フィードで2020年の年頭所感を綴る特集企画、「 #シゴトの抱負2020 」。
今回は、つながり管理アプリ「Wantedly People」の開発チームが2019年の振り返りと、2020年の抱負を語ります。
2019年には「覚醒」の社内コードネームで呼ばれた大規模なアプリリニューアルプロジェクトを完了させた精鋭たちが見据える次の挑戦とはどのようなものでしょうか。各メンバーの執筆記事の振り返りも合わせてお届けします。
達成感を胸に次の成長ドライバーを探す。(竹野 創平) 2019年は Wantedly People というプロダクトを大きく変えていった一年間でした。中でもやはりチーム全体でおよそ4ヶ月をかけてプロダクトをリニューアルしたことは、恐らくこの規模と期間で予定通りの期間と形でリリースができたことは社内でも初めてで、まずチームとしてひとつ誇って良い成果なのかなと思います。
僕自身はリニューアル時には最大限その後の基盤となるように機能設計を行うことに専念していましたが、基盤を利用するフェーズになるとプロジェクトの管理が必要になり、仕事の重心が移りました。しかしそれも束の間、十分に仕組み化できたらより中期的な可能性を考える必要が出てくるなど、やることが目まぐるしく変わっていきました。結果として、自分の能力も発揮できて様々なものがつながった楽しい一年間だったと思います。また、そういった際(きわ)を追っていくことで新たに獲得する必要があるものもいくつか見えてきました。
2020年は プロダクトのドライバーを見つけ大きく成長させていくと同時に、僕自身も新しいことに挑戦してしていきたい なと思っています。
📝2019年の執筆記事
未来志向のエンジニアに進化していきたい。(泉 将之) 2019年はかなりエキサイティングな1年でした。
今までで最も設計に時間を使ったであろうプロダクトリニューアルが成功に終わったこと、自分たちがそれまでに投資してきた基盤によりそれが成し遂げられたことは大きな自信に繋がりました。
また、夏からは Backend squad のリーダーを引き継ぎ、自分の視野が一気に広がった感覚があります。 その分、今の自分に足りない視点・能力などもたくさん見えてきました。
2020年は、周囲により強く・良い影響を与えられるよう、うまく成長していきたいと思っています。 Wantedly People、ひいては Wantedly 全体のさらなる進化を支えていくための、未来を見据えた設計・開発に挑戦していきたい です。
📝2019年の執筆記事
見出した強みと、新しい挑戦エリア。(原 将己) 2019年は業務における自分の強みを発見した年でした。タイムライン刷新やコメント、Googleログインの実現などで、バックエンドの設計を主体的に行っていきました。 複雑な問題設定でもコーナーケースを考慮しつつ設計する、という部分でメンバーの信頼を得られたのではないかと思います。
また、Webフロントエンドの実装にかかわる機会があり、大いに楽しんで実装できました。デザインはからっきしですが、デザイナーの作った原案を正確に実装することで優れた製品ができるというのはとても面白い体験でした。TypeScriptを含むWebフロントエンドの技術スタックはプログラミング言語好きとしても大いに楽しんで取り組める領域でした。今後もWebフロントエンドにかかわる機会を増やしていきたいなと思っています。
一方、2019年は個人・業務ともにRustとの関わりは控えめになってしまっていたと思います。イベントや執筆など自然言語でのアウトプットは維持していますが、Rustで面白いものを作ったり、業務で活かせるような基盤を作ったりという形ではアウトプットできていないと思います。個人的には2020年はもう少しRustのコードでアウトプットしていきたいなと思っています。
📝2019年の執筆記事
悩み、学び、いい汗をかく。(縣 直道) 2019 年はプロダクトの成長に対してエンジニアとしてどう寄与していくかを悩み抜いた一年でした。 強力なチームメンバーのなかで、自分のスキルをどう活用すればプロダクトの成長を最も加速できるか、常に悩みながら走ってきました。
