Wantedlyでは、福利厚生Perk /チームマネジメントPulse /社内報Storyの3つのEngagementサービスを提供しています。
今回は、その中の一つである社内報Storyの運用事例をご紹介。
Wantedlyの社内報を運用している簗瀬さん/村上さんのお二人にお話を伺いました!
「社内報の運用ってすごく重そう・・・」「経験ないけどどうやって進めるといいんだろう?」そんなお悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。
(写真)左:村上 右:簗瀬
ーー 本日はよろしくお願いします!早速ではありますが、お二人が運用担当になった経緯を教えてください
簗瀬:代表からコーポレート役員、そして私へという流れで任されることとなりました。私自身経験はありませんでしたが、コーポレート部で色んなことをやっていたので、任せていただけたのかなと思います。
村上:社内報の記事に、「仲間募集中!」と書いているのを見て、自分から手を挙げました。純粋に1人だと大変だろうなと思ったのもありますし、入社したばかりで社内メンバーのことをあまり知らない&知ってもらえているかも分からなかったので、良い機会になるのではと思いました。
実際社内報きっかけで初めて喋るメンバーもいたので、やってよかったなと思っています。
ーー 自分から手を挙げられたの、すごいですね!確かに社内報はいろんな方と関わる機会があるので、いい機会ですね。社内報をはじめる上で、まず準備すべきことは何ですか?
「定期的に社内報が発信される仕組みがあること」が社内報においては何より大事だと思います。そして定期的に発信できる仕組みをつくるためには、「誰が・何を・どのように発信するか」を決めてスタートしてみることが重要だと思います。
特にWantedlyの場合は、コロナ禍で雑談が減ってしまい、コミュニケーションが希薄になっていることを発端として社内報がスタートしていますので、社内報を通じて、社内メンバーが組織のこと/一緒に働くメンバーのことを知れる機会をつくることが何より大事で、どれだけの人が読んでくれるかはその次の話でした。そのため、まず発信をする。そして社内の反応を見ながら運用を変えていくというスタイルを取りました。
見るべき指標やテーマをかっちり決めてからスタートすることは悪いことではありませんが、社内のコミュニケーションを活性化させる事が社内報を導入する目的であることも多いと思うので、運用面は余白を持たせた方が、目的に沿った社内報ができるのではないかと思っています。
ーー 運用を決めることが目的にならないようにすべきということですね。ここからは、「誰が・何を・どのように」発信するかという点について伺っていきます。
まずは「誰が」書くかについて教えてください。
ーー 簗瀬さんも村上さんも、広報担当ではないと思いますが、元々ライティングのスキルはありましたか?またどうやったら習得できますか?
ライティングは未経験でスキルはもっていなかったため初めは不安でした。ただ、外部の方に読んでもらう記事とは違い、社内メンバーに見てもらう社内報は、綺麗に書くよりも、話口調で書いた方が親近感を持ってもらえるので、特別なスキルは必要ないと途中から思えるようになりました。
ーー ライティング経験がない方でも、社内報担当として活躍できるということですね。何人体制で取り組むと良さそうですか?
企画からライティングまで1人だと、アイディアの幅が狭くなったり投稿頻度が少なくなってしまうと思うので、2人以上いると良いと思います。今私たちは、2人で企画からライティングまで相談しながら進めています。
ーー 更新頻度はどうしていますか?
社内報チームでは、1ヶ月に2本、隔週で投稿しています。Wantedlyの社員は全員投稿権限を持っているため、それ以外は各人が自由に投稿しています。そのため会社としては平均して月に4-6本ほど投稿されています。
頻度は会社によって違って良いと思いますが、月に2本は記事が公開されると、社内報=組織や人のことを知れる場所として、社内メンバーにも認識してもらえるのではないかなと思うのでおすすめです。
ーー アイデア出しはいつのタイミングで行っていますか?
週次のミーティングでアイデアを持ち寄って決めています。できる限り1-2本先のテーマまで決めるようにしています。
ーー アイデアはどこから発想させていますか?
