1
/
5

デザイナー×エンジニア×動画制作。個々の強みを生かした"ARアプリ"自主制作の過程

テックファームグループ社員みんなの「ありがとう」が集まるAR空間、という社内限定のアプリを、有志で作成しました。

今回はそのアプリのご紹介と、作成にいたった背景をお伝えしたいと思います!

どんなアプリなの?

"ありがとう"を贈りたい人を指名してメッセージを送信すると、そのメッセージがクリスマスオブジェとなり、AR空間に飾られていくというアプリです!


今回は、有志メンバーを代表して、情報デザイン部のUrataにアプリ制作のお話を聞きました!


カタチにすることを楽しむ人であふれる場所を作りたい

今回の企画の背景を教えてください!

普段私たちは、デジタル体験のプロの作り手として、クライアントとエンドユーザーへの価値提供を常に考えて時間を過ごしています。

ただ、それだけでなく、一人の作り手として「こんなものがあったら素敵じゃないか?」
というイマジネーションを素直に形にする活動も大切だと思っていたんです。

なぜなら、素晴らしいプロダクトやサービスは、ロジック以上に「好き」という気持ちが大切だと思っているからです。

そんなことをエンジニアのArakawaと話している中で、
"社員の誰もが「気になる要素技術」を「自分たちが良いと思える」形にして楽しめるそんな場を作ってみないか。"
という自主活動のアイディアが生まれました。

エンジニアだったら「Hello World」と画面に出たあの時、
デザイナーだったら自分のイマジネーションが実際に動いたあの時、
そんな「Wow!」という思いをいつまでも忘れない場を作りたかったんです。


思い立ったらすぐアクション!

どうやって企画を実現させていったのですか?

まず考えたのは、構想だけを言葉で社員に伝えても、ムーヴメントは起きないと思っていました。

ですからはじめは、スモールチームで実例をつくって皆に伝えていこうと考えました。
初期有志としては、前のめりで楽しめるマインドを持っていそうな人たちに声をかけ、3日で集まりました。

企画が得意な人:2人
エンジニアな人:2人
UIデザイナーな人:1人
動画得意な人:1人

職種間での変な壁がなく、すぐに集まってしまう。ここがすごくテックファームらしいなと感じましたね。
実際に始まってからも、専門領域はそれぞれあるものの、企画を考えるところから全員でワイワイやっていました。

ここもテックファームらしいところで、ウォーターフォール的に効率的に分業していくより、
色々な職種の人がそれぞれの得意領域を持ち寄って触発しあっていくんです。

効率は悪いかもしれませんが結果的にそのほうが良いものが生まれるたりするんですよね。
この活動の趣旨としてもそこが大切でした。

一方、それぞれメイン業務がある中での活動なので、1回1回のミーティングは集中していましたね。

企画として盛り込みたい機能は山ほどありましたが、
常に「価値を届けるために必要なものは何か?逆にmustではないことは何か?」と、
MVP(Minimum viable product:価値提供に必要な最小限の製品のこと)を意識していました。

結果的に、企画1週間・デザイン1週間・開発1週間とかなり素早く形にできました。

もちろん改良点はたくさんありますが、使った人に喜んで貰えるものにはなったかと思います。


アプリに込めた想い

アプリ制作の中で大切にしたことや、アプリに込めた想いを教えてください!

この自主活動は、楽しむ気持ちと同じくらい技術とデザインの融合を大切にしていました。
何故なら、ただ作って自己満足では、他の人にその熱が伝播しないと思っていたからです。

今回のテーマだと、ただARを使って僕たちが満足するのではなく、
使う人にとって「ARという手段から得られる良い体験」を作るということです。

コロナ禍の1年でもあったので、もうすぐ迫ったクリスマスを新しい形で楽しんでもらえることを考え始め、
最初は「サンタへのお願い」を投稿してもらおうかと考えていました。
ただ、それだと1回投稿しただけで終わり&物欲だけの何か味気ない体験になってしまいます。

そんな時、同じ情報デザイン部のUrakamiから「サンタへの願いを、社員同士の感謝に置き換えてみてはどうか」と。

なかなか直接届けられない感謝をアプリで贈れば、受け取った人もアプリを見てくれるし、
情緒的な体験の連鎖になるということで、社員同士がメッセージを贈り合えるようにしました。

さらに当人同士だけでなく、他の人のメッセージも見れるようにし、自宅で働いていても社員同士の温かい気持ちが感じ取れるようにしました。

案外、初台(※本社オフィス)にいるとちょっとした感謝とかやりとりを"見える化"するのは難しいですが、
今回のようにARやデジタル空間だからこそ感謝の交換や感じ取ることを拡張できたかなと思います。

そして、これで満足ではなく、こういった活動そのものをカルチャーにしていくことが
私たちのミッションなので、メンバーを増やしながら続けていくことを頑張っていきます。

仕事で磨いたスキルを持ち寄り、アイディアを出し合いながら新しい体験づくりを楽しむ自主活動。

業務として行う開発とはまた違ったやりがいも感じられる取り組みですね!

テックファーム社員がモノづくり・コトづくりを楽しんでいる姿が、この記事を読んだ方にも伝わっていると嬉しいです!

テックファーム株式会社's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Mari Hataoka's Story
Let Mari Hataoka's company know you're interested in their content