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「人を動かす」メディアを創る、バリーズが持つ2つの武器とは?

海外旅行に特化したコミュニティメディア「TabiMUSE(タビミューズ)」を軸に事業展開しているバリーズ。今回は業界での競合との違いについて、CEO野々村 菜美(ののむら・なみ)さんにお話をお伺いしました。

旅行者こそが、最良のコンテンツを発信できる

ーーバリーズはメディアのイメージが強いのですが、業界内での立ち位置を教えてください

元々、『TabiMUSE』というメディア事業から始まっている会社なのですが、初めの頃はよくキュレーションメディアの1つとして認識されがちでした。実際は『TabiMUSE』は、UGC(ユーザー投稿型)。簡単にいうと「消費者によって生成されるコンテンツによって運営しているメディア」なんです。UGCの代表例でもある『cookpad』や『@cosme』、『YouTube』などをイメージするとわかりやすいかもしれません。この「消費者」に該当するのが、厳選された旅の達人である『MUSE(ミューズ)』であり、彼女たちが自身の旅行体験を綴り、発信する海外旅行専門のメディアこそが『TabiMUSE』になります。他のメディアさんと少し異なるのが、魅力溢れる『MUSE』の存在と、その旅スタイルに共感する読者さんが作り出す熱量の高い「コミュニティ」の2つですかね。

ーー詳しく教えてください

はい。他のメディアさんのコンテンツの多くは、編集部が制作する記事、いわゆる「編集部記事」を載せています。しかし『TabiMUSE』はあくまで、旅行者である『MUSE』自身の旅体験を元にした情報を発信しているんです。なので、『MUSE』の選定には一切妥協をしていません。SNSのフォロワー数だけではない、それぞれの独自の世界観の作り方も選定基準に入ってくる。いかに旅に対して自分なりのこだわりを持っているか、発信する事だけが目的になっていないか。そうして選ばれた『MUSE』だからこそ、読者たちを魅了できる。旅体験を通して人生を変えてきた『MUSE』だからこそ、熱量の高いファンコミュニティを作り出せるんです。

ーーメディアとしての強みは何でしょうか?

クライアントさんにもご評価頂いているのですが、ただのメディアではなく、「人を動かす」メディアだということですかね。正直、他のメディアさんに比べるとPVやUUが劣る一面もあります。しかし『TabiMUSE』の読者さんはとにかく熱量が高く、何かこちらからアクションをした時の反応率がとても高いんですよね。顕著に現れている例だとイベントでしょうか。ただメディアを見るという「読者」ではなく、「同じ趣味の人と繋がりたい」や、「旅の楽しみ方、人生の楽しみ方を学びたい」といったニーズを持つコミュニティだからこそ、100人規模のイベントもすぐに満席になります。

ーー伸び代はどの部分にありますか?

今は、新型コロナウイルスの影響で旅行業界全体的に暗い雰囲気が立ち込めていますが、バリーズとしては「次回の旅に対してポジティブな気持ちを持とう!」というコンセプトで『#MyNextTrip2020プロジェクト』を始めました。

https://www.wantedly.com/companies/valise/post_articles/223961

これをtoB向けにも発信をしているのですが、旅に対して真剣に向き合う姿勢や、中長期的に実現したいビジョンへの行動が評価され、新規のお問い合わせが増えている状態です。ただの女子旅メディアではなく、旅する女性達を増やして輝かせることにフォーカスしている私たちだからこそ、出来ることはまだまだたくさんあるんですよね。引き続き、旅行業界に向けては『MUSE』と「コミュニティ」を武器に、ただのメディアとしてではなく幅広く取り組めるような仕掛け作りをする予定です。

人生を変えるきっかけになるメディア

ーーユーザーはバリーズに何を求めていると思いますか?

旅を軸に色々な人と繋がりたい、学びたい、自分の人生を豊かにしたい。それを叶えてくれる場の1つとして、バリーズが提供するモノが求められているんだと思います。読者さんの年齢層は20代後半から30代前半の方が中心になっています。私生活があって、仕事があって…。そんな中でも何をきっかけにして、どう自分の人生を豊かにしていくかを考えている。そういった人たちが再び輝ける原点として『TabiMUSE』はとても価値のあるメディアだと思うんです。

ーー実際にサービスを利用しているユーザーからはどんな反応がありますか?

メディアを通して、イベントやツアーに参加して頂いた方たちからは、嬉しいことに私の予想以上に良い反応をもらえています。「ツアーに参加してから、写真と旅がどんどん好きになった」や、「イベントに参加して共通の趣味を持つ親友ができて毎日が楽しい!」など。中には、「人生が変わった」とまで言って頂ける方もいるんです。そういったユーザーたちの反応を見てきて感じたのが、「自分の好きなもの」がある人ってすごく少ないんだろうなぁということでした。輝いている『MUSE』の子たちには、それぞれ明確に好きなものがあって、自分独自の理由を持っている。そこにユーザーからの憧れが生まれていきます。でもそれは、決して憧れで終わるものではないんですよ。『MUSE』がそれを証明してくれているから。彼女たちはユーザーと同様「ライフスタイルを変えたい」、「人生を豊かにしたい」という想いから、自らアクションを起こしてきた人たち。そんな彼女たちと触れ合うことでユーザーは、発見や気づき、共感や学びを自分なりに咀嚼して前向きに進んでいくことが出来るんですよね。

ーーユーザーの心を動かすために工夫していることはありますか?

イベントもツアーもそうなんですけど、いかに「ときめく瞬間を」詰め込むかは大事だと思っています。もちろん、人によってときめく瞬間って異なりますよね。例えば「憧れのMUSEに会えた」や「趣味の合う子を見つけた」という出会いだったり、「あ、こんな生き方の人がいるんだ」や「自分にも出来るんだ」という発見だったり。バリーズとしては、それが得られるような企画を用意したり、コンテンツを作ったりすることで、関わって頂いたユーザーには何かしらお土産を持って帰れるようにしています。現在は、新型コロナウイルスの影響でイベントが実施出来ないので、インスタライブで毎週情報を発信しています。実際に、それを楽しみにしてくれている方たちが多くいて、先日は3000名程度の方にご視聴いただけました。

こういう時だからこそ率先して、次に旅行に行くのが楽しみになるような、ポジティブな発信を続けていきたいと思っています!

終わりに

日々、新型コロナウイルスの状況が刻々と変化する中で旅を諦めた人も多いと思います。悲しいのは、「旅を発信すること」さえ窮屈な雰囲気になっていること。当社としては、できるだけ多くの方に「次回の旅に対してポジティブな気持ちを持ってもらいたい」という想いで、今我々にできることが何なのかを、日々チーム全員で考えています。バリーズでは、この状況が収束し旅需要が復活した先に、より魅力的な旅体験を提供していくためのコアメンバーを募集しています。ぜひ一度会社についてお話しさせてください。ご応募お待ちしております!

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