「人にしっかり寄り添えるSVになる」超密着型トレーナーに聞く「これからの料理人」
こんにちは、人事部のジュンヤです。
飲食業界での”料理人”と聞くと皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?さまざまな形態の飲食店がひしめく現代、食材にこだわり・味にこだわり・厳しく・怖い・・・みたいなイメージが僕にはありました。
ファイブグループで働く料理人の方々はとても楽しそうで愉快な方々が多いので、そんな会社に身を置く者として、お客さんに必要とされる料理人とは、スタッフから慕われ、楽しく働くために求められる素質とは何なのか、という疑問が生まれました。
最前線で自らの楽しく働く環境を作り続ける先駆者達に、そんな疑問をぶつけていこうというこのインタビュー企画。
テーマはずばり、「なぜファイブグループで働くことを選んだのか」。
栄えある第 1 回インタビューのゲストは、とりとん業態 商品SVの槇雄介さん。仕事・家族・そして自らフットサルチームを主催する充実した生活に迫ります。
◆飲食を目指すきっかけは、高校在学中に
ジュンヤ:槇さんは長いこと居酒屋業態の料理長を任されてましたよね。
2017年から商品SVにとしてブランドの商品管理を務めていますが、そもそも、ファイブグループ入社以前から料理の仕事していたんですか?
槇さん:自分は高卒で、「銀座アスター」っていう中華料理屋に9年いたんだよね。
ジュンヤ:もともと、飲食業を希望してたんですか?
槇さん:高校在学中に、やりたいことないなぁ〜とぼんやりしてたんだよね。
そんな中で、「働きながら技術を身につけて手に職をつけよう」と。職人の道なら叩き上げだから、0から積んでいくもんだし。で、「だったら料理人になろう」、と覚悟を決めたの。
それで、「料理なら中華だ!」と。漠然と中華料理人って熱くてかっこいい!って憧れがあって。
それが料理の道に進むことになったきっかけ。
ジュンヤ:「銀座アスター」を選んだのは?
槇さん:自分の母親が「銀座アスターは特別なときに連れて行ってもらった思い出のお店」
っていう話を聞いて「それだったら、ここに入ろう」って決めました。
9年いたんで、最後は新宿の一番大きい歴史のあるお店に配属になったりして。
ジュンヤ:すごい活躍してたんですね!せっかくそこまでキャリアを積んでいたのに
なんで辞めちゃったんですか?
槇さん:「もっとお客さんの声や反応を聞きたい、料理も接客もしたい」と思ったから。
中華料理人て、深く狭いものを掘り進んで技術を突き詰めていく感じ。
◆自分は、「美味しいと言ってる顔を見ながら料理をしたい」!と一念発起。この会社で「とにかく、がむしゃらに働いてみよう!」
ジュンヤ:それってどんな経緯だったんですか?
槇さん:自分の作ったものが美味しいのか本当に知りたかったんだよ!やっぱり!
で、心機一転転職しようって。1年くらい知り合いのツテでバーでバイトしたり、居酒屋を任されたり。まぁ、希望の仕事に就けたんだけど・・・・そこは本当に大変な環境だったんだよね!!!
槇さん:当時は20代後半で、結婚も意識してたから、
「このままだと子供生まれるときに養っていけないなー」って思って、退職を決意。子供がもうすぐ生まれるのに。
そして長男が産まれて。
まあ、1ヶ月くらいかな、子供が可愛くてながめていたんだよねー。本当に可愛くて!!
嫁さんの実家で(笑)
一応就活はしてたんだけど、自分がイメージしている店の感じとは少し違うなぁ、なんて言って内定蹴ったりして。
そんな感じで、悩んだり、家でうっとり子供眺めたりしてたら、あっという間に時が経ってたんだよねー。
槇さん:一ヶ月くらいした頃に嫁のお母さんに「ゆうすけ、そろそろ働きなさい」って言われて!
「そうですよねー」って!(笑)だから『グルメキャリー』をとりあえず買ったんだよね!
俺、飲食しかできないし、それしかやる気がなかったからさ!
ジュンヤ:大手もたくさん載ってるし、
槇さんならキャリアもスキルもあるからいろいろ選べますもんね。
槇さん:当時ノリにノッてた「俺の○○○」とか「○のフレンチ」の求人がおっきく載ってたよ。
で、「俺の中華」無いかな~って見たときに
ジュンヤ:同じページに「居酒屋行くなら俺んち来い」があったんすか?笑
槇さん:そー、あったんだよ!!!(笑)
俺のなんちゃら」は無難なことが書いてあったのに対して、
「俺んち来い」は挑戦的なメッセージで目に止まって!
とりあえず、電話したら「オープンキッチンだけど大丈夫ですか?」って言われて
「キッチンでも接客ガンガンしますよ?」って言われたんだけど、
「それ俺がやりたいやつー!」みたいな!(笑)
「それがやりたくて応募しました」と伝えました!
ジュンヤ:で入って見てどうでした?
槇さん:楽しかったよ!覚える事いっぱいだったから!
それに、社員とかアルバイトとか関係なく、お店の人たちは初対面なのにグイグイくるし、うるさいし!
入社して一週間後に社員の人が飲みにきてくれて。
カウンターに二人、偉そうに座って偉そうな話をしてて。
俺にまでどんどん意見聞いて来るし、『試されてるとか?』と思ったよね!
『この人たちは、すごい偉い立場の人だ』と思っていたら、
ただの店長代行だったんだよね!(笑笑)あれは、本当に驚きだった!!!
そんとき二人が話してた事って
銀座アスターだと「SV」とか「マネージャー」とかがするようなレベルの話だったから。
ジュンヤ:ただの店長ですよね?笑
槇さん:そーそー!でも俺を信頼して話をしてくれるんだよね!
真面目に色々話してくれて。
それで、「とにかくがむしゃらに、楽しく働いて見よう」と思ったんだよね!!!