『アフリカ×エンジニア』青年海外協力隊として活動した僕が、アフリカで活躍する日系スタートアップで挑戦する理由【社員Profile13】
WASSHAはアフリカに事業拠点があるちょっと変わった会社です。そんなWASSHAにジョインした酔狂なメンバー達の「WASSHAでの仕事」や「これまでのキャリア」、「WASSHAで成し遂げたいこと」などを皆様にもご紹介するために、WASSHAの社員インタビューを行いました!
今回は、青年海外協力隊としてアフリカはザンビアで活動した後、現在はWASSHAのソフトウェアエンジニアとして活躍される吉田さん(ニックネームは"Nichi")にお話を伺いました!
「キャリアを考えるエンジニアの人💻」「海外青年協力隊に興味がある人🗺」「アフリカの魅力を知りたい人✨」は特に必見の内容です!
🚨【注意】この記事のトプ画を見ると一見ファッションデザイナーのようなお洒落さですが、本職はエンジニアです。
↓タンザニア現地メンバー🇹🇿から「ファッションキラー」と呼ばれることも🤣
社員Profile13:吉田二千翔(よしだ にちか)💻
【インタビュー項目】
◉WASSHAでの仕事内容
◉WASSHAと出会うまでの人生・キャリア
◉NichiさんとWASSHAについて
◉アフリカの魅力について
◉2021年を漢字一文字で表すと?
◉どんな人と働きたいですか?
◉WASSHAでの仕事内容
ソフトウェアエンジニア✖︎日系アフリカスタートアップ
🎤どんな仕事内容ですか?
👨💻ソフトウェア開発部で「ソフトウェアエンジニア」という肩書きで働いています。
具体的に今やっていることとしては3つあって、1つ目はアンドロイドアプリの開発です。今のランタンのビジネスモデルの中で、アンドロイドアプリが全部で6種類あり、それらのバグの対応や新規機能の追加をメインのお仕事でやっています。2つ目は、開発体制づくりとアジャイル開発の導入です。3つ目は、現地メンバーと日本人メンバーの間のプロダクトマネジメントですね。
🎤勤務地はどこですか?
👨💻基本的にはベースは日本の福岡です。ただ、今は短期出張で今年の10月から来年の1月まではタンザニアのDarオフィス(タンザニアの最大都市ダル・エサラームにあるオフィス)で働いています。(2021.12現在)
今後についてちょっとまだわからなくて、もしかしたらまた出張ベースでこっち(タンザニア)に来るかもしれないし、こっちにも移住するかもしれません。
Darオフィスでは、みんな日本やウガンダ、タンザニアを行ったり来たりしているんですけど、基本的には日本人2〜3人🇯🇵、タンザニア人60人ほど🇹🇿と一緒に働いています。
WASSHAでは、現地のメンバーと前例がないビジネスに挑戦できる
🎤WASSHAの仕事のやりがいを教えてください!
👨💻そうですね、何をやりがいと感じるかは人によって違うと思うのですが、
僕が思うWASSHAの仕事のやりがいは、2つあります。
1つ目は、「海外の現地メンバーと一緒に働けること」ですね。僕はもともと途上国や海外の人と一緒に働きたいっていうのがあったので、それが実現できているというのは1つのやりがいですね。こっちのメンバーと一緒にご飯を食べて、話して、「どうやったらそのビジネスができるのか」っていうところを考えられるのはすごいやりがいがあります。
2つ目は、「先例が無く、オリジナリティがあるビジネスに挑戦できていること」です。WASSHAのビジネスは、あまり先例がないので、正解がない中で自分たちで(正解を)模索して行くみたいなところもやりがいは感じるかなと思います。
◉WASSHAと出会うまでの人生・キャリア
好奇心旺盛な少年時代
🎤どんな子どもでしたか?
👨💻まずもともと僕は、すごく好奇心が旺盛な子供時代を過ごしていました。保育園のお昼休みの時間に敷地外に飛び出して、怒られて連れ戻されるみたいな。(笑)そんなことは結構あったんですけど、小さい頃から外の世界とかすごく興味があって、新しいところに行ってみたいみたいなモチベーションがあったんじゃないかなと思います。
🎤それはわんぱく少年ですね😂
👨💻あと、親に近所の国際協力センターみたいなところに週末連れて行ってもらって、いろんなアジアの方とかアフリカの方とコミュニケーションする機会があったりとか、そういった方々の文化を一緒に楽しむみたいな体験コースみたいなに参加してたこともありました。
結構昔から知らない人、特に海外の方とかに対しても結構好奇心が強くて、自分から話しかけていくみたいな少年だったので、英語の授業も好きで、自然に英語もある程度喋れるようになってましたね。
大学時代には生物学者を目指すも…
🎤学生時代について
👨💻ただ、大学の時には特に「海外で働きたい!」とかといったものはそんなに考えてはいなくて、生物学者になりたいかなと思っていました。
🎤えっ、生物学者ですか?
