MMTでは、現場で挑戦しながら成長していくアルバイトメンバーが多く活躍しています。
現在は夏から3名のアルバイトがジョインしています。
今回紹介するのは、フォトグラファーとして活動しながらMMTで映像制作に取り組むHIMENOさん。写真で「空気感を切り取る」ことにこだわってきた彼女が、映像の世界に興味を持った背景には、かつて観客として触れたMMTのXRライブの体験がありました。
今回は、彼女がMMTで得た経験や気づき、そして現場で感じた歓びについてお話を伺いました。
― 自己紹介をお願いします
HIMENOです。(Instagram:@hmnphotography_)
現在、東京を拠点にイベントやアパレル撮影などを主にフォトグラファーとして活動しながらMMTで映像のアルバイトをしています。
― どのような動機でMMTのアルバイトを受けてみようと思いましたか?
普段は写真を通して「空気感を切り取る」ことにこだわっていますが、映像では動きや熱量をよりダイレクトに伝えられると感じていました。
MMTのライブ映像やフェス映像を見たとき、現場の臨場感や空気感が本当にリアルに伝わってきて、「自分もやってみたい!」と強く思ったのがきっかけです。
コロナ禍の最中、好きなアーティストが行ったXRライブを家で観たことがあり、それが本当に楽しくて心に残る体験でした。
今回応募するにあたり、MMTが手掛けている映像を拝見したところ、当時リアルタイムで観ていたあのXRライブを制作していたことを知り、驚くと同時に「自分もこんなふうに人の心を動かす映像をつくりたい」と強く思いました。
見る側ではなく、実際に現場で経験し、学びたいという気持ちから応募しました。
― 元々フォトグラファーとして活動してきた中で、HIMENOさんにとって映像で表現するときにはどんな違いを感じましたか?
写真は一瞬を切り取る表現ですが、映像には時間や動きが加わるため、場の熱量や演者の息づかいをよりリアルに伝えられると感じました。
光や表情の変化、観客の反応など、時間の連続性の中で空気感を表現できるところが大きな違いで、より臨場感を持たせられるのが面白いです。
― 印象に残っているプロジェクトや業務を教えてください
「暴力的にカワイイ2025」というイベントのライブ収録です。
当日は、各アーティストのライブ映像の編集、収録チームのダイジェストムービー撮影、アシスタント業務の3つを担当しました。
撮影と同時進行で編集を行うのは初めてで、限られた時間の中で良いシーンをピックアップする作業はとても難しかったですが、任されたことがとても嬉しく、今後の自信につながりました。
また、ダイジェストムービーは自分のハンディカムで自由に撮影し、編集まで任せていただきました。
チームの様子やお客さんの楽しそうな表情を撮影でき、イベント全体の空気をつかめたのが印象的でした。
さらに、固定カメラの操作にも初めて触れ、その難しさを体感すると同時に、先輩方がどのようにカメラを駆使して撮影しているのかを学ぶことができました。
様々なことを経験できた一日で、とても印象に残っています。
HIMENOさんが暴力的にカワイイ2025で作成した動画はこちら
― 固定カメラの難しさとはどんな部分にありますか?
固定カメラは激しく動かさない分、曲調によっては少し揺らしたり、あえて動きをつけたりして演出することがあります。
そのタイミングの調整が難しく、寄り引きの切り替えなども曲の展開に合わせる必要があるため、正確さが求められる点が難しいと感じました。
― 現場を通して、自分にとってどんな変化を感じましたか?
少しずつですが、考え方や自信の面で変化を感じています。
現場では自分の提案を形にしてもらえる機会があり、「こういうこともやっていいんだ」と気づくことが増えました。
まだ周りの動きや状況を完全には見られていませんが、少しずつチームの中で自分の役割を考えながら動けるようになってきたと感じています。
― どんな場面でその成長を実感しましたか?
現場では、限られた時間の中で素材をチェックしながら「ここがとてもいいと思います」と意見を伝える場面がありました。
先輩から「確かにここいいね」と応えてもらえたとき、自分の考えが映像に反映される喜びや自信を感じました。
また、他のカメラマンやスタッフの方々ともコミュニケーションを取りながら作業を進めていたため、「やりやすくていいね」と声をかけてもらえることもありました。
円滑に現場を進めるためには、コミュニケーションがとても重要だと改めて実感しました。
この経験を通して、自分の提案だけでなく、周りの状況を見ながら調整し、協力してものづくりを進める力も少しずつ育ってきたと思います。
― 実際に働いて、職場やチームの雰囲気はいかがでしたか?
挑戦を歓迎してくれる環境です。
やってみたいと思ったことを尊重して背中を押してくれる先輩方が多く、わからないことも気軽に質問できます。
先輩方が常にそばでサポートしてくれるので、安心して学べる環境だと思います。
特に、メンターの方が一つひとつ丁寧に教えてくださったことが心強く、とても有難かったです。
チームの熱量を間近で感じられることや、自分の意見を尊重してもらえる環境が、現場での学びをより価値あるものにしてくれました。
― アルバイトを今後も継続すると決めた理由を教えてください
現場での経験を積み重ね、映像の知識と感覚をさらに深めたいと思ったからです。
今回、短期で関わらせていただくつもりでアルバイト募集に応募したので、当初は短い間のみ働かせていただく予定でしたが、一緒に働いてその短い間でも様々なことを経験させていただく中で、体験させてもらうだけで終わるのではなく、チームの中で自分の役割を理解し、成長を実感しながら関わりたいと思いました。
― 最後に、今MMTに興味を持っていたり、働きたいと思っている人に対してメッセージをお願いします!
現場には学びのチャンスがたくさんあり、挑戦を歓迎してくれる環境があります。
現場の熱量やチームの一体感を直接体験できるので、映像に興味がある方には本当に刺激的な経験になると思います!