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企業の成長に携わるPRのプロフェッショナルに。社員インタビューVol.2

激務のイメージが大きいPR代理店。特に企業広報からPR代理店への転身には迷いもあったのではないでしょうか。しかしベンチャー広報には多くの企業広報出身メンバーが活躍しています。転職活動中や入社後、どう感じていたのかを社内の企業広報出身マネージャーに話をききました!

事業会社からベンチャー広報に。時短勤務でも成果さえ出せれば問題なし

ーーこれまでの経歴をかんたんに教えてください。

新卒で人材系ベンチャーに入社して営業からキャリアをスタートさせました。私は飽き性な性格なので、個人向け・法人向け営業だけでなく事業開発など、いろいろなことにチャレンジしました。PR担当としてキャリアチェンジしてから現在までの10年弱、PRの仕事をしています。

ーーいろいろなことにチャレンジした結果、現在はPRを極めていきたいのですね。

PRを極めたいというよりは、ベンチャー・スタートアップ業界で仕事がしたいという気持ちのほうが大きいです。PRの仕事をしているのは私が持っているスキルの中で、最も価値を提供できるのがPRの仕事だったからです。

ーーベンチャー広報に転職したきっかけを教えてください。

子どもを持ちながらも一定の裁量がありやワクワクする仕事をしたかったんです。出社が前提の前職では全体会議がちょっと押すとダッシュでお迎えに行ったりなど、なかなかそのイメージが持てませんでした。

ーーお子さんが小学校に入るタイミングでもあったとお伺いしました。

そうですね。子どもが小学校に入るタイミングだったので、10時〜16時の時短で働けるというのも魅力的でした。ベンチャー広報は10時〜16時の時短勤務でも同じ成果を出していれば評価や報酬が変わらないんです。

入社前は「時短で裁量を持たせてもらいながら働けるなんて本当かな?」と懐疑的でしたが、本当に実現できたので、入社前とのギャップのなさにいい意味でびっくりしました。

入社の前と後でギャップのない会社

ーー入社の前と後でギャップがないのは驚きです。

ギャップがないからこそ弊社は定着率がいいです。働き方の面でベンチャー広報を経験してしまうと、なかなか他社には行きづらいかもしれないと思う程度には働きやすい環境です。

ーー社内ミーティングも少ないとお伺いしました。

弊社には「クライアントの価値提供につながらない社内ミーティングは減らす」という方針があります。そのため全社会議は月に1回オンラインで行い、それ以外はメディア分析のための勉強会やチームミーティングをする程度です。無駄を極限まで省きつつも、チームとして動くためのコミュニケーションはきちんととっています。

ーー過去に担当されたPR事例を教えてください。

私の担当ではありませんが、ベースフードさんは私がイメージしていたスタートアップにとても近かったので、本当にこんな会社とお付き合いがあるのだなと思いました。

”ベースフードは2016年設立のフードテックベンチャー。完全栄養の主食であるBASE FOODシリーズを開発し、オンラインショップを中心にコンビニやドラッグストアでも販売をしている。ベンチャー広報では、2017年2月に最初の商品である「BASE PASTA」を発売する際、メディア向けの試食会を開催した時から、いまも継続して広報を支援している。”https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/ONB/22/v_pr0322/

その他にも私がベンチャー広報に入社してはじめて担当したのは、不動産向けのSaaSをしている会社です。これまで人材系にいて不動産業界やSaaSと無関係だった私に仕事を任せていただいて。本当に経験・未経験関係なく仕事を任せてもらえるんだと驚きましたね。周囲に相談しつつ成果も出せてほっとしたことをよく覚えています。

ーークライアントはどうやって決まるのですか。

弊社に所属しているPRコンサルタントは、常に1人あたり3,4社のクライアントを受け持っています。基本的には全社でリソースが埋まっていることが多いです。そのため、リソースの空いた人から順番に仕事を受けてもらうようにしています。それもあって人材出身の私が不動産を担当したわけです。もちろんチームのバックアップはあります。

それから、一定の数を受け持っている状態で次の仕事をお願いする場合には、PRコンサルタントの意思や向き不向きを強めに考慮したりはしますね。そのほうが既存のクライアントと相性が良くなり、よい結果に結びつくので。

