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ローコード開発テンプレート『G.RAD.E』の威力とは!


ローコード開発ツールとして、GeneXusの評判は広がっていますが、まだ活用したことのない企業や基礎技術研修を経ずに我流で使っているエンジニアからは「どのようにGeneXusを使えばよいのか教えてほしい」との相談依頼をたびたび受けています。

「システム開発で失敗したくない」
「本当にシステム自動生成ツールでシステム開発、保守ができるのか」
「U/I、U/Xのクオリティはどうなのか」という不安があるのでしょうか。

しかし、ローコード開発ツールやアジャイル開発を活用しての業務システム開発は本格的になりつつあり、大企業や官公庁も増えてきました。

ウイングでは、DX時代は “ローコード開発” でいこう! とアピールしています。

1.ウイングが開発した『G.RAD.E』とは?

G.RAD.E(グレード)は弊社独自のローコードテンプレート開発基盤です。
GeneXusのメリットを活かしながら「よりシンプル、より高速なシステム開発」が可能となります。

G.RAD.Eには厳選した6種類のテンプレートを用意しています。
このテンプレートは弊社がこれまで開発してきた100を超えるプロジェクトから、よく使われる画面構成、処理の振る舞い等の非機能要件を抽出し、それを6種類にまとめました。
テンプレートを利用した量産開発を行うことで生産性、品質、保守性にすぐれた価値あるシステムを利用者に素早く提供することが可能となります。

また、G.RAD.Eは教育カリキュラムや250ページを超えるドキュメンテーションを用意し、容易な学習で実践的な開発テクニックを習得することが可能になっています。

2019年10月に完成し、これまで多くの社内開発案件に利用されています。
お客様でも内製化を目的とした導入も徐々に増えてきました。

2.『G.RAD.E』開発の経緯

実は弊社では、G.RAD.E誕生以前にも独自の開発基盤を保有していました。
しかしシステム開発における要求は年々複雑化し、高品質、適正コスト、短納期は当たり前の時代に。
アジャイル開発、マルチエクスペリエンス、サステナビリティといったバズワードが多く聞かれ、要求されるようになり、“従来型の開発スタイルでは、この時代の流れに取り残されてしまうという”という危機感を感じていました。


そこで現状の課題、お客様の声、時代のニーズを整理し「これからのシステム開発のあるべき姿」を立て直し、開発プロセス、教育カリキュラム含めて「G.RAD.E」という新たな開発基盤を開発するに至りました。

我々は時代の変化に対応し続け常にグレード(GRADE)を上げていくという想いをのせてG.RAD.Eという名前を製品名に採用したのです。

G.RAD.E開発に際しては大変なことも多くありました。
従来慣れ親しんだ開発プロセスや開発基盤といった資産を一度クリアし、新しく作り直すという作業は非常に膨大な作業や課題を生みました。

しかし、開発メンバーの想い、頑張りや他部門の協力もあり、無事に完成。
更に進化させるべく、日々改善しています。

3.『G.RAD.E』を創ったウイングメンバー

G.RAD.Eを創ってきたのは、ウイングの製品企画室という部門です。
製品企画室はシステム開発本部とは独立した部門で、GeneXusを中心としたサービス・製品の企画、開発、新技術検証、教育、コンサル、GeneXus評価支援、企業向けデモ等々、幅広い活動をしています。

マーケティング部門、セールス部門、様々なステークホルダーと連携しながら、価値あるサービス・製品を日々、考え企画、開発、改善を進める機能を担っています。

4.『G.RAD.E』はここがすごい!

G.RAD.Eは一言でいうと、GeneXusによる開発生産性をさらに飛躍的にする開発基盤テンプレートです。

あるオンライン画面とExcel出力処理を抽出しG.RAD.EとJavaでstep数比較による生産性を比較してみました。

この例ですと、Javaスクラッチ開発の合計step数は2194step、G.RAD.Eは427step。
G.RAD.EはJavaスクラッチ開発より約5倍の生産性を発揮します。
step数が少ないということは、ローコードということで、生産性、品質、保守性が高い状態であることを示します。

5.『G.RAD.E』は改善を重ねています!

G.RAD.E はウイングがこれまで培ったGeneXus開発実績やノウハウから、あるべき開発手法と共に開発基盤を開発し改善し続けています。

その内容は、テンプレート、機能サンプル、部品などのナレッジのほかに環境設定手順書、技術解説書、GAM解説書、開発規約解説書などGeneXusで開発するためのドキュメントを整理し、教育カリキュラムを備えた開発基盤となっています。

GeneXusのスタートアップや要員育成には最適で、DX推進するためのソリューションとして活用が見込まれています。

GeneXus技術検証としても次のことを行っています。
・ GXtest
・ DevOps(Jenkins)
・ スマートデバイス(PWA:Progressive Web Applications、Nativeアプリ)
・ デプロイメントユニット
・ ダイナミックトランザクション
・ データプロバイダー
・ QueryViewerコントロール
・ WorkWithPlusの各プロパティの役割、Q&A資料作成
・ Web Extension Toolkit機能調査
・ クラウド(連携方法、認証、動作検証(AWS,AZURE,GCP)etc)
・ GXflow
・ 負荷テスト(Jmeter) etc...

GeneXusで今まで使用していなかった機能、アップグレードで追加された機能、関連製品の検証を行い、使用可能なものを積極的にG.RAD.Eに取り入れる方針です。


終わりに

ウイングは今までにも、開発ノウハウを蓄積して、いくつかのソフトウェア製品やサービスを提供してきました。それは市場や企業のIT導入課題をリードする方々、こうなったいいなというエンジニアに向けてメッセージを発したものです。
今後、さらにいくつかの製品、サービスをなぜ創ったのか、その熱い気持ちをどこかで紹介したいと考えています。

ITエンジニアの皆さん、ウイングがシステム開発事業としてSE、プロジェクトマネジャーを求めていますが、製品企画、研修トレーナーという機能もあります。

ぜひ、ウイングの活動にご参加いただけませんか。お気軽にご連絡ください。

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