👨💻そうですね。小さい頃から昆虫図鑑を片手にいろんな虫を捕まえて(図鑑に)全部丸を付けていくみたいな。なんかそういうのが好きだったので、生物学者になりたいかなと考えていたんですが、大学に入ってみると勉強が面白くなくて。勉強よりも実際にもっと生き物に触れていたいと思って、一時期は大学を辞めようとまで考えました。
🎤えぇ!😲
学生最後の東南アジアへのバックパッカー旅で
👨💻でも何とか大学には留まったけど、「このまま社会人になっちゃいけないだろうな」と思って学生生活の最後にバックパッカーとして東南アジアに何カ国か旅行に行ったんですね。そこら辺から、「途上国に住んでみたいな」と感じるようになりました。
🎤社会人になってからのキャリア
👨💻社会人になってから、まず地元の企業で企画営業の仕事に就きました。しかし、単純に仕事が合わないなって感じて。あと、やっぱり海外、特に途上国に行ってみたいなって想いが結構強くなってきて、その時にたまたま青年海外協力隊でフィリピンに派遣されていた高校の時の知り合いと会って、話を聞いたんですね。でも自分はバックグラウンドも無いし、無理だろうとは思いながらダメもとでエントリーしてみたら受かったんですね。
🎤おめでとうございます!
👨💻なので仕事を辞めて、そこから1年ほど訓練期間を経て、2014年から2016年までの2年間ザンビアで協力隊として活動していました。🗺
青年海外協力隊としてのザンビアでの活動と無力感
🎤青年海外協力隊ではどんなことをやっていたんですか?
👨💻ザンビアの首都ルサカに、保健所が管轄しているコミュニティセンターがあって、そこではもともと日本のNGOと連携して、敷地で農業を行って野菜を地域住民に安く販売したり、職業訓練をしたりして貧困層の人たちをサポートしていたのですが、そのNGOが撤退することになったので「現地のメンバーが自立してそのセンターを運営させられるように補助をする」ために派遣されたのが協力隊でした。
なので、僕の要請内容としては、そういうある種の会社みたいなところのマネージメントとかで、そういう農業を効率よくするだったりとか、ビジネスを強くするとか、そういったものが求められる仕事でした。
ただ結論から言うと、協力隊の時は何もできなかったですけどね。
🎤それからのキャリア
👨💻帰国してから、エンジニアとして日本の受託会社に就職しました。そこでは、Android mobileアプリの案件を受託して開発を行うということを2年ほど行っていました。その後、事業会社に転職してから現在はWASSHAでソフトウェアエンジニアとして働いています。
◉NichiさんとWASSHAについて
WASSHAにジョインした理由
🎤ありがとうございます。では、そんな人生を歩んできたNichiさんが何故WASSHAで働いているのか、
🎤「NichiさんがWASSHAにジョインした理由」を教えてください!
👨💻そうですね。大きく分けると、キーワードは2つあると思います。
1つ目は、「WASSHAが事業会社であること」です。
先ほどもお伝えしたように、僕のエンジニアとしてのキャリアの最初は、受託会社でした。ただ、そこで働く中で「どうもちょっと自分には合わないな」と感じていて。そこでは、"言われたものを作る"という仕事が多かったのですが、そこでは「より良いものを作る」という雰囲気で仕事をしているメンバーが少なかったんですね。でも、自分はもっと「いいアプリを作る」というところに関わりたいと思ったので、「WASSHAは事業会社として、現地の電気が無い人や必要としている人に対して自分たちで事業を作っている」という側面に魅力を感じました。
2つ目は、「アフリカ」ですね。
昔から心にあった「途上国と関わりたい」という一つの軸を、仕事として実現できるという点に魅力を感じました。また、キャリアとしても「アフリカ×エンジニア」という人材は少ないので、今後自分のキャリア形成をする上で大きな強みになるのではないかと思いました。まぁ、これはキャリア戦略的な部分ですね。笑
あと、プライベートになるんですけど、僕が今の婚約者と出会ったのが実はザンビアの協力隊時代でして。その彼女と「将来的に一緒にアフリカに住めればいいね」という話をしていたというのもありますね。
🎤そうなんですか!いいですね〜😊
🎤後ほど、「アフリカのどこに魅力を感じているのか」についても聞かせてください!
これからWASSHAで実現したいこと
🎤これからWASSHAで実現したいことを教えてください!
