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イベントレポート「PR会社で、会社員とフリーランスのいいとこ取りの働き方」前編

本記事は「PR会社で、会社員とフリーランスいいとこの取りの働き方」というテーマで、株式会社ベンチャー広報の代表取締役・野澤直人さんと、シニアPRコンサルタント・高橋和輝さんをお招きして、株式会社ベンチャー広報の働き方・魅力についてお話いただいた採用イベントのイベントレポートです。

ベンチャー広報は、その名の通りベンチャー企業・スタートアップに特化した広報・PRをしているという特徴があります。また、他のPR会社では見られない「フリーランスのように場所と時間にとらわれずに働けて、正社員のように安定した収入を得られる」といった特長もあります。ベンチャー広報では、実際にどのような働き方をされているのかお伺いしながら、「会社員とフリーランスのいいとこ取り」について深堀りしていきます。

ゲスト

・株式会社ベンチャー広報 代表取締役・野澤直人(以下、野澤)

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100〜140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。2014年より名証ネクスト上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。

・株式会社ベンチャー広報 シニアPRコンサルタント・高橋和輝(以下、高橋)

国立大学卒業後、マーケティング領域のコンサルティング会社を経てベンチャー広報に入社。現在は、介護業界やIT業界など、BtoB/BtoC問わず様々な業界のPRを担当。さらに、地方企業のPRにも携わり、全国メディアでの露出実績を多数持つ。

モデレーター

・株式会社ガイアックス 人事支援チーム 荻野祐里香(以下、荻野)

イベント開催日時:2023年1月19日(木)オンラインにて実施

株式会社ベンチャー広報とは?

荻野:まずは株式会社ベンチャー広報についてかんたんに説明をお願いします。

野澤:弊社はいわゆるPR代理店です。有名なPR会社でいうとベクトル、プラップジャパン、サニーサイドアップが挙げられます。一般的なPR会社は大企業をクライアントに持っていますが、ベンチャー広報ではIPOを目指しているスタートアップやベンチャー企業をターゲットとしています。


提供しているサービスはいろいろありますが、メインは広報の業務代行であるリテナー契約です。クライアントの広報・PRについて戦略策定から実行までを一貫して代行しています。


弊社の特徴としてはクライアントの業種業態が多岐に渡ることです。BtoCのクライアントもいれば、BtoBのクライアントもいます。他にも価格の面でいえば一般的な広報・PRの会社は月額100万円の1年契約が多いですが、弊社の場合は約45万円の6ヵ月契約で請け負っています。

会社員とフリーランスのいいとこ取りができる会社


荻野:ベンチャー広報では働き方の面でも特徴があると伺いました。ベンチャー広報の働く環境について教えてください。

野澤:ひとことでいうと「フリーランスと会社員のいいとこ取りができる会社」です。このコンセプトは自分がもし働くならこんな会社で働きたいと思って作りました。「フリーランスと会社員のいいとこ取り」を具体的に説明すると、弊社には出社の義務がなく、出社時間と退社時間も決まっていません。

独身の社員、結婚している社員、子どもがいる社員など様々なライフステージの社員がいるので、それぞれの環境に合わせて働く場所や時間を選べる点はメリットかなと思います。


荻野:他にもベンチャー広報で働くメリットはありますか。

野澤:雇用が安定している点もメリットだと思います。フリーランスは自由に働けますがデメリットとしていろんなリスクがありますよね。代表的なのは雇用のリスク。仕事があるときとないときで収入が不安定になりがちです。

弊社は原則社員雇用で運営しているので、雇用のリスクを考える必要がありません。さらに弊社は上場企業のグループ会社であるため、福利厚生もしっかりしています。

もうひとつのメリットとして営業活動をしなくてよいことが挙げられます。広報・PRの仕事をフリーランスですると、営業して仕事を取ってこなくてはなりません。弊社では営業して仕事を取ることはPRコンサルタントの業務に含まれていないので、お客様へのサービス提供・コンサルティングに集中することができます。

荻野:評価・報酬制度についてもフリーランスと会社員のいいとこ取りになっていると伺いました。どのような仕組みになっているのでしょうか。

野澤:かんたんにいうと成果を出せば出すほど給料が上がる仕組みになっています。具体的にはクライアントを何社担当したかによって、給料の金額が決定されます。各々のライフステージに合わせてクライアント数を変更できる。これは結構大きなポイントだと思います。

スタートアップのPR・広報をする魅力

荻野:お二人が考えるスタートアップを支援するからこそのやりがいや魅力を教えてください。

高橋:大企業のクライアントだと広報・PRのパートナーではなく、あくまで下請け・代行業のような関係性で終わることが多いです。しかし、クライアントがスタートアップの場合は、その企業の社員のような形で関わることができます。

スタートアップは認知度がまったくない状態から新サービスの認知を広めなければなりません。そのため、経営層の人たちとどのようにすればメディア露出を実現できるかを一緒に計画立てて実行していきます。このようにクライアントと密接に関わることができる点に魅力を感じています。

野澤:スタートアップは広報・PRをうまくやれば会社の著しい成長に繋がるんです。その例としてBASE FOODという完全栄養食を販売しているベンチャー企業があります。

この会社とは創業当初から関わらせていただいているのですが、それが今では上場して時価総額が200億円にまで成長しているんですよ。

クライアントの成長に携わることができる点がベンチャー広報でPR・広報をするやりがいであり、魅力だと考えています。

ベンチャー広報での働き方

荻野:先ほど野澤さんから「ベンチャー広報は会社員とフリーランスのいいとこ取りの働き方ができる」と伺いました。高橋さんは実際にどんな働き方をしているのでしょうか。

高橋:ぼくの場合は日によって働き始める時間が違います。8時から働くこともあれば、ゆっくりしたいときは10時すぎから働くこともあります。始める時間をいちいち誰かに報告する必要がないのもいいなと思っていて。すべてのスタッフが自律的に働いています。

野澤:働く時間についてはすべてお任せしているので、いちいち口出しすることはありません。ただ、「残業と休日の労働だけは絶対にやめてね」と日頃から厳しく言っています。ぼくの考えとしては、きちんとアウトプットできるなら1日4時間労働でもいいと思っていて。

働く時間が短くてもクライアントにいいサービスを提供して満足させることができるなら、絶対にそっちのほうが優秀じゃないですか。自律して主体的に動ける人にとってはマッチする会社だと思います。

荻野:高橋さんが働いていていいなと思う点はどんなところでしょうか。

高橋:一人ひとりに仕事の裁量が与えられている点と、給与設計が明確である点ですね。会社に対して「稼ぎたいからたくさんのクライアントを担当させてください」と伝えれば、きちんと反映されます。3ヵ月に1回野澤と面談する機会があるので、そのときにいろいろと伝えています(笑)

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