2018年3月2日(金)に、リクルートスタッフィング社主催の派遣エンジニア向けイベントにて、
テックファーム 開発本部の木田が『Androidエンジニアとして自分の価値を高める極意』をテーマに講演をしました。
▲当日の講演の様子
【講演要旨】
当日は、幅広い年齢層のエンジニアの方々、60名にご参加いただき、木田が常日頃「エンジニアとして大切にしていること」を中心にお話ししました。
変化が激しいAndroid開発の現状
経済状況やIT技術が目まぐるしく変化・進化している現代で、Android開発でも様々な仕事・状況の変化が起こっています。
「とりあえず動くサービスを開発すればOK」といったものではなく、確かな品質で納品することが求められています。
また、開発においては多種多様な外部サービスと連携し、プログラミングを行うのみならずサービスを理解して納品することが求められます。
このような多様化に対応するためには、言語習得などの基礎知識以上の知見を多く必要とします。
例えば開発環境、OSS、BaaS、Googleサービス、試験、デザインの最新の情報に日頃から触れておくことをお勧めします。
役に立った経験
書籍執筆以外にも、業務内外で様々な取り組みをしています。
個人の興味として行ったアプリ作成は好きな内容でアプリを作りながらも全体の流れを学べるメリットがあり、一方で業務上携わったお客さまのITコンサルティングではAOSP(Android Open Source Project)のOSソースを読み、Android、OSの最新の情報を知る機会にもなりました。
業務内外で技術に触れ、それぞれ違った観点で知識や経験を積みました。
さらに会社の発信する技術ブログで記事を書き得た知識をアウトプットすることで、自身で知識を整理・消化する機会になりますし、なによりビジネスマンとして、「言葉を使って相手に伝える」練習にもなりました。
ここまで、業務上気を付けていることや、積極的に取り組んでいることを話してきましたが、これらはすべて「エンジニアとしての価値を向上する」ことにつながると考えています。
テックファームでは、多くの派遣エンジニアの皆さんにオフィスに来ていただき、一緒に開発を進めています。共にプロジェクトを進めているなかで、「また一緒に働きたい!」と思う方は、後に別のプロジェクトでもお願いをして何度も参画いただくこともよくあります。
このように一緒に働きたくなる方は共通して、技術やサービス、市場動向に積極的に触れられていることが多いです。私も同じエンジニアとして、技術の幅を拡げることはもちろん、世の中の流れを知るためにニュースに触れる、書籍を読むなど地道なことにも取り組んでいます。
本日参加されている皆さんとは、今後同じエンジニアとして自らの価値を高めて、切磋琢磨していきたいです。
【テックファームの取り組み】
テックファームでは、エンジニアの技術力向上や将来のエンジニアを育成する取り組みを進めています。
創業来20年間多種多様な業種のお客様のITパートナーとして歩んできた経験や知見を基に、
書籍出版、各所での講演、また自社主催のイベントの開催などを行っています。
自社イベントを行う際は、是非、みなさんも一度テックファームオフィスに足を運んでみてください。
【関連情報】
l 書籍『Androidアプリ開発の極意~プロ品質を実現するための現場の知恵とテクニック』
2014年に刊行された『良いAndroidアプリを作る139の鉄則』の改訂版です。「iタウンページ」「ANA」「しゃべってコンシェル」などの開発実績を持つテックファームが,Androidアプリの開発手法をおしみなく紹介!
「プロジェクトの円滑な進め方」「意図しない動作の回避」「強制終了しない」「処理の切り分け」「品質を向上させる」「安全なリリースを行う」といった,開発会社の視点で気をつけなければならないポイントが満載です。
「とりあえず動く」アプリの先を目指す,Androidアプリ開発者必携の1冊。
【技術評論社書籍紹介ページ】