オープンポジション
21年新卒向け*社長が登壇!wevnalについて熱く語ります!
株式会社wevnal
風吹けば飛ぶ、我々ベンチャー企業は、常に「倒産」との隣り合わせ。
市場の変化に合わせて、「攻め続ける」ことが求められます。
そういう意味で、ベンチャー企業は永遠の「変革途上」。
2020年の4月に創業10期目を迎えた、株式会社wevnal(ウェブナル)の代表である磯山も、「10年連続10回目の勝負の年!」と、意気込んでいました。
とは言え、そのなかでも特に、大型の新規事業を立ち上げたり、人数の増加や事業モデルの転換によって組織体制が大きく変わったりする、純度100%の「変革」時期はあるのではないでしょうか。
2019年から2020年にかけてのwevnalはまさにそのタイミングで、会社初の自社プロダクト「BOTCHAN(ボッチャン)」のグロースや、SaaS企業への足掛かりとなる新しい組織モデル「THE MODEL(ザ モデル)」の導入など、大きな変化がありました。
今回は、そんな変革真っ只中の2019年4月に入社した、新卒6名との座談会。
新卒6名+常務の森元(真ん中)+人事の新原(右上)+ライターの藤本(真ん中上)の計9名で開催されました
1年の感想と2年目の抱負について、「1年目の自分」の自己採点も添えつつ、話してもらいました。
『4月からの前半の6ヶ月は0点、後半は50点』という点数のつけ方で、1年を振り返った高柳 魁斗(たかやなぎ かいと)。
入社して早々、デジタルマーケティング領域での新規事業に従事したものの、粉砕。
高柳の奮闘もむなしく、その新規事業は消滅した。
『先輩2人と一緒に、ありがたく事業の立ち上げメンバーに入れてもらったんですけど、全然利益を作れなくて。毎月の利益がだいたい2,000円くらいで、多いときだと1万円、みたいな。事業を立ち上げられなかったという点で、前半の6ヶ月に点数はつけられないですね』
しかし、入社して半年後の10月から、高柳の逆襲が始まる。
きっかけは「THE MODEL」への体制変更に伴い創設された、CS(カスタマーサクセス)チームの初期メンバーに選出されたこと。
いまやサブリーダーの1人として、CSメンバーの中核に担う存在にまでなった。
『これだけは自信を持って言えるんですけど、いまのCSメンバーのなかで、誰よりも「CS」という役割を突き詰めているなと感じます。突き詰めた結果、CSのチーム全体が成長するために必要な解も、ぼくのなかでは出ていて。それってもう100%、コミュニケーションなんですよね。
例えば、ひとつは「無駄なチャット」をしまくること。チームのメンバーやクライアントと、仕事の連絡とは直接的には関係ない話も積み重ねることで、どんな些細な相談でも大丈夫というメッセージを発しています。CSになってから前半の3ヶ月は、数値を集めて分析して、改善策を提示すれば、クライアントの満足度も上がると思っていました。でも正直、それだけじゃどうにもならんのですよ。
まずは丁寧なコミュニケーションによって信頼関係も築いてこそ、クライアントから開示してもらえるデータがあったり、提案も受け入れてもらいやすくなったりします。来週には、とあるクライアントとぼくのチームメンバー全員で、飲み会も開こうかなと思っていて』
1度目は失敗した「0から1への立ち上げ」は、2度目の挑戦でリベンジを果たした。
「1から10へ」の過渡期にあるCSチームの中心で語る、2年目の抱負とは。
『wevnalがここからもう1つステージを上げるときに、CSが会社のエンジンになることは、使命だと思っていて。今年はwevnalとしてのCSのカラーをつけていくことに、注力していきます』
「自分軸」と「会社軸」で50点ずつを割り振った、三枝 侑生(さえぐさ ゆうき)。
自分軸は35点。会社軸は10点。
『社会のことを何も知らなかった20歳ちょっとのクソガキが、この1年でいろんな経験をできたっていう意味で、自分軸は50点中35点をつけられます。でも会社軸で見たときに、1回も目標数字を達成できなかったので、貢献度という意味では10点ですね』
