今回のバリューアワード「Be a Team」と事前にとったアンケート、「Be a Teamが体現されているVISKはどんな状態だと思うか?」という質問から、今回はPON、後藤(N)、梅木、前田の4人で話をしてみました!
心理的安全性=「楽な環境」ではない
前田:
「では、みなさんよろしくお願いします!」
PON:
「今日、楽しみにしてました!
僕は、理想のチームを考えるときに『心理的安全性』っていいうのがすごく大事だと思ってるんですよね。
ここで言う心理的安全性っていうのは、『のびのび仕事ができる』とか、『ストレスなくいれる状態』ではなくて。
『これって良くないんじゃない?』『もっとこうした方がいいんじゃない?』と意見交換できる状態。思っていることを言い合える状態ですね。」
前田:
「なるほど。」
PON:
「これが大事で、チームとして前提な気がするんですよね。これがないとチームとしてスタートラインに立っていないというか。」
後藤(N):
「僕もそう思います。そのままアンケートに書いてますしね(笑)」
PON:
「ほんまや!笑」
メンバー同士がお互いに良い批評家になれる状態。ちゃんと言い合える環境が心理的安全性なんじゃないかなと思っています。
PON:
「梅木さんはどう思います?」
梅木:
「僕はね、心理的安全性を作ることは手段の一つなんかな、というイメージです。」
PON:
「ほ〜詳しく聞かせてください!」
梅木:
「チームとして一番大事なのは、やっぱり決められたゴールに向かうこと。
心理的安全性をつくるのも、率直に話せるようにするのも、結局はゴールを達成するための手段の一つなんじゃないかなと思ってるんですよね。
だから、どんなやり方でもゴール決められたらいいという前提があるんですよね。」
PON:
「なるほど、そうなんですね…!」
ゴールに向かうためなら、最適解を選べばいい
後藤(N):
「梅木さんって『ブルーロック』読んでますよね。
どんな方法でもいいから、ゴールしたやつが偉い、みたいな。(笑)」
梅木:
「はい、僕『ブルーロック』好きなんですけど。(笑)
読んでいて、今まで自分の中でうまく言語化できていなかったものが、『これかもしれない』とピンときた感覚があって。だから『ブルーロック』が好きなのかもしれません。
結局、ゴールを決めたなら、そこに向かうために何をするのが一番いいのかを考えることが大事だと思うんですよね。」
PON:
「『ゴールに対する執念』というところで、共感できる部分があるんですかね。」
梅木:
「そうですね。
もちろん、自分勝手に動けばいいという話ではないですし、誰かを押さえつけたり、怒鳴りつけたりして進めるのも違うと思っています。
自分がゴールを決めたいなら、ゴールを決めさせてくれる周りとの関係性も大事なんですよ。
一人で突破することが最適な場面もあれば、仲間と連携した方がゴールに近づける場面もある。
だから、どうすればゴールにたどり着けるのか、そのときの最適解を考えることが大事だと思います。」
ゴールの見方が違うからこそ、バランスが取れる
PON:
「ここは、僕と梅木さんで少し時間軸というか、ゴール設定が違うのかもしれないですね。
梅木さんは、今のプロジェクトのゴールを達成するためにどうするかを考えている。
一方で僕は、もう少し長い目で見ていて、『5年後にどんなチームになっていたいか』みたいなところから考えているんですよね。
目の前のゴールにしっかり向き合う人も必要だし、長期的な視点でチームを見る人も必要だと思う。
いろんな考え方の人がいるからこそ、僕と梅木さんでバランスが取れているのかもしれません。」
全員が同じチームである必要はある?
