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画材ラボ「PIGMENT TOKYO」のすてきなところ

寺田倉庫が運営する画材ラボPIGMENT TOKYOは、2020年7月にオープン5周年を迎えました。これまで国内に限らず、世界中から多くのお客様にお越しいただき、最近では企業とのコラボレーションも増え、色や画材の専門施設として高い評価をいただいています。

今日はそんなPIGMENT TOKYOを身近に知る者として、またひとりのファンとして、すてきなところをただ自慢したいと思います。

まずひとつめは画材ラボらしく画材の品質。最近は手軽で安価なアイテムも増えてきた中、PIGMENT TOKYOでは丁寧に作られた上質な画材を取り揃えています。お客様に提供するだけではなく、画材の持つ歴史やストーリー、それを作る職人の方の素晴らしい技術や想いも大切に未来へ継承するというオープン時からのコンセプトに基づいています。顔料の原料なども一部展示し、どうしてこれを画材にしたんだ!?と見て想像するのも楽しいです。

次にその品揃え。「良いものをちょっとだけ」ではないのです。顔料だけでも4500色におよび、墨も200種類を超えます。絵具作りに必要な膠(にかわ)はオリジナルも含め50種類。東洋の画材に留まらず、イタリアの老舗画材店「ZECCHI(ゼッキ)」の商品も国内唯一の販売店として、2016年から取り扱っています。

そんなバリエーション豊かな画材を美しく展示する施設も自慢したいポイントです。顔料の入ったボトルがずらりと並ぶ壁面のディスプレイは、商品棚でありながら、その規模と美しさからPIGMENT TOKYOの象徴として数々のメディアでも紹介されています。天王洲で一番、いえ、東京で一番美しい壁と呼べるのではないかと思っています。またこの顔料棚とともにぜひ見ていただきたいのは筆の棚。落ち着いた色合いながら、さまざまな材質や太さ、形状をわかりやすくディスプレイ。機能的かつ美しいです。

そしてPIGMENT TOKYOといえば、スタッフも忘れてはいけません。画材エキスパートと呼ばれる彼らの多くは、アーティストとしても活動しています。芸術を学び、実際に画材を駆使する彼らの知識と経験が、PIGMENT TOKYOには欠かせないのです。接客や店舗運営だけではなく、ワークショップの講師として画材の技法や用法を伝え、デモンストレーションも行うなど、多くを担っています。

そうでした、このワークショップ(WS)もPIGMENT TOKYOの自慢のひとつです。施設内で開催するWSも大変好評で、初めて本格的な画材や絵画を体験される方から、さらに学びを深めたいという方まで、幅広い方に向けた講座を展開しています。個人の方はもちろん、色や質感を重視される美容やファッション系の企業が貸し切りで学ぶことも。最近では、自宅で過ごす時間が増えたライフスタイルに合わせ、オンラインワークショップを開始。本格的な画材はサイトから入手可能。動画はもちろんオリジナル。画面の中でも、PIGMENT TOKYOの画材エキスパートが施設内でのWSさながら、丁寧に進行しています。難しそうな金属箔を使った作品も自宅で制作できてしまうのです。

それ以外にも、具体的な企業とのコラボレーションや、お忍びでいらしたアーティストのこと、ユニークなセミナーやオンラインショップの最新情報など、まだまだお伝えしたいことは尽きませんが、それはまたの機会に!お読みいただきありがとうございました。

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