発展途上ベンチャーの権化として、目まぐるしく役割や部署が変わり続けた1年だった。
『ぼくは、3ヶ月ごとに異動があったんですね。その度に、業務内容もどんどん変わっていって。いままでやったことのないような仕事にも向き合うなかで、一方では結果を出す同期がいて、劣等感もありました。ただ、ここで辞めるのはダサいなっていう感覚が、自分のなかにあって』
役割や部署だけでなく、感情も目まぐるしく揺れ動き続けた社会人1年目。得たものは。
『どこで聞いた話かは忘れちゃったんですけど、例えば日本人に「英語を話せますか?」って質問したら、だいたいみんなペラペラに話せるイメージを想像して「いいえ」って答えるんですね。でも逆にぼくたちが海外の人に「日本語を話せますか?」って質問したら、「おはよう」とか「ありがとう」とかが言えるだけで、「日本語を話せるよ」って答えるらしいんです。その考え方って、大事かもしれないなと思って。
ぼくも、見方を変えればいろいろな仕事を経験したことによって、ライティングもできるようになったし、営業もできるようになったし、プロダクトのオンボーディングもできるようになりました。この1年を通して、できることは着実に増えたなと思っています。
2年目の自分に言い聞かせているのは「お金を作れてる?」という言葉です。結局、どんな役割になっても、自分の貢献が数値として可視化されるのは、お金だなと思って。クライアントに満足してもらって、そしてお金を作れるように、2年目はやっていきます』
『「理想と現実とのギャップ」というタイトルをつけさせていただきます』という言葉が開始のゴングとなった、近 由莉(こん ゆり)の1年振り返り。
『私の感覚からすると、いままで過ごしてきた環境では、手を挙げることさえできれば、簡単に目立つことができていたんですよね。その先の数字とか結果とかは、あまり問われることがなくて。私自身も「ここで声をあげられる自分ってすごい!自分はできるやつだ」と思い込んでました』
しかし、多少の自信とプライドを携えて乗り込んだ「ビジネス」という名のリングは、逆に「数字」と「結果」だけが要求される場所だった。
『「こんなはずじゃなかったのに」って思いながら、毎日コテンパンに打ちのめされてました。オフィスのトイレに入ったら、30分くらいずっと、もう涙が止まらなくて。「広告ウーマンって、めっちゃカッコいいじゃん!」って憧れて入社したんですけど、私って営業に向いてないのかなとか、私の輝ける場所ってどこなんだろとか、ずっと悩んでましたね。それはいまも、考えることはあるんですけど。ただ、辞めた同期を一時期は羨ましいなと思ったり、これって本当に私のやりたいことだっけな?って疑ったりしてる、自分に気が付くのも嫌で』
結果がなかなか出てこないだけでなく、心の行き先も八方塞がり。
たどり着いたのは「まずいまの自分を受け入れる」ということ。
『そのときに自分が考えていることとか悩んでいることとかを、素直に上司へさらけ出すことから始めました。先輩へおんぶにだっこな状態なんですけど、そんな自分を認められるようになったことが、ひとつの進歩かなと思っていて。2年目は自分の出した回答に、100%の自信を持てるようになりたいです!』
国立の大学院を3ヶ月で中退して入社した、「ちゃっかり新卒」の谷口 友梨(たにぐち ゆり)。
下降の一途をたどっていた自己採点だったが、「ありたい正解の姿がなくて、これから正解にしていくっていうところと、あとあまのじゃくなので...」と、ここにきて唐突に飛び出した100点。
AI戦略室マネージャーの森川さんと二人三脚で、クライアント対応に納品、そして自社のチャットボットサービスである「BOTCHAN(ボッチャン)」の機能アップデートと、ジョインしてから今日までを、OJTの極地で駆け抜けた。
