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誰にも読まれていない場所に何かを書く訓練です。libsdlの fbconバックエンドでも一度シェルスクリプトを介してinitの孫になるように起動すれば ttyがある状態じゃなくても動作する(理由は知らない)ようだったのでDirectFBを外しました。後は細かい部分を調整して(jfbtermを fbtermに差し替えたことへの対応など)、インストーラを作れば Walbrix 4.1 を出せそうです。配布形式は今までどおりISO9660イメージとなりますが、USBメモリなどにインストーラをコピーすることで光学ディスクの読めないマシンにもインストールできるようにするつもりです。光学ディスクで起動できるマシンがひとつもない人向けにUSBメモリを販売することになるでしょう。今までの経験から考えると、多分ひとつも売れないと思いますが。

OS本体のビルドシステムを作りなおしたついでに仮想アプライアンスのビルドも同じツリーの中で出来るようにしたのですが、やはりたった数年の差といえども昔と今とでは様々な問題の解決に利用できる手段の多さが違うので、効率よく作業が出来るようになっています。一番大きいのは仮想アプライアンスの動作を Dockerであっというまに確認できることですね。だったらその気になれば仮想アプライアンスをもっとまめに更新できそうなもんですが、基本的に製品のサイトを見てる人が誰もいないのでそうはならないと思います。

ぶっちゃけ Walbrixのユーザーってほとんどいないんです。まずISOイメージのダウンロードを開始して成功する人が数人に1人くらいしかいない(ダウンロードボタンをクリックしてみたは良いけど容量が大きいので諦める人が多い)し、ダウンロードが完了してもISOイメージがいったい何のファイルなのかわからずにそこで脱落する人がまた大半を占めます。脱落しなかった人もほとんどは実機でなく VirtualBoxで実行しようとしますので多くが脱落します(仮想マシンの中で仮想マシンを動かすためには、よほど運良く「動かせる」環境でないといけません)。

いない相手に語りかけるというのはかなり難しいです。いわば聴衆の誰もいない講堂で演説するようなものだと言えるでしょう。あいにくそれができるような感性は持ち合わせていないので、結局のところ「どうせやっても無駄」感ばかりが先立ってしまい公開出来そうな情報もそのまま公開せずに打ち捨ててしまうことが多いんですよね。

けどそれはどうなのよ、誰もいなくても何か話さないことには始まらんだろう。ということで、ここにこういう誰も興味ないようなどうでもいいことを書く「訓練」をしています。訓練というよりリハビリかな。昔はできてた気がするから。

Wantedlyのこの場所なら(自分の知り合いの中でも)誰も知らないし見てないので、ちょうどいい場所だったわけなんです。