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製品の品質か?機能か?議論してみました。

こんにちは!WOVN人事の植野です。

まだまだ暑い日が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?私は夏バテ防止に、飲むお酢生活をはじめました。

さて、今回は、先日開催された「Town Hall Meeting」についてレポートしたいと思います。ちなみにTown Hall Meetingとは、会社や各部門に大きく関係するトピックについて、経営陣が直接想いや考えを話し、各部門のメンバーと一緒に議論をする場です。今回は製品部門のメンバーを中心に、「製品開発における品質と機能の関係性」について話しました。その様子を一部レポートしていきます!


【司会】

田中: 社長室 兼 人事責任者

【パネリスト】

林:  CEO 兼 製品責任者

幾田: プロダクトオーナー

(その他、COOの上森や、通訳のアレクシを含め、参加メンバーは総勢約50人! 製品部門以外からの参加者も多数おり、社内における製品に対する関心の高さがうかがえました!)


田中: 今回のTown Hall Meetingでは、製品開発における「品質」と「機能」の関係性について話していきたいと思います。この前、Slackでも議論があった話ですね。まずは、林さんの考えを改めてお話いただけますか?

林: まず、「製品開発において品質・納期・機能は常にトレードオフになっていく」という前提を置かせてください。絶対に起こしたくないことですが、品質を担保するために納期を遅らせる、というケースがわかりやすいですね。納期を優先して機能を減らす、といった判断もあるかもしれません。

 トレードオフの考えが前提にあると、機能を優先すると品質が悪くなる、ということが成り立ちます。実際に、たくさん機能はあるけど品質は・・・という製品を、皆さんもいくつか思いつくのではないでしょうか。無駄な機能ばかりがあって、かえって使いづらくなってしまった製品とか。

 こうして考えると、「機能よりも品質が優先される」というのが定石のように見えます。

しかし、世の中で愛されていて、高く評価されている革新的な製品の中には実はワクワクする機能をたくさん作っているものが多く、「品質よりも機能を優先する」という正反対の考え方もあるのではないかと思いました。

 もちろん品質を軽視しているわけではありません。品質が悪くて動かなかったり、誰にも使われなければ、それは機能が無いのと同じですから。

 ただ、製品の存在意義は「ユーザーに価値を届ける」ということ。その観点では、機能が優先になると思っています。

幾田: 僕はやはり、品質より機能が優先される、と言われると違和感が正直ありますね。品質には、いろんな種類があります。機能の数は「機能品質」にカテゴライズされ、今回のテーマにおいて「品質」と呼んでいるものは「技術品質」にカテゴライズされます。

 機能品質と技術品質を比較して、どちらかを選ばないといけないとしたら、優先されるのは技術品質です。これは間違いありません。技術品質を無視した製品はリリース後に事故が起き、大きな損失が発生します。

 もちろん、僕も機能品質を軽視しているわけではないです。でも、どちらが大事か、というと絶対に技術品質。技術品質の上に機能が積み木のように重なっていくので、土台が欠けていると必ず事故がおきます。

 もし、開発者が「機能優先」だと思うと、新しい製品を作る時、どんな製品を作りはじめるでしょうか?ステークホルダーからの様々な要求に対して、機能をたくさん作ることで網羅し、機能品質を担保するように動きます。相対的に技術品質を担保するタスクの優先順位が下がります。新しい機能を次から次へと作りはするが、使える状態にはなっておらず、ユーザーに価値を届けるという本来の目的が達成できなくなってしまいます。

林: はい、あくまでもユーザーに価値を届けるというのが目的なんですよね。技術品質が担保されておらず、使おうとしてもすぐに止まってしまうとか、レスポンスにすごく時間がかかって使えないとか、そういうことになってしまったら、元も子もありません。その点では、「機能の数より最低限の品質が優先される」というのは同意です。

 しかし、今のWOVNの製品を考えてみたときにはどうなるのかなぁと。WOVNの製品は僕の描く理想と比べると、まだまだ足りない機能がたくさんあって、ユーザーの期待に100%応えられている状態ではないと思っています。虫食い状態というか。虫食いになっている部分を埋め、完全な状態に近づけていきたい。そのためには、「機能優先」を推進していかないといけない瞬間もあるのではないかと。