1本は新入社員紹介にしていて、もう1本は1から企画を考えることが多いです。
企画の考え方は様々ですが、
・勤怠(日報みたいなものです)の発信内容
・日々の会話
・Slack(社内チャット)の企画チャンネルへの投稿内容 から連想させることが多いです。
あとは某テレビ番組の〇〇芸人を参考にしたこともあります(笑)
私たち社内報チームは新入社員の紹介など、カジュアルな記事を投稿することが多いですが、現場メンバーは業務に関する取り組みや、ナレッジを共有してくれるので、現場の人にしか書けない具体的な話が聞けて面白いですね。結果的に会社全体で見ると、いろんなジャンルの記事が投稿され、読み手としても飽きないです。
ーー 1記事にどのくらい時間をかけていますか?
新入社員紹介はテンプレートがあり、新入社員の方にはテンプレートに沿って回答をしてもらっているので、ほとんど時間はかからないです。(約30分)
1から考える企画は合計2.5時間が目安です。
・企画の決定:30分
・取材/内容の決定:1時間
・文章作成:1時間
ーー 定期的に投稿する内容はテンプレート機能を活用できると良さそうですね。投稿までの流れはどうなっていますか?誰かに承認をとっていますか?
はじめはレポートラインである役員へ確認してもらっていましたが、慣れた後は社内報チーム内で確認をし、問題なければ記事を作成したメンバーが投稿しています。
ーー 社内報は取材など他の方を巻き込むことも多いと思います。社内メンバーを巻き込むときに心がけていることはありますか?
巻き込みやすい人、テーマから進めるのがオススメです。例えば弊社は代表がエヴァンゲリオン好きなので、「#Wantedly Times*」の第一号は「エヴァンゲリオン座談会」という企画を実施しました。
第二号は「家族(ペット)紹介」で、これも自慢のペットを紹介したいという気持ちを持っている人は多いので、巻き込みやすさという点ではとてもよかったです。
またStoryには#タグ機能があるので、企画ごとにタグをつくれて便利です。例えば、新入社員紹介は「#新入社員紹介」などですね。
「#Wantedly Times」が認知がされてからは、取材などの依頼もしやすくなったので覚えやすいネーミングをつけることは大事だと思います。(後から読み返してもらいやすくもなります)
*Wantedly Times:Wantedlyの社内報のタイトル
ーー 社内報を始めたはいいものの、尻すぼみになり自然消滅するケースもあると思います。続けるコツはありますか?
記事ごとで一喜一憂しすぎず、継続的に投稿することを第一優先にすることです。代表の発信などは全員が見るべきだと思いますが、私たち社内報チームが発信するカジュアルな記事は、各々が興味ある記事を見てくれて、そのテーマに共感してくれる人同士でコメントが行き交えば良いと思っています。そのため、全員に見てもらおうとしすぎずに、色んなテーマで投稿することを意識しています。
またStoryはブログを書く感覚でつくれて、構成などを考えなくても良いので、それも続けやすい理由になっているかなと思います。
ーー こういった取り組みにより、85%以上の方が読んでくれる社内報ができているのですね!
それでは最後の質問です。Wantedlyでは社内報がはじまって約2年経ちますが、社内報をやってみての感想や、今後やってみたいことを教えてください。
簗瀬:本当に読んでくれる人がいるんだろうか…と不安に思いながら始めた社内報でしたが、「この前の企画おもしろかったです!」とか「次はなにをやるんですか?」とか会社で声をかけられることもあって、ちゃんと読者がついていて継続してよかったなと思っています。
今はまっさらな状態から企画のアイディア出しをすることがほとんどなんですが、今後は「大人気企画」とか「大人気シリーズ」みたいな定期的に出すようなものが出来たらなとおもって、どんな企画が社内でウケるのかいろいろやってみているところです!
村上:途中から参加させてもらったのですが、社内報を担当したことで、普段の仕事ではなかなか関われないメンバー同士のコミュニケーションのきっかけを作ることができるのは嬉しいです!
今後は社内報に出たことがないメンバーをなくすことを目標に、色々な企画で盛り上げていきたいです!
ーー 素敵なコメントですね。はじめてでも、これだけ良い社内報をつくれるということがよく分かりました!簗瀬さん、村上さんありがとうございました!
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