- バックオフィス チームリーダー
- Webシステムエンジニア
- キャリアアドバイザー
- Other occupations (15)
- Development
- Business
- Other
当社の人材事業を支える人材コーディネーター。
「あなたが担当で良かった」「紹介してもらった職場で今も頑張っているよ」など
嬉しい報告をいただけたりと人と深く接する分、感動もたくさんあります。
ウィルオブのビジョンであるChance-Making Company実現のために奮闘するコーディネーターとスタッフさんの心温まる実話「チャンスメイキング事例」をご紹介します。
正社員になるまでの期間に社会経験を積みたい
ある月の終わり、ある企業様から短期の案件の発注が、弊社に入ってきました。
そのタイミングで派遣登録に来てくれたのが、大竹さん(20代 男性 仮名)でした。
キャリアアドバイザーが大竹さんとカウンセリングした際、
「4月から夢だった消防士の仕事の内定が決まっている」
「そのために短期間で仕事がしたい」
「それまでの期間で社会人としての基礎経験を積みたい」
といった要望を聞かせてもらい、キャリアアドバイザーは大竹さんに合った仕事を紹介。
無事短期間での就業がスタートしました。
勤務開始から1週間後
初めての勤務地、慣れない年上の先輩、女性ばかりの職場。
入社から1週間たったある日、Cさんから「辞めたい……」と担当コーディネーター宛に連絡が入りました。
すぐに大竹さんと面談をし、何が原因かを確認しました。
その際、大竹さんに言われた内容は、
「お店の人とのコミュニケーションがうまくいかない……」
「わからないことがあったときに、どう聞けばいいかわからない……」
大竹さんは、辞めたかったわけではなかった事に担当コーディネーターは気づきました。
「消防士になるのが夢だ」
「社会人としての事前の経験を積みたい」
こんな事を大竹さんが話していた事を、担当コーディネーターは思い出し、
今ここで辞めて、本当に消防士になれるだろうか……?と疑問を感じました。
自身の答えはNOでした。
「消防士は今よりしんどい、きつい仕事だと思う。人の命、自分の命をかける仕事。
現場での瞬時の判断が、その後の結果を大きく変えることになる。今、本当に辞めてもいいのか?」
「自分の夢のために、ウィルオブ・ワークに来たんじゃないのか?」
「仕事でわからないことがあって、聞けないようじゃ、この先の社会でも同じことになる。」
大竹さんの社会人になる覚悟を一緒につくっていきたい、そんな気持ちが担当コーディネーターを突き動かしていました。
担当コーディネーターは1時間以上大竹さんと話をし、
「とりあえず頑張ります」と残し、その日大竹さんは帰っていきました。
就業先の状況を即確認
大竹さんと別れた担当コーディネーターはその後すぐに店舗へ行きました。
店長、お店の先輩社員へ日頃の状況を聞く事にしたのです。
「繁忙期で忙しく、丁寧に教えてあげられていない。」
「お願いしてばかりで、どこまで把握してるのかわからない。」
店舗の方も、大竹さんへどう接していいのかわからないとの回答であったことを知りました。
担当コーディネーターは店長へ大竹さんの現状を説明、大竹さん用マニュアルを作成してもらえないか依頼をしました。
担当コーディネーターと店長、店舗の社員さんで、大竹さんはこれはできる、
これはまだ教えていない、など全員で意見を出し合ってマニュアル作成をしました。
翌日、大竹さんから担当コーディネーターへ一本の連絡が入りました。
「僕の未来のために、ここまでしてくださって有難う御座います。
僕、絶対みんなを守る消防士になります。それまでここで、しっかりと学びます!!!」
大竹さんの声は、とても嬉しそうでした。
その後
無事に期間満了で業務を終えた、大竹さんは翌年4月から消防士になりました。
消防士になってからも、大竹さんは2度、来社してくれました。
手土産を持ち、
「あの時厳しく言ってくれたから頑張れた。
僕が知らない間に、お店に行っていろいろとやってくれたからここまで続けることができた。有難う御座います!!」
と。
あれから2年たった今でも、大竹さんは今も消防士として頑張っているとのことでした。
当社はあらゆる人に、変化のきっかけを与えたいと考えています。
本人さえ気づいていない能力を発見し、育み、発揮できる機会をつくりつづけたい。
またそのためにもメンバーひとりひとりが成長を続け、事業部やチームを超えて、より多くの人にポジティブになってもらえるよう試行錯誤しています。
コーディネーターを積極採用中です!
熱い思いを持ったメンバーがあなたのエントリーをお待ちしています。