👨💻WASSHAの既存のランタン事業については、まだまだ改善する余地がたくさんあると思うので、エンドユーザー、WASSHAの現地エージェント、社内メンバーのみんながもっと使いやすくなるアプリをどんどん開発、改善したいと思っています。新規事業についても、タンザニアの人たちが今以上に楽しく生活を送れるようなサービスを作っていきたいと思います。
ただ、僕は「まずは自分も周りも楽しく仕事ができるのが1番」だと思っているので、これからも開発メンバーの一人ひとりが毎日楽しくやりがいを持って仕事ができるような開発チーム作りもできたらいいなと思っています。
また、なかなか日本人だけの組織と違って、現地でビジネスしているならではの前例のない事例があるので、そういった中でも上手く困難を乗り越えていける組織全体としての体制づくりもやっていければと思います。
🎤素敵な想いをありがとうございます!✨
NichiさんからみたWASSHA
🎤NichiさんからみたWASSHAを教えてください!
👨💻日本人が少数でほとんどが現地の人という環境で働けることってそんなに無いものだと思うので、まずはそういった環境で働けるということがとても楽しく、感謝しています。
あとは、(WASSHAのメンバーは)みんなフレンドリーで、「どうやったらユーザーのためになるのか」ということを考えている人ばかりだと感じます。
実は最初の方は、僕勝手な先入観で、「アフリカの人ってお金さえ貰えればいい」みたいに考えている人が多いのかなと思っていたのですが、WASSHAに入ってみて、現地メンバーの中でも定時を過ぎても残っていたりとか、家でも手続きを対応してくれたりとか、そうやってみんな誇りを持って仕事にコミットしていることに気づいて、すごくいい環境だなと思います。
◉アフリカの魅力について
アフリカは日本より住みやすい!?
🎤それでは、「アフリカの魅力」についてお伺いしたいと思います!
👨💻そうですね。個人的には、「アフリカはコミュニケーションがやりやすい」と感じていますね。
日本だと日常生活において自分の空間と相手の空間は分かれているのが普通で、「電車やバスではなるべく静かにする」、みたいにそれを分けることを意識してるんじゃないかなと思うのですが、アフリカでは個人の空間の境目が曖昧で、公共の空間が大きい印象があります。
具体的には、知らない人でも挨拶したり、すぐ友達になれたりする雰囲気があって、僕はそういう感覚のアフリカが過ごしやすいと感じています。
あと、将来的にもし子どもができた時にも、そういう環境で海や山などの自然に囲まれて育った方がいいのではないかな、と考えているところもありますね。
🎤【ちなみに】Nichiさんのnote「タンザニアの居心地の良さについて」はこちらからどうぞ!
◉2021年を漢字一文字で表すと?
Nichiさんの2021年の漢字は「変」
🎤それでは、Nichiさんにとって2021年を漢字一文字で表すと何ですか?
👨💻そうですね、それでは変化の「変」でお願いします。
今年を振り返ってみると、仕事も変わりましたし、環境も変わりましたし。
僕の人生のベースは「好奇心」というところなので、常に新しいことに挑戦して変化し続けているというところで、「変」を選びました。
◉どんな人と働きたいですか?
人生を楽しんでいる人と働きたい!
🎤それでは、最後に「どんな人と働きたいか」を教えてください!
👨💻WASSHAはまだまだ改善していける余地があるので、自分の職種にこだわらず、勉強しながら動ける人と一緒に働きたいなと思います。
ただ、やっぱり「人生楽しんでいる人」「楽しく仕事してる人」と働きたいです。色んな文句とか言いながら働く人よりもどうやったら解決できるのかなって考えられる人の方がいいですし、壁をどんどん乗り越えていって楽しんでいける人がいいですね。
でも、こんなざっくりした内容記事向けじゃ無いですかね、、。笑
🎤赤裸々に書くのが記事としては面白いと思うので大丈夫です!😊
👨💻あとは、チームがすごく大事だと思っているので、「相手の意見を受け入れられる」や「相手のことを考えて話すことができる」というのは大切だと感じます。
最後に💡
今回は、WASSHAのソフトウェアエンジニアとして活躍するNichiさんにお話を伺いました!
青年海外協力隊としてアフリカで活動された話や、それからなぜWASSHAで働くキャリアを選択したのか、はたまたアフリカの知られざる魅力まで、、、
アフリカで活躍する日本人エンジニアとして独自のキャリアを歩み、開発メンバーだけでなくWASSHA全体を巻き込みながらより良いアプリを作ることに挑戦し続けるNichiさんのお話は、聞いているこちらもワクワクする内容でした!✨
Nichiさん、ありがとうございました!
👨💻ありがとうございました!
↑WASSHAのDarオフィス🇹🇿の壁には、バリューが飾られてあります。今回は「Go field」の前でパシャリ📸
※そんな、タンザニア現地で働くメンバーのお昼ご飯はこちらから!↓