『一番悩んでたのは「自分の出せるバリューってなんだろな」ってことです。営業として毎月の目標数字だけを追っているわけでもなければ、エンジニアとしてBOTCHANのコードを書いているわけでもなかったので。目に見えるわかりやすい成果がなく、ChatworkとBacklog(※プロジェクト管理ツール)の対応をしてたら1日が終わってて、きょう自分って何したんだろう、と思った日もありました。
ただ、この前の3月くらいから、ベトナムのハノイにいるエンジニアの方たちと、自分で直接コミュニケーションをとりながら、納品まで持っていけるようになって。いままではCTOの木曽さんを経由してやり取りしていたんですけど、そこを省略することによって、木曽さんの負担を減らしつつ納品までのスピードも上げられるようになりました。自分の価値の出し方が、少しずつですけどわかってきたような気がします』
いまだ手探りの最中ではありながらも、徐々に見えてきた「自分の価値」という光明。
そして、それと同時に気づいてしまった「真理はない」という真理。
『大学で研究をやっていたときから「世の中には真理があって、手元にあるデータを分析して仮説を立てていけば、絶対にそこへたどり着ける」と、本気で信じてて。でも答えなんかなくて、ずっと仮説のままでしかないものもこの世にはあるんだと、最近気づきました。
例えば、私は人のコミュニケーションにも絶対に正解があると思ってたんですけど、でもその正解がわからなくて、1行のメッセージを返すのに、30分以上考えるちゃうこともあって。書いては消して、書いては消してを繰り返してました。でもなんか、無駄だなって。正解はないと気づいたので、これからはいろんな物事に対して、もう少し気楽に取り組めるんじゃないかなと思います』
明らかになってしまった真理を受け入れ、BOTCHANの提案から納品、アップデートまで全てを経験した上で見えてきた「自分の出したい価値」とは。
『UXデザイナーになろうと思います。BOTCHANのエンドユーザーはもちろん、管理画面を触るクライアントにとっても、使い勝手の良い導線を考えるような仕事をしていきたいです』
今回登場する新卒6人のなかで、最低得点かつ赤点の自己採点となった、魚見 佳孝(うおみ よしたか)。
「入社して1年後にはwevnal大阪支社の代表になる!」と豪語して入社式を沸かせた彼は、この1年振り返りの会が実施された2020年5月現在、渋谷にあるwevnal本社で働いている。
『「BOTCHAN PAYMENT」を売っていたときは、結果が出ていたし、それに何よりも「もっともっとこのプロダクトを売りたい!」という気持ちもありました。ただ、そこから新しく立ち上げられた「BOTCHAN for LP」の事業部に移ってからは、プロダクトのことを信じきれないまま、営業をやっている自分がいて。
もちろんぼくの「市場を開拓していく力」も足りなかったと思うんですけど、それ以上に、営業として欠かせない「自分の売っているものを信じる」気持ちの部分っていうものが、ずっと不足したままでした』
営業として、最も心が蝕まれるであろう「心の底から信じきれていないものを、お客さんへ売る」という行為。
その日々の積み重ねは、確実に体をも蝕んでいた。
『BOTCHAN PAYMENTのときは、極論すると、数字を出せば売れたんです。このサービスを導入してもらえれば、これくらい数値が改善されるので、結果的にこれだけ売り上げが上がりますよと。ただ、BOTCHAN for LPの場合は、まだ市場自体が新しくて、サービスの成功事例もないので、出せる数字がないんですよね。
そうなると、お客さんに対しては「このサービスを使うと、こんなことができますよ」とか「こんな景色が見えますよ」とかっていう、「ビジョンを描く力」も必要になってきます。ただ、自分が信じきれていない商品を、もちろんお客さんに信じてもらうことなんてできなくて。
せっかく新規事業部の立ち上げメンバーに選んでもらったのに、全然結果を出せない自分が情けなかったです。一時期はもう、毎日トイレで下痢が止まらなかったですね』