ベンチャー・スタートアップの成長を感じながら働ける

ーー事業会社でのPRとベンチャー広報でのPRにはどんな違いがありますか。

事業会社でのPR担当は広報職のみだけでなく、マーケティングや総務など別の業務と兼業していることが多いです。一方でベンチャー広報はクライアントからPRのプロフェッショナルとして仕事をいただいているのでPRの成果のみでコミットするプレッシャーがあります。

ベンチャー広報のクライアントは、限られた資金でやりくりする必要が大手よりもあるベンチャー・スタートアップ企業です。そのため「月3,000円のサービスを売っているクライアントから約50万円ものお金をいただいて仕事を任されているんだ」というプレッシャーは常に感じておく必要があると思っています。

でも、成果をお返しできたときの喜びはひとしおですよ!それまで1件の報道も取っていらっしゃらなかったお客様にいい報道をアシストできたときは本当にやりがいを感じます。

ーーBtoB向けのPRとBtoC向けのPRの両方ができるとお伺いしました。

はい。PRの仕事はBtoBかBtoCかだけではなく、有形か無形かという4つのセグメントの掛け算の要素があります。

ここで重要なのが、有形か無形かでもPRする方法がそれぞれ違うものになるという点です。もしPRのプロフェッショナルを目指したいのであれば、早めに4つ経験しておくといいと思います。

ベンチャー広報では様々な業界の仕事を請け負っているので、4つすべてを経験することができますよ。

ーーベンチャー広報だからこそ得られるやりがいにはどんなものがありますか。

やはりベンチャー広報と名乗っているので、ベンチャー・スタートアップの成長に関われることですね。まだ誰も知らない企業のサービスをどう世の中に広めていくかといった部分に関われるのは、ベンチャー・スタートアップのPRをする喜びだと思います。

先ほど過去の事例として挙げたベースフードさんとは創業当初の2016年から関わっていますが、2022年11月に時価総額500億円ほどで上場されました。

ーーそれは介在価値が感じられますね。

そうですね。私たちのPRがベンチャー・スタートアップの成長の一端を担っていると感じられるひとつの代表的なケースです。

他にもベンチャー企業のPRはクライアントとの距離が近いので、大企業では感じにくい「人と人がつながって仕事をしている感」を得られるのもやりがいのひとつだと思います。

ライフスタイルに合わせて仕事量を調整できる

ーー現在の勤務時間は10時〜16時ですか。

いいえ、最近は日により異なります。子どもの保育園送りを終えた8時半にそのまま仕事をはじめるときもあれば、10時頃仕事をはじめることもあります。途中に子どもの習い事の送迎が挟まる日もありますね。社長には「好きな時間に働いていいけど、1日8時間以上は働かないでね。1日3時間働いて最高のアウトプットが出せるならそれでもいいから」と入社したときからずっと言われています。

具体的なルーティンでいうと、まず子どもを学校に送ったあと、8時半にコーヒーを淹れて新聞を読み始めることが多いです。その後に業務を開始して16時半に1度パソコンを閉じてご飯を作り、子どものお迎えに行くことが多いです。子どもが寝たあとに仕事が残っていれば再開するときもありますが、特に何もなければその日はそのまま終了します。

ーー子育てと仕事を両立できるんですね。

私が入社した当初は子どもが小さかったため、「3、4社も受け持つことができませんが、担当した企業は責任を持ってやり抜きます」と言っていました。本当に少ないクライアント数で仕事を割り振ってもらえていたので、ありがたかったなと思います。

自分のライフスタイルに合わせて仕事量を調整することができるというのは、弊社の魅力のひとつだと思いますね。

ーーどんな人と働きたいですか?

プレッシャーを感じながらもそれを楽しみつつ働ける方です。先ほども話したように私たちはリソースの少ないベンチャー企業から50万円ものお金をいただいて仕事を任されています。そのため「お客さまから信頼されて仕事を任されているんだ」とプレッシャーを感じながら自律して働ける、そしてその環境にワクワクできる方人がたぶん弊社には向いていると思います。

あとは担当したクライアントさんに対して愛をもってコミットできる人がいいと思います。「長時間労働はできないけど、自分のPRのスキルを発揮できる場所があるはずだ」と思える人なども弊社には向いているのではないでしょうか。

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