 足りない機能を埋めていくには当然品質は不可欠です。どんなに良い機能でも、技術品質がなければ埋まりません。技術品質の上に機能が存在しているのには、100%同意です。そうした中で、「製品を完全な状態にし、ユーザーにとってベストな製品を作る」には、品質も担保した上で、機能が多様にあることが大事だと思うんですよね。

 たとえば、在宅勤務になってから新しいオンライン会議システムや仮想的なホワイトボードのシステムを使う機会が増えたんですが、こういったサービスを使っていると、こんなことまでできるの?みたいな瞬間があります。他にどんな機能があるんだろう?ってワクワクするんですよね。このワクワク感がとても大事で、WOVNも、こうした小さな価値をたくさん作って、それをユーザーに届けていきたいなと思っています。

幾田: 本質的な価値、ワクワクする価値を作るのには大賛成です。ただ、それは機能開発の優先順位を決める際に使う基準であり、全体感を見たときに最重要なのは技術品質の方であるというのが僕の考えです。

 僕も価値ある機能がたくさん欲しいです。とはいえ、技術品質が崩れていると、提供した価値がゼロになりますので。今、ディスカッションのテーマとして、「品質か機能か」の対立構造になっていますが、機能開発の優先順位を決めていく場面では機能品質を重視し、俯瞰で優先順位を決める過程では技術品質にフォーカスをあてるといったイメージでしょうか。


(左上から時計回りに 上森、田中、アレクシ、林、幾田)

田中: お2人とも、ありがとうございます。参加しているメンバーからも質問が来ているので、このあたりで質疑応答に移りますね。


▶質問① 幾田さんに質問です。機能を優先するために技術品質を下げる、ということもあるのでしょうか?

幾田: リスクを理解した上で、戦略上、意図的に技術品質の優先順位を下げることもあります。リスクとは、わかりやすいのでいえば、会社や製品のブランドやイメージです。技術品質を下げるには、必ずそのリスクを理解する必要があります。

 WOVN が採用しているスクラムでは、Definition of done(完了の定義)を明確化すべしと謳っています。DoDを正しく設定することで、機能を重視する場面においても、技術品質を守っています。


▶質問②  「完全な製品」のイメージってありますか?

林: テクノロジーに強い企業がローカライズをする時に、WOVNを選んでくれることです。開発力が高く、ローカライズがすごく上手なテック企業があったとして、そういった会社が自社開発ではなく、WOVNを導入した方が上手くいくよねって言ってもらえる状態です。

幾田: 今、経営陣やマネージャー陣と話しながら、製品・ロードマップを作っていて、林さんがお話されているテクノロジーに強い企業が私たちの開発スコープに入る時期も記載されています。

このロードマップはもうすぐ社内公開するので、そのときに虫食いが何かが分かると思います。


▶質問➂ デザインについてはどう考えますか?

林: すごく大事にしています。様々なユーザーの様々なニーズに応えるために、たくさんの機能を作ってワクワク感のある製品にすることを目指していきたいですが、「機能がたくさんあってゴチャゴチャしてる」と思われるのは絶対に避けたいんですよね。

 WOVNは初期からミニマリズムを大事にしています。実際に、「ミニマル・テクノロジーズ」という社名だったこともあるので。ただ、機能そのものをミニマルにしてしまうのは違います。そうしてしまうと、一部の顧客ニーズにしかマッチしない。

 実はたくさんの機能があって色々なことが出来るんだけれど、必要な機能しか無いように見えるデザインを作っていき、ミニマルな印象の製品にしていく。難しいけれど、それがベストなのかなと思っています。

幾田: デザイン品質は技術品質に含まれていると思っています。どれだけ機能がわかりやすいか、説明書を見なくてもすぐ使えるかってすごく大切で、良いユーザー体験につながると思います。

たまにボタンがボタンって分からないデザインとかあるんですよ。(笑)


(WOVN.ioの管理画面。ミニマルなデザインの中にたくさんの機能が詰まっています!)


林: 総括すると、品質も機能も含めて、全てはユーザーへの価値提供が製品の使命です。「ユーザーに価値を届ける」っていう本来の意味を失ってはいけないですね。



ーさて、品質か?機能か?みなさんはどう思われますか?

WOVNはこういったオープンな議論が活発なカルチャーです。「私に合っているかも?」と思っていただけた方、WOVNでは一緒に議論してくれる仲間を絶賛募集中です!

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