ちょっぴりの栄光と、たっぷりの挫折を味わった、浪速のセールスマン。2年目に向けて。
『1年目の最後くらいに、BOTCHAN for LPがここなら絶対に効果を出せる!っていう領域を見つけられたのもあって、30点だけは自分にあげてます。具体的には、EC分野ですね。
2年目はこのEC分野はもちろん、それも含めて「○○と言えば魚見」っていうものを作ります。まずは1つ、突出したものを身につけて、成果にもつなげていきたいですね』
『個人的にはやり切ったなという満足感があります』と、充実感に満ちた表情で、今回のトリを務めた山本 隆介(やまもと りゅうすけ)は、1年を振り返る。
『いい上司の方々に巡り合えたなっていう点も込みで、70点ですね。1回も目標数字は達成できなかったというところで、30点は引いてるんですけど。内定インターンの時期は、小嶋さんの下で働いていて、そこでは「やり切る力」っていうのものを学びました。インターンの最初のころは、「今日中に出します!」と言って平気で3日後くらいに提出して、小嶋さんからめちゃくちゃ怒られてましたね』
最初の上司となった小嶋さん
『でも4月に正社員として入社してからは、1年間、妥協せずにやり切れたなと思ってます。春から10月までは半年間、平賀さんと一緒に働かせてもらったんですけど、小嶋さんと同じで、すごいパッションのある方で。小嶋さんと平賀さんからは、ぼくに一番足りなかった「パッション」を吸収できたなと思っています』
4月から半年を共に駆け抜けた、平賀さん
インターンとしてジョインしてから、「セールスライター」として記事を書き続けた日々。
そして、新卒1年目の折り返しを迎えた2019年10月からは一転、CSメンバーの一員として、BOTCHANのオンボーディングとチームの立ち上げに奔走した。
『今日もタスクが終わらないなとか、納期がギリギリでヤバイなとかってことは、いまでもずっとあるんですけど、その度に小嶋さんや平賀さんのことを思い出すんですよね。小嶋さんにこんなこと言われたなとか、平賀さんが同じ状況だったら絶対にここ踏ん張るよなとか。
例えば小嶋さんからは、自分がタスクの提出期限を守らなかったときに、けっこうキツイ言葉で怒られてたんですけど、あれだけ厳しく教育してもらったのに、ここでその教えを守らなかったら、男じゃねえなって思うようにしてます』
インターンと新卒の魂百まで。
やり切った1年を経て、2年目の4月からはサブリーダーとなり、今度は自分が部下を持つ立場になった。
BOTCHANのオンボーディングに身も心も捧げる彼の、2年目に掲げる目標は『広告トラッキングマスターになります!』
最後に、3年連続3回目の開催となった、この1年振り返りの会の発起人でもある、常務取締役の森元より一言。
『今日、伝えたいことは2つです。1つ目は、この1年やってきたことは絶対に無駄ではなかったと、まずは自分自身を肯定してほしいということ。学生から社会人へとステージが変わったことで、自分の思い描いていた理想と現実とのギャップっていうのは、程度の差はあれ、みんなあると思います。ただ、そこで得た「経験」というプロセスは、ひとまず認めてほしいです。
そして2つ目は、とは言え、みんなはもうプロとしてお金をもらっている立場なので、最終的には結果にこだわってもらいたいということ。これからウィズコロナ・アフターコロナと言われている世の中で、働き方や評価のあり方など変わってくるところはあると思うけど、「最終的に結果」という点は、これまでもこれからもずっと変わらないです。
ということで以上の2点、まずはこの1年やってきたプロセスに対して、自分を褒めてあげてほしいなということ、そしてここからはより結果にこだわってやっていってもらいたいというメッセージで、この会を締めたいなと思います』
wevnalでは現在、新卒・中途を問わず、採用強化中です。
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