イエソド社が一度目の緊急事態宣言の際のフルリモートワークから学んだメンバー間のコミュニケーションについて書きたいと思います。
まずはDiscord編です。Discord以外でのコミュニケーションについては追って掲載していきたいと思います。
再びの緊急事態宣言により、弊社は再びフルリモートワークに移行しました。
新年早々に緊急事態宣言が発令され、従業員の健康のため、通勤時の感染予防として全社員の出社を控えることになりました。
本記事は㈱イエソドで人事を担当している盛(もり)がお送りします💁♀️
前回のフルリモートの様子
2020年3月頃に初めて緊急事態宣言が発令され、イエソド社も初めてのフルリモートワークに移行しました。
もともとリモートワークが一部可能であった為、フルリモートに移行した際に大きな障害はありませんでした。
それは、もともと様々なSaaSやツールを活用して業務していたからです。
普段の業務から便利なクラウドサービスを導入しているのでオフィスにいなければできない仕事はそう多くありませんでした。
フルリモートに変わってから一番最初に議題に上がったのは『オンラインMTG時に何のツールを使うか』でしたが、当時は仮想背景が使える”Zoom„が話題になり、仮想背景という斬新さと導入する企業が多かった(商談で使用する際にも”Zoom„が良いだろう)という事もあり”Zoom„を選択しました。
また、⇧の記事を一部抜粋しますが、
オフィスで行っていたこととして、ミーティングや社内イベントはもちろん、その場に他のメンバーがいれば会話が生まれたり、ゲームをしたり、など、コミュニケーションをとるのは簡単なことでした。
メンバーが席にいれば、すぐに声をかけられた距離が無くなってしまった、ということが唯一のマイナスと言えるかもしれません。
ここでも書いている通り、前回のフルリモート時の課題として残ったのは『すぐに声をかけられた距離が無くなってしまった』という事でした。
すぐに声をかけられる距離の確保
ボイスチャットアプリ『Discord』を使用したコミュニケーション方法で今ではこの課題も解決しつつあります。
実は前回のフルリモートワーク時にも仮導入していました。
その時の運用方法は『◯◯の部屋』みたいに個人の部屋を作って常駐し、話したい時に話しかけに行く、というものでした。
・・・・が、運用がイマイチうまくいかず断念。
他のメンバーの離席のタイミングが分からない、集中したい時に一時的にスピーカーミュートをしたものの解除を忘れる(話しかけられても分からない状態)などが続き、結果的にDiscordが過疎化。うまく運用できませんでした。
フルリモートワーク二度目の今回は、前回から学んだことを活かして運用方法を見直し新たな運用方法でうまく回ってるのでその方法をご紹介します。
イエソド社でのDiscord運用ルール
基本的にボイスチャンネルのみで構成されています。(テキストチャットはSlackで行っています。)
ボイスチャットの種類
😃 オフィス
・出社時基本的にいるチャンネル
・雑談もOK
🎧 オフィス(BGMあり)
・BGMが流れているかもしれないチャンネル
・雑談もOK
🤐 精神と時の部屋(作業集中)
・作業集中するための部屋
・会話厳禁
🤐 休憩所(話せません)
・休憩中
・Slackでも話しかけても返事ないかも
🤐 Discord外にいます(話せません)
・ZoomやMeetにいるかも?Googleカレンダーで確認してみよう
・話しかけると都合が悪いかも?
😃 会議室系
・MTGはこちら
絵文字はそのチャンネルで“会話しても良いのかどうか„を見た目でも分かりやすいように設定されています。(デザイナー横内さん案!さすが!)
😃〜
会話があります。
🎧〜
音楽が流れていることがあります。雑談もOKです。
🤐〜
ルームのメンバーは返事しません。
運用ルール
勤務中は「😃 オフィス」又は「🎧 オフィス(BGMあり)」に常駐し、雑音が入らないようミュートにしておきます。
集中したい時は「🤐 精神と時の部屋」へ、Discord以外のツール(ZoomやMeetなど)でのMTGや商談時は「🤐 Discord外でMTG中」へ、休憩中は「🤐休憩所」へ、といった形で各自チャンネルを移動し、自分が今話しかけられても大丈夫か否かをチャンネルの所在地で意思表示します。
勤務中はどこかしらのボイスチャットにメンバーがいるので、「今話しかけても良いですよ!」とか「今話しかけられるのは困ります!」という今の自分の状況を伝えられ、また、他のメンバーの状況も一目でわかります。
誰かと業務の会話をしたい時は、「😃 会議室」チャンネルへ連れ出します。他のメンバーが話しかけられても大丈夫なチャンネルにいるかを確認してから行います。
連れ出す方法は3つあって、
①オフィスチャンネルで話しかける
→「○○について相談したい事があるので、開発メンバーで時間ある方は会議室1に移動お願いします!」など
②特定の相手を会議室へ連れ出す
→相手をドラッグ&ドロップで会議室に連れ出してから「◯◯さん!今会話できますか!」と話しかける
③Slackから呼び出す
→Discord上で話しかけても応答が無いが、どうしても会話したい時(どうしようもない時)に使います。
解決できたこと
・リモートワーク中でも相手の状況が一目でわかる。
話しかけても大丈夫なのかどうかが分かる状態を作れた事によって、オフィスにいる時と同様の環境が作れました。
・ちょっとした相談やMTGをすぐに行う事ができる。
ZoomやMeetでは予め予定を立てたりURLを発行してからでなくてはMTGが行えないですが、Discordの会議室に相手を連れ出せばすぐにMTGが行えるので、オフィスにいた時のように「◯◯さん、ちょっといいですか」と言って会議室へ移動できる環境が作れました。
Discordを採用して『離席していて話しかけても応答がない』などの状態について、解決策を模索されていらっしゃる会社様がいらっしゃれば、イエソド社の運用ルールをぜひ試してみてください!
この記事は『 note 』にも掲載しています💡