PON:
「それでいうと、チームごとに思想やスタイルが違っていてもいいんじゃないかなと思ってるんですよ。
僕のチームのやり方には合わへんけど、梅木さんのチームには共感できるとか。」
前田:
「うんうん。」
PON:
「もちろん、会社として目指す方向に合わせていくことは必要なんですけど、その中で、いろんな人がいろんなチームを選べる方が面白いんじゃないかなと思うんですよね。」
リーダーも「分からない」と言えるチームへ
後藤(N):
「僕はどちらかというと、PONさん寄りの考え方なんですけど、梅木さんの話はすごく面白いなと思いますね。
心理的安全性の話でいうと、僕はリーダーが『分からない』と言えることもすごく大事だと思ってるんです。
前までは、リーダーが『分からない』『助けてくれ』って言わない方がいいのかなと思っていたんですけど。」
前田:
「そうだったんですね。」
後藤(N):
「でも、無理なもんは無理でした(笑)。
全部を一人で抱えるのではなく、『ここは分からないから助けてほしい』と言う。
そして、周りもそれを言っていいと思える。
僕の場合は、そういう関係を周りのメンバーがつくってくれましたね。」
「とりあえず言うことを聞け」では、チームは続かない
後藤(N):
「僕は、『とりあえず俺の言うこと聞いとけ』というやり方は好きじゃないんですよ。
だから、できるだけメンバーの意見は聞きたいと思っています。
ただ、意見を聞いているうちに、いつの間にか相手のわがままを聞いている人みたいになってしまうこともあって(笑)。
そこは難しいですね。」
梅木:
「結局、言い方ですよね。
自分がやりたいことがあったとしても、一方的に押し通すのではなくて、お互いが気持ちよく進められる方法をチームで考える。言い方次第な気がします。」
後藤(N):
「梅木さん、そこがうまいんですよね〜。」
PON:
「僕自身、『いいリーダーに出会ったな』と思ったことが何回かあるんです。
そのときはずっと、『自分の意見を聞いてもらえた』と感じていたんですよね。
後から考えると、『あの人のやりたいことに、僕がうまいことやり込められていたのかもしれないな』と思うこともあるんですけど(笑)。
でも、自分の意見をちゃんと聞いてもらえて、そのうえで納得して進めているなら、それでもいいのかもしれない。」
演出も大事なのかもしれない
PON:
「チームメンバーに対して、演出として意識していることとかありますか?」
後藤(N):
「メンバーと仲良くすることじゃないですかね。(笑)
演出って言ったらあれなんですけど、仲良くしておいたら言いやすいこともあるし、言うことを聞いてくれることもある。普段から関係性をつくっておくということです。」
PON:
「なるほどね〜。」
後藤(N):
「結果を出すことはもちろん大切ですけど、自分自身も楽しみながら前に進めているのか。
そこは大事だと思います。」
「誰かのため」ではなく、自分がやりたいからやる
後藤(N):
「僕は結構、自分ベースなんですよね。
自分が楽しい。自分が成長できる。
その上で、関わる人も楽しくなったり、成長できたりしたらいいなと思っています。
誰かのために自分を犠牲にするとかできないです。(笑)
一見、チームのために見える行動も、自分が目指すゴールに向かうための選択なんですよね。」
PON:
「いや〜、梅木さんかっこいいですね。
今日は、リーダーをしている人が集まってますけど、前田さんはどうなんですか?」
「この人がいるから大丈夫」と思ってもらえること
前田:
「私自身、保育士をしていた頃に意識していたのは、横並びの関係です。
『リーダーだから教える』というよりも、みんなと同じ方向を向いて並走するイメージの方が、自分には合っていました。
何か問題が起きたときも、一方的に教えるのではなく、『じゃあ、どうする?』と一緒に考える。
そして、チームとして決めた狙いや目的に向かって、一緒に進んでいく。
私の中では、戦友みたいなイメージです。」
PON:
「なるほど。」
前田:
「ただ、普段は横並びで一緒に考え、一緒に走るけど、『何かあったときには、責任は私が取るからね』という姿勢は見せるようにしてましたね。
『この人がいるから大丈夫』という安心感。
でも、みんなで日頃から話し合って、目的や方向性をすり合わせながら進めているので、実際にはそれほど責任を取らなければいけないような大きな問題は起こらなかったなと思います。」
上下ではなく、「前後」の関係
PON:
「僕もわかる部分がありますね。
チームの中での上下関係があんまり好きじゃないんですよ。