機械学習を用いて Wantedly People で溜まった人脈情報から賢くニュースをおすすめする機能をリリースすることができたのは、機械学習エンジニアとして価値を生み出せた実感があってとてもうれしかったです。
他にも、インターンのメンターとして優秀な学生たちの成果をプロダクトへ還元する助けをしたり、数字を共通認識をもって追い続けるためにダッシュボードをリーダーと一緒に再設計したり、メンバーの少ない機械学習・データチームで高い生産性を発揮するためのエンジニアリング的な挑戦をしたりと、 いろんな顔をもって働くことができた刺激あふれる一年間 でした。
一方で、技術的な学びと外部へのプレゼンスは前年より下がってしまった感覚があるので、2020 年は 「消費するだけでなく生産する側になる」 ことを胸にアウトプットを出していきたいです。
📝2019年の執筆記事
楽しみながら、メンバーたちに貢献したい。(坂口 諒) 2019年は自分にとって変化の多い年でした。
一番大きな変化としてはマネジメントに関連する仕事が増えたことです。これまでもゼロではなかったにしろ、8割〜9割ほどを実際に手を動かしてプロダクトを作るということをしてきました。2019年前半はそれこそWantedlyに入社してから一番といっても過言ではないほど密度高くコードを書き一つの機能を完成させました。
打って変わって後半では6割程度を、終盤では7-8割程をグロースチームのマネジメントに費やすようになりました。チームメンバーがうまく機能するように、快適に仕事ができるようにするにはどうすればいいかを考えることに時間を多く使った気がします(最初からうまくは行かないんですが…)。
そんなマネジメントニュービーが2019年の後半に、サービスの登録率を向上させる機能開発のマネジメント(とその一部の実装)を担当しました。良いことも悪いことも多くありましたが、ふたを開けてみれば過去を大きく上回る数値の成果を出すことができたので、一緒にやってくれたメンバーにはとても感謝しています。
今までほとんどやったことない仕事で悩むことも多く、挫けそうなときも多くありますが 目の前にあることに取り組んでそれを楽しむことができるのが自分の最大の強み だと思っているので、2020年は再現性高く成果を出すことのできるチームづくりができる人間になっていこうと思います。
📝2019年の執筆記事
伸び代は無限大。正のサイクルをまわせ。(要 徳幸) 私は6月にJoinしました。Wantedly Peopleは3月にリニューアルリリースされ、リーンの仮説検証サイクル「構築 → 計測 → 学習」でいえば「構築」が終えていたタイミングでした。 このサイクルの「計測 → 学習」を止めないように、チームと個々のスキルをどう底上げしていくか考える日々でした。
エンジニアである自分たちが自律的にどうサービスを良くしてくのか、「学習」の積み重ねが必要になり、私個人ではなくチームとして取り組める体制・環境になったと思います。まだスタート地点にたっただけで、伸びしろは無限大にあります。
2020年は事業成長をドライブできるよう、 ユーザーに価値あるものを提供する思考を基盤としたチーム体制を強化するために、仮説検証サイクルをまわし圧倒的成長につなげます。
解像度高くユーザーに寄り添う。(樫原 翔太) 2019年は3月にアプリのリニューアルを行いました。iOSチームは頼もしいメンバーが次々とジョインして計4人体制となり Tribe 内でも大所帯 Squad のようです。人がいるって良い。
業務は Wantedly People ユーザが企業からのスカウトを受け取れる People スカウト機能のリリース、Google ログイン機能のリリースなど機能開発をメインに活動することが多かったです。
また2019年後半に入ってからはグロースフェーズに入り、仮説を裏付けるための数値出しや施策の分析などを行うことも増えてきてよりサービスの価値というものに目を向ける機会が多くなったと感じるようになりました。ユーザが Wantedly People を使ってくれている理由はなんなのか、コア・バリューが伝わっているのだろうか、離脱してしまったユーザのツボは一体どこだったのか。 数値の上から見える現実世界の解像度を高めたい という思いが募る日々です。
2020年、まだまだやってないことを一つずつ着実に積んでいき、結果を作りましょう!