Twitterで「柳井工業はギルド制を導入したい」と呟いたところ、結構反応がありました。
おそらく、ギルド制を導入しているプラント企業は現時点ではありません。だからこそ、柳井工業はあえて挑戦してみたいです。
今回のnoteでは、「柳井工業が目指すギルド型組織」と「ギルド制のメリット・デメリット」を中心にお伝えしていきます。
前提として:「ギルド型組織」とは?
まずは「ギルド」を知らない方向けに、簡単にお伝えします。普段、ゲームと馴染みがない方だと、聞き覚えがないと思います。
ギルド型組織とは、市場に対してオープンな、束縛されることのないタレントによって構成された、関係性を軸とした人的集合体である。株式会社、合同会社、有限責任事業組合、または企業の一部門など多様な形態を取るが一様ではない。
引用 ⇩
つまり、会社やフリーランスの形態に関係なく、ある目的や課題解決のために形成された集団形成になります。
今はIT企業を中心に「ギルド型組織」を採用している企業が増えました。
柳井工業が目指したい「ギルド」と「クエスト」
では柳井工業では、どのように「ギルド型組織」にしていきたいのか。イメージしづらいと思うので、簡単な図解を用意しました。
1. 仕事内容・現場・単価を掲示板に載せる
2.そのクエストの条件がマッチしている人が応募する
まず、"クエスト"として仕事内容・現場・単価を掲示板に載せます。そのクエスト(条件)が自分と合う場合、自ら応募してもらいます。
今までのプラント業界・企業は"トップダウン型"なので、現場を選ぶことができませんでした。
ただ、一人親方(フリーランスの職人)もたくさんいる今だからこそ、ギルド型組織が実現できると考えています。
ギルド制のメリット・デメリット
最後に、ギルド制のメリットとデメリットをお伝えします。
もちろん、現時点ではまだギルド制を採用していないので、あくまでも「導入したらこうなるだろうな…!」と、想像上の話になります。
▼メリット
・自分の条件に合った環境を選べる
・自分の意思を尊重できる
・会社としてもミスマッチが減る
・人材を集める手段として最適
▼デメリット
・最初はお客様からの評価は下がる可能性がある
・質が下がる可能性がある
1番メリットは、条件を知った上で来ていただけること。ミスマッチが少なく、人材不足のプラント業界でも条件がよければ、来てもらえる可能性がグッと上がります。
一方で、デメリットはクライアントさんから「大丈夫かな…?」と不安がられることです。
例えば、今まで「柳井工業の職人さん質が高かった!」と評価をいただいたとしても、ギルド制を導入することで柳井工業以外の方も増えるからです。
ただ、事前に弊社で職人さんのチェックや、信頼関係を構築できれば解消できるので、そこまで大きな懸念点にはならないかなと感じています。
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今回は「柳井工業が目指すギルド型組織」と「ギルド制のメリット・デメリット」をお伝えしてきました。
プラント業界の大きな問題である「人材不足」ですが、はやくギルド型組織を導入して解消し、業界にイノベーションを起こせたらと願っています。