その理由を考えていたんですけど、学生時代のアルバイト先で出会った先輩の言葉で、
『上下じゃない。前後や』って。」
後藤(N):
「前後ですか。」
PON:
「そう、当時は20代そこそこだったんですけど、その言葉がすごく印象に残っていて。
僕自身、今は取りまとめ役のような立場になることもありますが、それも『上にいる』ということではなくて、VISKという集団の中で、たまたま前の方にいるだけだと思っています。
プロジェクトチームも同じですよね。
リーダーとして前に立って引っ張る人がいる。
でも、前にいる人だけではチームは進めない。
後ろから全体を見て、方向性を確認してくれる人もいるし、前に進むために必要なことを支えてくれる人もいる。」
自分は「前に立つ」より、後ろから支えたい
後藤(N):
「僕は、その『前後』でいうと、自分が前にいるイメージはあまりないんですよね。
どちらかというと、後ろから支えたいタイプです。
みんなが頑張って走っていて、無理そうなところがあれば自分が回収する、みたいな。
今のプロジェクトも、まさにそんな感じです。
みんなが開発をどんどん進めてくれて、僕はテストをしたり、お客さんと話したり、『ここが壊れていますね』と確認したりしながら、チーム全体がうまく進むように支えている。
これが正しいかどうかは分からないですけど、チームとしてうまく回るなら、それでいいかなと思っています。」
PON:
「そのあたりは梅木さんと少し似ていますよね。
『うまくいくなら、そのための最適な方法を選べばいい』という。」
後藤(N):
「そうですね。
ただ、僕が意識しているのは、特定の誰かに依存しすぎないことです。
でも、誰かがいなくなった瞬間にチームが崩れてしまう状態は避けたい。
だから、誰か一人に頼り切るのではなく、チーム全体が自分たちで走れる状態をつくりたいと思っています。
最終的には、全員が自律して走れるチームが理想ですね。」
チームによって、理想の形は違う
PON:
「結局、『どんなチームが理想か』というのは、そこにいる人によってかなり変わりそうですよね。
僕たちは心理的安全性が大事だという話をしていますけど、例えば『そんなことより、とにかく厳しく引っ張ってほしい』という人たちが集まっていたら、同じ考え方を当てはめる必要はないかもしれない。」
後藤(N):
「そうだと思います。」
PON:
「心理的安全性が大事な人もいるし、自分の役割をしっかり果たしたい人もいる。
だから、『いいチームとは何か?』の結論としては、虹人さんアレですよね…『人による』(笑)」
一同:
(笑)
PON:
「僕と虹人さんが好きで聞いてるラジオでは、だいたいつまらん結論に至るっていう流れがあるんですよ。(笑)」
後藤(N):
「そうそう。人による。(笑)
チームによって求めるものは違うからこそ、コミュニケーションを取りながら、うまくやっていくしかない。」
PON:
「結局、チームメンバーが何を求めているのか。
どんな価値観を持っているのか。
そういうことを普段から交換しておいて、『じゃあ、この4人ならこういうチームでいこう』『この8人ならこういうやり方でいこう』と決めていく。
それが大事なんでしょうね。」
梅木:
「結局、コミュニケーション大事ですね(笑)。」
柔軟であることと、ルールがないことは違う
後藤(N):
「人によるとは思うんですけど、それによって会社として統一感がまったくなくなるのは、僕はあまり好きじゃないんですよね。
『最低限、これは共通のルールとして守ろう』というものは、ある程度用意しておいた方がいいと思います。」
梅木:
「ルールを厳しい状態から緩めるのは簡単だと思うんですよね。
でも、一度完全に自由にしてしまったものに、後からルールを追加するのはすごく大変ですよね。」
PON:
「確かに。
だから、メンバーによって柔軟にチームの形を変えていくことは大事。
でも一方で、ある程度の統一感を持つための仕組みや規範も必要なのかもしれないですね。
学校で同じユニフォームを着ているだけで、一体感が生まれるみたいな、ありますよね。」
揺らがないものは、Mission・Vision・Value
前田:
「人によって違うけれど、揺らがないものはMission、Vision、Valueですよね。
どんな状態であっても、みんなが目指すべきもの。
だから、最終的にはそこに戻ってくるのかもしれないですね。」
PON:
「そうですね。だったら……。
『Plus 1%』のTシャツ作って、みんなで着るしかないですね!(笑)」