようなことが少し遅れて日本でも取り上げらられるので、近い未来を予測をしてそれが現実になるかどうか見ていく、というのを繰り返しています。

Bourlon:効果測定ツールはアドテク業界の中で中立的な立場にあるので、GAFAに代表される巨大ITの主要プレイヤーと仕様を合わせたり、APIレベルで連携することもあります。アドエビスの開発に携わることで、誰もが毎日使っているブラウザや、どの企業も実施しているWebマーケティングの仕組みを自然と把握できるので、「Web」を取り巻く環境からデータ活用、広告に支えられている無料サービスに至るまでを理解する機会になりますね。アドテクの進化は日常で使うサービスに強い影響を与えているので、IT業界はもちろん、ネット経済や世界の動向の理解にもつながると感じています。
特に今は、ITPの影響などでクロスサイトトラッキングができなくなって、各国の法律も厳しくなってきているので、計測の仕組みのあり方を根本から見直す必要が出てきています。アドエビスから次世代の効果測定の仕組みを提案・提示する絶好のタイミンングであり、チャンスだと感じています。

❚ 最新のトレンドや技術をいち早く取り入れ、
国内のアドテク業界に影響を与えられる存在へ

――最近お二人が立ち上げた「AD EBiS マーテック研究会」についても教えてください。

中山:システムアナリシス課として調査している最新情報はSlackで社内に共有しているのですが、ただ流れていくだけではもったいないと思って、調査結果をまとめて発信するメディアを立ち上げました。「AD EBiS マーテック研究会」という名前でブラウザや媒体の仕様、未来のマーケティング業界予測などを発信しています。

Bourlon:ITPのようにマーケターが気にする少しマニアックな技術を素早く、そして正確に伝える媒体がなさそうだったのと、ITP1の時に同僚と一緒に書いた記事の反響が大きかったこともメディアを立ち上げる後押しになりました。ありがたいことに「ITPのことならアドエビスに聞く」と言ってくれている方も多いようなので、その裏付けとなる発信をしていきたいです。
最近では、ITP以外にもアドテクの未来に大きく影響するような動きがあるので、そちらも伝えていこうと思っています。

今年の11月に立ち上げた「AD EBiSマーテック研究会」


――発信を始めてから何か反応はありましたか?

中山:Twitterで良い反応をたくさんいただきました。アドエビスの開発が計測について真剣に向きあっていることをお伝えできたかなと思います。

Bourlon:一部「分かりにくい」という感想もあったので、もう少し丁寧に書いていこうと思いますが、他の記事にあまり出ていないようなディープな話は「AD EBiSマーテック研究会」の特徴として継続していきたいと思っています。

――今後どんなメディアに育てていきたいですか?

中山:同じようなことを調べている社外の人にもコメントをもらって、マーテックの未来予測やあるべき姿について、議論していけたら嬉しいです。記事はまだ二つしか書いていないので反応を見ながら書き方やコンテンツを調整していきたいですね。

Bourlon:少しずつテーマを広げていきたいですね。例えば、プライバシー保護についてアドエビスが考えていること、目指していることとかも伝えたいです。外からはITPと戦っているように見えるかもしれませんが、ITPに対応したことで、クロスサイトトラッキングからサイト内計測へのシフトが進み、プライバシー保護を最優先課題の一つにまで上げることができました。社外に情報を発信することで、調査・検証の信頼性も高めたいですし、外部とのコミュニケーション・議論も活発になればいいなと思います。

これまでアドエビスからの技術的な情報発信はあまりなかったので、big data、機械学習に関する技術についても発信するきっかけになればと思います。
あとは、舞台裏を生々しく伝えることで、アドエビスの製品開発の現場が楽しそうと思ってくれたら嬉しいですね。各ブラウザーのエンジニアが意見をぶつけ合ったり、協力したりして新しいスタンダードを作っていくプロセスを追いながら、Web業界の未来を想像する今の仕事がとても楽しいので、その楽しさを少しでもシェアできればと思います。

――今後の目標やチャレンジしてみたいテーマなどがあれば教えてください。

中山:今の広告効果測定は広告に有利な結果になるような仕組みになっている気がしています。コンバージョンする意欲のある人が広告をクリックしているのであって、クリック自体がコンバージョンに影響しているわけではないと考えているので、本当に効果のある「コンバージョンに影響を与える」広告を見分けられる仕組みを考えたいです。

Bourlon:今、各ブラウザが出しているプライバシーポリシーやトラッキング防止ポリシーの整備が進められています。プライバシー保護関連の法律やルールを守りながらも、マーケティング施策の効果測定を継続できる環境を提供することで、マーケティング支援ツールとしてのアドエビスのポジションをさらに固めていきたいですし、高めていきたいと思います。そのためには、クロスサイトのデータを確率的に推計・予測するための機能も拡充する方法も考えたいですね。
また、海外の最新トレンドを率先して導入することで、国内のアドテク業界においてより広範囲に影響を与えられたらと思います。


中山 みなみ/アプリケーションリード
サンフランシスコ州立大学卒業。動物学、経済学専攻。
2011年4月に株式会社イルグルムに入社し、東京でアドエビスのカスタマーサポートと営業に従事。2014年10月より大阪本社の開発へ異動。カスタマーサポートと営業の経験を活かし、アドエビスの改善・新たな機能開発を担当。最近はアドエビスの新機能企画・要件定義をメインに取り組んでいる。

Antoine Bourlon/R&D Engineer
フランスの大学でネットワーク・分散システムを専攻。
日本への交換留学がきっかけで、神戸のシステム開発会社に就職。スマートデバイスアプリの企画と開発に携わる。2016年に株式会社イルグルムに入社し、アドエビスのビッグデータ処理基盤の最適化や機械学習を用いた機能等の開発案件を担当。最近はブラウザの最新仕様を研究し、製品に反映する提案開発に取り組んでいる。

「やるべきことは自分たちで開拓する」という言葉が印象的でした。
決まった道を歩くではなく自ら道を開いて行く姿は、イルグルムが大切にしている「未知に、道を。」という言葉を連想させるものでした。
これからもっともっと熱いサービスを生み出してくれることを期待しています!

イルグルムでは、ともに未来を描くメンバーを募集しています。仕事を通してWebマーケティングの知識やアドテクの技術を吸収したい方は、ぜひ採用サイトもご覧ください。

また、中山とBourlonが発信する「AD EBiS マーテック研究会」もぜひご一読ください。

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